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2016/06/22(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] 捨てられない子供との思い出の品

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:捨てられない子供との思い出の品

昨年9月に断捨離塾に入会しました。
動機は、心も身の回りもすっきりし
たいと思ったからです。

私は、アメリカに住んで、3人の
子供を幼い頃ホームスクールで
育てました。一番下の息子も、
今年高校を卒業し子育ても終盤
を迎えました。教育のために
揃えた教材が山ほどあります。

いずれ、この教材を使って教室を
開こうかとも思って、全部保管
してあります。右脳教育の七田式
の教材はほとんど購入しました。
それは、時間が経過しても使える
内容です。

でも、現実的に今、教室を開く
わけではありません。でも孫に
使えると思ったりします。

強敵は、子供達が勉強したり
遊んだりしたノート、プリント等。
思い出がいっぱい詰まっています。
毎日、子供達と過ごすことがとても
充実していました。子供たちの成長
がとても楽しかった。

成長した子供たちは、もうその頃
の面影はあまりありません。
過去に引きずられている自分を
はっきり自覚しています。

それから、解放されるために断捨離
を始めましたが、未だにその思い出
のノート、プリントに惹きつけられ
ています。自分も子供たちも自由に
してやりたいと願いながら、私に
とったら、本当に切り離すことの
難しい思い出の品、どのようにしたら、
切り離すことができるでしょうか。

【みき・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

みきさんのように、
子どもの思い出の品をなかなか
手放せない母親は、世の中に
多くいるとおもいます。

何を隠そう、私自身、子どもの
幼稚園から持って帰ってくる作品が
どんどん溜まってきていますから!

ホームスクールで3人ものお子さんを
育てられたとのこと、みきさんの
育児、教育に対する熱意が伝わってきます。

また、幼児教室を開く夢が
おありになるとのことで、もし
そのような明確な意図がある上で
資料にしたいというニーズが
あるのであれば、そして、
さらに思い出を大切にしたいという
思いがあるなら、最初から全てを
無理に「切り離す」必要はないのでは
ないかと思います。

ただし、このようにご相談される
ということは、心の底で「何かちがう」
と感じられているからでもあるかと
思います。

すなわち、「教室」や「孫」を
先延ばしの言い訳にしている疑いが
ご自身の中に強まってきているのかも
しれませんし、取っておくにしても
量が半端ではないのかもしれませんね。

まず、教材は日進月歩です。
私の母親の時代に正しいとされていた
育児書は、現代では反証されています。
孫が使えると母がとってあった私たち
兄妹の教科書は、ロシアがソビエト連邦でした。
円周率の計算方法も当時とは異なりました。

みきさんがお子さんのために揃えた
教材は、その時代のベストであった
とは思います。ただし、お孫さんの
ジェネレーションにはよりアップデート
された教材や教育があり、その方が
適している可能性は高いです。

教室に関しては、例えば右脳教育など、
教材の著作やフランチャイズなど
しっかり体系化されたシステムが
導入されているところは、ライセンスを
取得した者のみが教材を扱い教室を
開くことが許されることが多いと思います
が、その場合、本部から最新の教材が
提供されるはずで、何十年も前のものは
むしろ使用してはいけないのでは
ないでしょうか。

この辺は将来「教室」の計画がある
のであれば、具体的に調べてみる
価値があるかと思います。

端的に言うと、みきさんがお持ちの
それら教材の「すべて」がなくとも、
教室やお孫さんの教育に支障は
きたさないどころか、それら以外を
使った方が適切なこともあるという
ことです。

まずは、教材などの思い入れの強い
モノは、とりあえず後回しにして、
さほど思い入れのないものから
断捨離してみることをお勧めします。

そして、断捨離のコツやリズムを
身につけたうえで、最後に最難関
の教材に向き合って見てはいかが
でしょうか。すると真にとって
おくべき「要・適・快」の教材のみ
が残るのではないかと思います。

ところで、みきさんのような
子ども想いの熱心な親や祖父母からは、
教材から学ぶより何十倍のものを、
お子さんやお孫さんは得られている
ことと思いますよ。

ごきげんなお母さん、おばあちゃん
とのふれあいこそ、何より重要な
教育かもしれません。

断捨離塾、ぜひ楽しんで下さいね♪

PS
自分自身の幸せを考えるきっかけに。

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◎編集後記
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断捨離するときはどうしても、
「思い入れの強いモノ」に
目がいってしまいますよね。

でもこれ、無理やりカサブタを
剥がそうするのと同じこと。

それよりもまず「日々の垢落とし」。
思い入れのないモノから!

、、以上、
最近のやましたひでこ解説からの
受け売りでした。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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