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2017/02/15(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]娘との接し方に悩んでいます。
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:娘との接し方に悩んでいます。
子どもは上から17歳(長男)、
13歳(次男)、8歳(長女)です。
長男は自宅に引きこもっております。
長男もそうだった気がしますが、
長女も私との密な時間を求めてきます。
ただ、私は自分の子どもにも関わらず、
子どもと遊ぶのが苦痛で、1人で遊んで
欲しいと思ってしまいます。
近くに住んでいる実母は私と正反対で
理想的な母親、祖母に見え、娘から
比べられている気がします。
私はフルタイム勤務でシングルで
やっていますので、実母との方が
娘にとっては心地よいのだと思います。
子どもとの時間が苦痛な自分は
どこかおかしいのでしょうか。
また、この先どう接したら
良いのでしょうか。
学校に行かないこと自体は有りだと
思っていますが(今は毎日登校しています)
この先長女も長男と同じように
引きこもってしまうかと心配です。
ご助言お願い致します。
【りんご・43歳・医薬情報担当者】
―――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
シングルマザーで3人のお子さんを
育てながらフルタイム勤務というのは、
並大抵の努力ではこなせないことと
思います。
子どもは親や大人の計画通りには
いきませんし、突然病気になること
などもあります。一人が治ったと
思ったら、また次なんてともある
でしょう。そのようなままならなさ
を乗り越えながら、本当にここまで
よく頑張っていらっしゃるなと、
ひたすらりんごさんに頭の下がる
思いです。
お母さんがフルタイムでなかなか
家にいることができない、兄弟妹も
他に2人いるとなると、たしかに、
お母さんの愛情争奪戦は必至かも
しれませんね。
おそらくりんごさんは、自分は
子どもたちが必要とする愛をきちんと
与えることができない薄情な母親だと
ご自身を責めていらっしゃるのでは
ないのでしょうか。
自分は母親失格だと。
でも、そんなことはありません。
現に、このように悩んでいらっしゃる
こと自体、愛情あるがゆえのこと
ではないでしょうか。
シングルマザーとして、3人を育てる
のに、父親の分まで必死に働いてきた
りんごさんです。
おそらく、仕事の後はスーパーへ行き、
重いレジ袋を持って帰宅し、座る暇も
なくキッチンに立ち、子ども達のお腹
を満たして、ようやく自分も腰を据え
て箸を口に運び、お腹が満たされて
リラックスしてきたと思ったら、
またすぐにキッチンに立って洗い物。
子どもたちを寝かしつけてから
洗濯やらアイロンやらの家事。
お風呂でうとうとすることも
あるのではないでしょうか。
朝目覚めたら一呼吸する間もなく、
またキッチンに立ち、自分の仕事の
支度もし、子どもたちの準備も手伝い…
子どもが自分たちで遊んでくれたら…
自分だけの時間があれば…
至極健全な反応ではないでしょうか。
私たちはロボットではありませんし、
ロボットでもクールダウンすること
なく動き続ければ故障するでしょう。
りんごさんには子どもたちを愛する
能力はもともと備わっているので
どうか安心されてください。
ただ、その愛を健全に表現するゆとりが
ないだけでしょう。能力と容量は別物。
フルマラソンを走り終えた後や、
徹夜明けなどに、子どもと遊ぶことは
苦行以外の何ものでもないように、
日々身を粉にして家族のために働いて
いれば、エネルギー切れとなって
当然でしょう。
オーバーキャパでは相手に与える
エネルギーが無くても無理ありません。
ですからご自身を責めることは
やめましょう。
そして、いかにして自分のエネルギー
をチャージするか、ということを課題
にしてみてください。
おそらくこれまでは、いかにして
子どもたちを満たすかということ
ばかりに目がいっていたこと思います。
それができていないのに、
自分のことだなんてとんでも無いと
思っておられるかもしれません。
でも、エネルギーが枯渇している時は
まずチャージなのです。
りんごさんにゆとりが無い時に、
子どもがゆとりのあるお祖母さんと
一緒にいることができるのは、
幸運なことではないでしょうか。
ここはお母様の力も存分に借りて、
チームで家族愛を育くめば良いと
受け止めてみてはいかがでしょうか。
まずは、りんごさんご自身が、
少しでも自分自身の時間を取る
工夫をしてみてください。
罪悪感を抱きながらではなく、
これは家族のためにとっても
良いことで、必要不可欠なことなのだ
と知って取り組まれてみてください。
あるお母さんは、子どもが寝た後、
静けさの中でお気に入りの
ハーブティーを一杯、好きな音楽を
聴きながらじっくり味わって飲む
ことで充電できると報告されました。
またあるお母さんは週に1-2度、
バスタイムをエステに見立てて、
香りの良いバスエッセンスを入れて
キャンドルをつけながら、いつもより
少し長めに湯に浸ることで疲れが
取れると報告されていました。
月に1度は親に子どもを預けて、
友人と食事に出かけたりカラオケに
出かけたりすることでリフレッシュでき、
帰宅する頃には子どもが愛おしく
思えてくると報告したお母さんもいます。
毎日5分や10分からでも良いので、
ぜひできるセルフケアから始めてみる
ことをお勧めします。お母さんの機嫌が
良くなれば、お子さんたちとの関係も
自ずと良好になってくるでしょう。
りんごさんの、
ご自身をも満たしながらの子育てが
上手くきますように、応援しています♪
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◎編集後記
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エネルギーが枯渇しているときは、
睡眠と甘いモノでチャージ。
睡眠がとれないときは、
甘いモノ割合が増えて、
余計な脂肪も一緒にチャージ。
甘いモノでカバーしきれなくなったら、
平日休みを取ってでも睡眠をチャージ。
(を、許可できる自分でいたいです)
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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