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2016/08/25(木)
【やましたひでこ】「どかしただけ」では未完了
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FROM やましたひでこ
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
8月25日、木曜日。
<旧暦文月二十三日>
いよいよ目処(メド)がついてきた。
なんのことかと言えば、
ずっと抱えていた原稿。
そう、先送りを繰り返していた
新刊の原稿も、最後通牒?の
締め切り日が今月末の31日。
いいかげん、なんとかしなくては!
と取り組んで、
おかげでなんとか間に合いそうな、
ああ、なんとか尽くしの足掻きが
功を奏して、ほっと一息。
いえいえ、でも、ここで油断は大敵。
だって、私は詰めが甘いのだから。
アンポンタンなカーナビのごとく、
「目的地付近に到着しました」の
音声ガイドで案内が終了し、
「目的地」と「目的地付近」の違いを
幾度も味わってきたものね。
そう、「完了」と「完了のメド」
とは違う。
今回ばかりは、これで気を抜く
ことなく原稿を完了させなくてはね。
さすがにもう申し訳は
たちませんのです。
ところで、この「詰めの甘さ」には、
忘れられないことがある。
私自身のミスを、
「詰めが甘くてスミマセン」と謝ると、
「それは詰めが甘いのではなく、
詰めていないのです。」
と一言で一蹴されて。
なるほど、そのとおりなのですね。
そもそも、「詰めが甘い」なんて
言っているようでは、
それこそ、「認識が甘い」と
言わざるを得ないのかもしれません。
140円の初乗り切符が、僅か
10円でも足りないと自動販売機が
切符を出してはくれないように。
あるいは、
ゴールテープを切ったマラソン選手と
ゴール前のマラソン選手との有様が
比べようもないほどであるように。
目的地と目的地付近
完了と完了目処
終了と終了目前
これらは、決してわずかな違いではなく、
まったく領域が違う、世界が異なる
と考えなくてはいけない。
ところで、これは、断捨離も同じ。
断捨離したい
断捨離する
断捨離した
捨てたい
捨てる
捨てました
以上の違いの差もあるけれど、
実際の結果は、断捨離したモノたちを
どのようにしたかにかかっている。
要るモノと要らないモノを分けた。
要らないモノをひとまとめにした。
ひとまとめした要らないモノをどかした。
おわかりですよね、これは
断捨離したとは言えないのです。
しかるべき方法で、そう、
自治体の処分方法にしたがって
処分場に持ち込むまで。
なんらかの方法で、そう、
寄付とかリサイクル関係に
送り出すまで。
そこまでしたのでないならば、
それは断捨離したとは言えない。
ところが、この最後の始末が
案外と面倒で、つい、怠って
しまうことがある。
納戸に押し込んだままであるとか。
ベランダの隅に重ねたままであるとか。
ガレージに運びこんだままであるとか。
どうでしょう、それではあなたの
エネルギーは「気にかかる」という
カタチで漏れつづけるままとなりますね。
だいいち、物事をやり終えたという
達成感も爽快感も感じられはしないし。
あと一歩の大切さ、重要さは、
心しておかなくてはなりません。
はい、もちろん、私やましたひでこも、
目処が立ったとはしゃいでいたら、
元の木阿弥となることは
推して知るべしですが(笑)
さあて、今日のあなたも、ひとつでも
余計なモノを断捨離できっちりと
最後まで始末をつけて、
達成感と爽快感を味わって下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
PS
夏休みの宿題。
終わったはずなのに、
まだこーんなに残ってて、、
もう!詰めが甘い!!
なんて怒ってしまった自分に
落ち込んでるなら、
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◎編集後記
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ふむふむ、、、
あれはこうやって、
これはああやって、、
よし、できたぞ!
と頭の中でシミュレーション(だけ)
が完了したことに安心し、
それっきりになって、
締め切り直前に慌てる、、
というパターンが極めて多い
「詰めの甘い」私です。
あらためて、反省。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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