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2018/09/12(水)

【川畑のぶこ】QA:掃除をしない嫁にイライラ

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:掃除をしない嫁にイライラ

同居せざるを得なく
長男、嫁、8才女の子、
主人と私の5人暮らしです。

一つの台所で食事は別々、
大勢の分は作れませんと、
はっきり言います。

嫁は、自分達の料理はします。
掃除、整理、整頓が出来ず、
自分達の部屋は、まるでゴミ箱の様です。

共同のリビング、階段、風呂場を
掃除してと言うと息子が、
掃除をしています。

孫に少しづつ掃除のやり方を教えています。

嫁は、買い物が好きで、
冷蔵庫の中もギッシリで、
台所にも、溢れています。

リビングに二つ机があり、
食事は別々です。息子達の机の上は、
いつも、ゴチャゴチャです。
机も拭かず、私が、拭いてしまいます。

私は片付けや掃除をしない嫁に、
いつもストレスになっています。

なんとかならないものかと毎日、
思ってしまいます。

どうにかならないものでしょうか?

【キクッチ・70代・ホームヘルパー】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

事情があって、二世帯での
生活を始めたけれど、掃除や
片づけに関してお嫁さんと価値観が
合わず、お困りなのですね。

キクッチさんの忍耐が伝わってくる
ご相談内容です。

双方で共同生活を始める同意を
得たからには、互いに手放さなければ
ならないも多いと思います。

恐らくお嫁さんは、本来、
自分たち家族は自分たちだけで
暮らしたい意向だったけれども、
状況的にそれが許されず、
物理的には同じ建物内に住む
けれども、生活はこれまでのように
家庭ごとに別々でという意向で
渋々妥協されたという状況なのでは
ないでしょうか。

いわゆる、シェアハウスのような
感覚で共同生活を始められた
ということでしょうね。

もちろん、これはこれで、
各家庭のスタイルがあり、
互いに合意が取れているのなら
それがその家庭にとっての
正解でしょう。

ただし、共有スペースの使い方に
関してはコミュニケーションが
必要なようですね。

散らかっていても気にならない
人もいれば、いつもすっきり綺麗で
ないと落ち着かない人もいます。

似た価値観であれば衝突は
ないでしょうが、キクッチさんと
息子さんご家族は違うようなので、
そこはいちど少しフォーマルな
場をもって、共同生活のルールを
話しあってみてはいかがでしょうか。

衛生面と安全・安心が保たれる
空間を維持したい、そのための
協力を要請されてみては
いかがでしょうか。

掃除は息子さんがしても、
お嫁さんがしても構わないでしょう。
それぞれのスタイルですので、
「嫁がすべき」という信念が
イライラを生み出しているのであれば、
片づくことがポイントなのであって
嫁にさせることがポイントではない
ことを思い出してください。

この「ねば・べき」信念は
私たちの中に不要な怒りを生み出し、
エネルギーを消耗させてしまいます。

妻が片づけるのが苦手であれば、
夫や子どもが協力しあって乗り越える
方法もありますし、逆もしかりです。

息子さんご家族のお部屋が本当に
ゴミ屋敷のようになっているのであれば、
住人のパーソナリティー以外にも
心理社会的な問題や、精神的または
発達的な問題や障害がそうさせている
可能性もありますので、
「普通は」を持ち出さずに、これは
私たち特有の個別の事例と受け止めて、
丁寧に向き合うことが賢いかも
しれません。

いちど話し合いの場をもって、
自分たちはこのことを問題として
受け止めていること。

そうならざるを得ない背景が
息子さんたちにもあることを理解していること。

この問題を解決するのに、
できることは協力したいと
思っていること、
などを伝え、できることはあるか
尋ねてみるのもよいかも
しれません。

一緒に乗り越えようという姿勢は
思いやりに溢れていますし、
相手も心を開示しやすくなる
でしょう。

相手に精神的なゆとりが生まれると、
空間にもゆとりが生まれるかも
しれません。

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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昨日、バイクで大阪湾の方へ
ナイトツーリングに行きました。

大阪湾の南港の方は
ヨットハーバーなんかあったり
インスタばえする風景があったり
バイク乗りにとっては有名な場所なんです。

しかし、行ってみるとそこは
まだ台風の爪痕がしっかりと残っていました。

大量の土砂と水たまり、
水に浸かった車は放置され
まるでスラム街のように…

元の大阪に戻るには
まだまだ時間がかかりそうです。

吉川広典

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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