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2017/01/27(金)
【小松易】「探す」に変わるタイミング
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
FROM 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
前にも話しましたが、
今年、私は年男。
これも前に話しましたが、
24歳でも、36歳でもありません。
実は48歳の年男です。
この年になって初めて
今まで気にも留めなかったことに
その良さを見出すことが
多くなってきました。
うれしいことですね。
たとえば、
「日本語の美しさ」
はその一つです。
最近、心に響いたのが、
「月」の呼び名。
月と言えば、「満月」と「三日月」
くらいしか思い浮かばない、
風流とは縁遠い私でしたが、
日ごと変化する呼び名の「詩的さ」
にとても魅かれました。
満月の「十五夜」以降の
変化は特に、お気に入りです。
「十六夜(いざよい)」。
そして、17日目以降は
「立待月(たちまちづき)」
「居待月(いまちづき)」
「寝待月(ねまちづき)」
と毎日呼び名が変化していく。
実は、この「月」の様に
時間が経つと呼び名が変わるモノが
片づけの分野にもあります。
それは、身の周りが片づいていない人が
ついやっている「ある動作」です。
はい、そうですね!
モノを「探す」動作です。
「アレない!」「コレない!」
毎日なにか探していませんか?
実は、この「探す」という動作、
ほとんどのケース、
始めは「探す」ではありません。
別のある動作が、いつのまにか
「探す」に変化しているのです。
「せっかくですから、
名刺交換しませんか?」
なにかのセミナーや異業種交流会
のようなものに参加していた時、
不意に目の前の人から
こう言われたとします。
あなたは名刺入れがカバンに
入っていることを思い出し、
「ちょっとお待ちください」
と言いながら、カバンから
「取り出そう」とします。
ところが、いくらカバンの中を
ガサゴソやっても、あるはずの
名刺入れが見当たりません。
「すいません。確かに、
あるはずなんですが。。。」
結局出てこなかった名刺入れ。
名刺交換のはずが、一方的に
名刺をいただくことになり、
自分の名刺は後日その方に
郵送する約束をして、
その場を立ち去りました。
スタートは「取り出す」
あるいは、「取りに行く」。
ところが、いつのまにか、
「探している」のです。
「取り出す」→「探す」
いつどのタイミングで
呼び名が変わっているのか?
言い変えると、どこまでが
「取り出す」や「取りに行く」
動作なのでしょうか?
私は「30秒」までが
その時間ではないかと
仮説を立てています。
その時間を越えるとすでに
「探す」に変化しているのです。
ただし、「名刺交換」などのように
人を待たせている場合は、
「15秒」が限度でしょう。
それを越えると
待たされている方は
ちょっと耐え難い時間を
すごしているかもしれない
と心に留めておくことです。
大切なことは、その無駄な動作に
あなたは気づいているかどうか?
モノを単に取り出す、
取りに行っているはずが
実はすでに「探す」動作
に変化している。
ぜひ、この一週間は
ご自身の「何気ない動作」
にいつもより少し意識を
向けてみてください。
どんな発見があったか
また教えてくださいね。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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すぐに取り出せなくて相手を
待たせてしまうとき
「待たせて申し訳ない」
「すぐ取り出せない自分が恥ずかしい」
という気持ちでいっぱいにいなります。
「探す」に変化する前に、
いつでもサッと取り出せように
しておきたいものです。。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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