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2019/01/21(月)
【やましたひでこ】 断捨離で一番大変だったモノは
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
1月21日、月曜日。
<旧暦師走十六日>
「大寒」を過ぎて、
これから立春までが寒さの極み。
それでも、フキノトウが土から
顔を出す頃ですね。
食いしん坊の私は、
このフキノトウの天ぷらが大好きで、
石川の故郷で摘みたてを
戴くのが最高のそれ。
この滋味と野趣溢れる食は、
東京の料理店で気取って出されてのは
どうにも似合わないような気がします。
さてさて。
こんな質問を良く
投げかけられることがあります。
今まで断捨離したモノで、
一番、大変だったモノは?
どうやら、断捨離を伝え説く
やましたひでこが、過去にどんなモノを
思い切って捨てたのか?
興味関心が湧くようですね。
けれど、人が何をどう捨てようか、
その人自身の好き勝手な領域。
この質問を発する背景は、
いったい何なのだろうか?と、
質問に答えることより先に、
私はそちらの方を考えてしまうのです。
それは、やはり、捨てることは難しいと
潜在的に思っているからに他ならず、
私自身も、断捨離を重ねれば重ねるほどに、
「捨てるという意識」と「捨てるという行動」の
間にある深い溝を強く感じることはたしかです。
そうですね、「捨てる」ことは、
実は自然な営み。
言い換えるならば、私たちは、
捨てなくては生きていかれないのです。
それは、身体を考えれば分かること。
身体の中に溜まった老廃物を
「排泄=捨てる」という
行為があってこそ、私たちは健康に
生きているだから。
ならば、家という生活空間にあっても、
生活の老廃物を「排出=捨てる」のは
当然な営み。
実際、生活していれば
ゴミが「出る」の当たり前で、
ゴミはあたり前にゴミの日に
「出す」ことをしているはず。
ゴミを捨ててこそ、
健康な生活空間が維持できる。
だとしたら、
捨てられないと悩み戸惑うこと、
捨てることを躊躇して留め置くことは、
本来、家の外に出して捨てるべきゴミたちを、
家の中に溜め込んでいることになるのです。
でも、ここまで書くと、
こんな反論を戴ことになりますね。
「捨てたくても捨てられないモノたちは、
ゴミなんかではありません。
まだまだ、使おうと思えば
使えるモノばかりです。」
もちろん、そうでしょうとも。
けれど、「使おうと思えば使える」モノたちは、
まさに、「使おうと思っていない」モノであり、
「使わなくなった」モノたちなのですね。
そう、私たちは、
この思考の住み分けができない。
「今、使うモノ・使わないモノ」と、
「使おうとは思わなくなったモノ」
「とっくに使わなくなったモノ」とは、
その属性が違うということ。
前者は、「活きたモノたち」、
後者は「活きていないモノたち」。
要するに、後者は、
「活きていないモノ=死んだモノ」、
そうゴミと同じなのです。
でも、これもまた、
このように言い換えなくては
ならないですね。
「活きていないモノ」は、
自分が「活かさなくなったモノ」
「死んだモノ」は、
自分が「死なせたモノ」
ならば、自分が
「死なせているモノたち」、
すなわち、ゴミをどうするか。
それは、もう、自分で責任をとって
始末をつけていかなくてはなりませんよね。
その責任を取らずに、
片づけ収納と称して 家中の至るところに、
「始末の保留グッズ」を突っ込んでいるとしたら、
それは、自分で自分の身体を「ゴミ置き場空間」に
押し込めているも同じこと。
どうぞ、そのオソロシさを
十分に理解して下さいますように。
それでは、今日もごきげんさまにて。
PS
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◎編集後記
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まさに、モノの新陳代謝は
生活の循環ということですね。
しかし、収納は単にしまっているので
循環していない…
ここが大きな違いですね。
吉川広典
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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