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2018/10/18(木)
【やましたひでこ】頭の中には存在していないモノ
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
10月18日、木曜日。
<旧暦長月十日>
第五十一候「蟋蟀在戸」
きりぎりす戸にあり
こおろぎが戸口で鳴く
東京の高層階のマンション暮らしには、
こおろぎの声など聴く機会もないですが。
ここで、お目にかかれる虫は、もしかしてゴキブリ?
いいえ、大丈夫、そんなことはありません、
断捨離空間にはゴキブリは
棲息しえませんからね(の、はず!)
さて、食欲の秋の到来。
ご近所のスーパーには
秋の味覚が所狭しに並んでいます。
けれど、私の場合、
「春眠暁を覚えず」ならぬ、
やたらと眠いばかり。なんと、
睡眠の秋となっております。
おそらく、あの猛暑だった夏場の疲れの蓄積が
今頃になって出ているのかもしれません。
なんと反応の遅いことか、しかも、
今夏の暑さもすでに記憶から遠のいて
思い出せないほどなのに。
そうですね、私たちは忘れるように出来ている。
それが良いの、悪いのか。それとも、
有難いことなのか、困ったことなのか。
まあ、すべてを覚えていたら大変です。
でも、あることさえも忘れてしまった
「忘却グッズ」の堆積を思うと、そして、
頭の中には存在してないそれらグッズで
自分の住まいの至るところが
占拠されていることを思うと、事態は深刻です。
私たちは、自分の視界から消えると
忘れるように出来ている。つまり、
片づけたつもりでしまうということは、
とりもなおさず、忘却グッズの堆積を
助長させることに他ならないですね。
実際、こんな経験はありませんか。
カウンターの上に放置してあった鍵、
しまって片づけたばかりに行方知れずとなる。
あれっ、鍵は何処?と出かけ間際になって
必死に探し回らなくてならない羽目になる。
そうなのです、私たちは、そのモノをしまった行為も、
そのモノの在り処も、そのモノの存在も、
きれいさっぱり忘れるように出来ている。
ならば、「忘れる」という
事実に基づいた対処法が必要ですね。
忘れまい、忘れてはいけないと
頑張るのも結構だけど、
大量のモノの存在や在り処を
覚えているは難しいことだから。
だからこそ、モノを絞り込んで、
たとえ行方不明になったとしても、
発見するのを容易にしておく必要があるのです。
たくさんのモノの中から一つを探し出すのと、
少ないモノの中でそれをするのとでは、
大きな差があるのは明らかだから。
モノ探しの時間と労力の浪費、
それ以上に、伴うイライラや焦りを思うと、
たとえそれが小さなストレスであっても、
慢性的に繰り返していればどんなに
自分が消耗させていくことか。
おわかりですね、断捨離は、
その消耗を軽減していくことも出来るのです。
ところで、この
「覚えておく」「忘れてしまう」
という私たちの癖には、こんな別な特徴も
あるとは思いませんか。
人からされた嫌なことは、いつまでも覚えていて、
人からしてもらった有難いことは、簡単に忘れ。
人にしてあげたことは、決して忘れることなく、
人にしてしまった残念なことは、覚えていることもない。
あれ、すみません、これは私だけの特徴!?
ならば、そう、どうせなら、
すべてを丸ごと忘れてしまうほうが
ずっといいような気がしますが。
あなたはどうでしょう?
さあて、今日のあなたもひとつでも
余計なモノは断捨離して、
探し物のストレスとお別れして下さいね。
どれでは、ごきげんさまにて。
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◎編集後記
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気温もちょうどよく
一年で一番過ごしやすい季節ですね。
この時期といえば、食欲の秋!
夜中に小腹が空いて、
おやつなんかを食べてしまったり
(僕だけでしょうか…)
んーなんで秋って食欲が
増すんでしょう…
こんな話をすると、
なんだかハラヘッタ(*´∀`)
吉川広典
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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