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2018/04/11(水)
【川畑のぶこ】QA:仕事が忙しい夫に妻としてできることはありますか?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:仕事が忙しい夫に妻として、
なにかできることはありますか?
いつもいろいろな悩みと
アドバイスを参考にさせていただき
人生の指針にしております。
今日は主人の仕事に関する
相談をさせていただきます。
主人は56歳で結婚して20年になります。
私との結婚前に両親や弟のために建てた
一軒家の住宅資金で貯金を使い果たしていて
結婚式も新婚旅行もなく有給休暇も
年に3日位しか取らずに20年過ぎました。
定年退職した父親と弟は家を建てて
2年も経たないうちに祖父母から
相続した家に引っ越したようで、
義母は一緒に行かず主人と
二人で暮らしている所に同居しました。
翌日から朝は6時半頃出勤して
帰りは夜の10時過ぎる事も多く
ずっと睡眠不足の毎日が続いていました。
転勤もある職場で以前は
5年間単身赴任していて
戻って来てから義母といろいろあったので
別居するようになりました。
以前の一軒家を出て二人で
老後の生活に対応した平屋の家を建てて
2年でまた異動になってしまい
現在はアパートで一人暮らしをしています。
一応管理職ですが宿直や支店廻りも多く
東京を拠点に千葉、埼玉、神奈川を
飛び回っているようです。
10年前は転職も口にしていましたが、
何だかんだで勤続30年を過ぎました。
知り合った頃は筋肉質でしたが
今は痩せてしまいました。
また主人は社員旅行で北海道や沖縄など
何ヶ所か行っていますが夫婦の旅行は
本人が休暇を取らないのでいつも近場で
済ませていて夫婦の旅は老後になってからなのかと
ちょっぴり切ない思いもあります。
住宅ローンもまだ22年あるので
生涯現役で働きたいとは思いますが
年に一回くらいはのんびりと旅行もしたいし、
何より主人の身体が心配です。
会社内には自殺した方や
病気で亡くなられた方も何人かいるようです。
主人は仕事で達成感を得られるタイプだと
思っていますが、妻として何かアドバイスが
ありましたら宜しくお願いします。
【フクロウ・60代・介護師】
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A:
FROM:川畑のぶこ
身を粉にして働くご主人への心配と
フクロウさんご自身、ときには
リラックスした2人の時間を持ちたい
という気持ちがおありなのですね。
これは当然の気持ちでしょう。
ご主人が頑張って働いているのだから、
自分も贅沢せずに我慢するのだと心に決めて
今日この日まで頑張ってきたけれど、
その気持ちが続かなくなってきたのでしょうね。
昨今では働き方改革が耳目を集めていますが、
フクロウさんご自身はご主人の働き方に
対して心配であることを伝えたことはありますか?
もし遠慮して伝えていないのであれば、
敬意と愛情をもって、フクロウさんにとって
ご主人が大切な存在なので、
健康を維持できるような生活にしてほしいと
リクエストすることが良いかと思います。
その際、
「あなたの働き方は間違っている」
と伝えると、否定されたような
気持ちになるでしょうし、
仕事人間でプライドが
高い人であればあるほど逆効果です。
あくまでも
「愛している人が健康を概すことが辛い」
というフクロウさん自身の
フィーリングを伝え、働き方を
改善してほしいことを伝えます。
その際、具体的に伝えた方が良いです。
たとえば残業の時間を夜7時や8時くらいにして
睡眠時間をきちんと確保してほしいとか
週休2日だけではなく、年に2~3回は
有給も使ってたまにはのんびりする日を
作ってほしいとかといった具合です。
さらに、ご主人の健康面の心配のみならず、
フクロウさん自身、ご主人とゆったりとした
2人きりの時間が欲しいと思っており、
フクロウさんにとって
大切な時間であることを伝えます。
ですので、一緒の時間を
作って欲しいと伝えます。
北海道や沖縄に出かけていると
うらやましいと思うこと、
自分も一緒に旅行に出かけたいと
思っていることなどを
(一緒に行きたいば所があれば具体的に)
伝え、リクエストしてみます。
これまでフクロウさんがそのことについて
何も伝えてこなかったのであれば、ご主人は
もしかしたらフクロウさんがそのようなニーズを
持っていると認識していないかもしれません。
ですので、ご自身のニーズを
明確に伝えてみることをお勧めします。
経済的な問題は、住宅ローンが発生するために
休む暇なく働かなくてはならなくなっている場合、
その家に今後もずっと住み続けるメリット・デメリットを
振り返り、生活の縮小ができないか再考してみるのも
大事かもしれません。
現状を維持するには
そのような働き方以外ないと考えて
いるかもしれませんが、
本当に現状を維持しなければ
生活や人生は成り立たないのか、
2~3人で住むのに本当にその家でなければ
ならないのか。命や健康を天秤にかけた時、
なにが優先されるべきかを再度
話し合ってみることも大事ではないでしょうか。
家を買った時点ではそれが
その時点でのベストであったことと思います。
ところが、年を経た今、この時点でそれは本当に
ベストなのかを振り返ります。
私たちは「だっていままでがそうだったから」と
現状を維持しようとする傾向があります。
面倒くさがりなのですね。
でもこれを放っておくと、
あとで苦しい思いをすることもありますから
その苦しさを受け入れる準備があるのか、
変化を起こした方がよいのか、どちらも
エネルギーを要することですから、
より健全な今と未来のために勇気をもって
選択をしてみることをお勧めします。
頑張ってください!
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– 川畑のぶこ
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こちらから。
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◎編集後記
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4/8に僕の母の実家(島根県大田市)で
震度M6の大地震があったようです。
その日のニュースで知りあわてて
母の実家に、安否確認の電話を
入れたところ…テレビが倒れたり、
額が落ちてガラスが割れた程度で
大した被害はなかったようですが、
停電、断水などが続いている
地域もあるようです。
被害あわれた方に、
心よりお見舞い申し上げます。
吉川広典
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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