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2016/03/16(水)
【川畑のぶこ】[Q&A] 悲しいニュースを引きずってしまいます。
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
本日は、2014・8・27にお送りした内容を
再度シェアさせていただきます
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Q:悲しいニュースを引きずってしまいます。
川畑先生、初めてメールします。
いつもはっと目が覚めるような言葉を
ありがとうございます。
以前からなのですが、
自分の性質かもしれませんが、、、
例えばテレビでも新聞でも辛い、
悲しいニュースや記事を目にすると、
他人事に思えず、
悲しく苦しい気持ちがずっと続きます。
胸が絞られる様に痛く、
眠れない日も多々有りまして、
最近では聞いた時に耳までキーンと
痛くなるようになりました。
そういうものを、
極力触れなければいいいのかと
工夫したりしてもみましたが、
日常生活でもそういう傾向が強く、
自分の最大限を尽くしても
無力感を常に感じ、
常に申し訳ない気持ちになります。
どうやって気持ちを切り替えたら
よいのかわかりません。
どのように考えていけばよいのか、
どうか御助言をお願い致します。
【30代 あいる様】
―――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
テレビやラジオをなんとなくつけていると、
望むと望まないとに関わらず、
様々な情報が流れ込んできますよね。
新聞、雑誌、ネットの記事なども同様です。
ニュースの多くは不幸な出来事を
報じますので、あいるさんのように、
そのひとつひとつを真摯に受け止めて
いったのなら、
私たちの身は持たないでしょう。
また、
いったん不幸な出来事に注意がいくと
あたかもそのレセプタが
開発されてしまったがごとく、
類似した出来事ばかりに目が行って、
それらを受け止めてしまうなんてこともありますね。
すると、どんどんエネルギーは
奪われていくという、
負のスパイラルに陥ってしまう訳です。
他者の辛いニュースや悲しい出来事に
接して、そのことに共感して
自分自身も辛くなったり
悲しくなったりするというのは、
決して悪いことではなく、
むしろ人として健全なことであり、
避ける必要はないでしょう。
ところが、
それが一次的なことでなく、
継続的、あるいは慢性的に
悩まされてしまい、
日常生活に支障をきたすようになる
(たとえば夜も眠れない)とか、
身体症状に表れるようになってくるようであれば、
これは注意が必要で、対処が必要となります。
ご自身でできる対処法としては、
下記3つをおすすめします
1)情報媒体から距離を置く
2)良い情報に意識を向ける
3)儀式をつくる
ことをお勧めします。
まず、
1)の情報媒体から距離を置くは、
あいるさんご自身も
すでに工夫されたとのことですが、
「なんとなく」テレビをつけたり、
ネットサーフをしたりすることを
やめることです。
それらの情報と接する際は、
そのことを「意識的に選択」して接します。
ニュースなどは見聞きすれば、
落ち込むとわかっているのであれば、
その覚悟をして、
情報を受け止めるのか否かを
決めるということです。
今まで無自覚だったことを
自覚して取り組む作業です。
世間一般のニュースなどは、
1日1度見たり聞いたりすれば充分でしょうし、
災害時などの緊急連絡などは、
個別に配信されるシステムに入るなどすれば、
日常に支障をきたすこともないでしょう。
ネットもサーチエンジンを
変えるなどして、
望まない情報がトップページから
垂れ流しされることを防ぐことも可能です。
メールマガジンは、
受信した際や読んだ後に気分が
落ち込むようなものは
配信を停止するなどするとよいかもしれません。
意識的に取捨選択をして、
不要なものからは距離を置く努力をしてみてください。
2)の良い情報に意識を向けるとは
その逆です。
この情報や状況に接するときは
いつも気分が良くなるというようなものは、
意識してそれらとの接触頻度や時間を
多くするようにしてみます。
たとえばある人は、ネットの閲覧でも
ニュースを見るとエネルギーが
低下するけど、
猫の写真サイトにいくと、
必ず気分が和やかでエネルギーが
高まるということがわかっているので
ニュースを控え、
猫のサイトを増やすという具合です。
テレビ番組も、不安をあおるような
演出が過度な病気番組は控え、
変わりに好きな芸人が出演している
お笑い番組を見るなどです。
その情報に触れると、
気分が軽やかになったり愉快な気分に
なれるものを見ます。
また、問題提起するばかりでなく、
問題解決を提示する情報であれば、
「世の中大変な事もたくさんあるけれど、
出来ることもたくさんあるな。」
と地に足がついた状態で前向きな
気持ちにさせてくれるかもしれませんね。
3)の儀式をつくるというのは、
あいるさんにとって大切な信念を
育んだり強化したりするために、
日常的に行う定期行動のことです。
たとえば、
ネガティブな情報ばかりにとらわれず
ポジティブなことをより意識して
人生を軽やかにするという信念を
育み強化するために、
何かあいるさん自身で決めた文言を、
毎晩寝る前に唱えるというのも
良いかもしれませんし、
好きなストーンやキャラクターなどの
アイテムを身に付けるのも
良いかもしれません。
好きなアーティストの音楽を聴いたり
口ずさむというのでもよいかもしれません。
いずれにせよ、
自分を大切にするための
目に見える行為を定期的に取り入れてみてください。
最後に、
自分の部屋を見回してみてください。
黒を意識すると、ここにもあそこにも
黒ばかりある部屋に見えてきます。
でも、白を意識するととたんに
白がたくさんある部屋にみえてくるのです。
人生に何を見るかは、
私達自身が選択できるのです。
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水曜日の断捨離メルマガでは
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◎編集後記
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「テレビを断捨離しました」
という話、この仕事をするように
なってからよく聞きます。
電子レンジは断捨離できても、
ドラマ好きな私としては、
テレビはどうしても断捨れない、、
天気予報も見たいし。
というわけで、テレビ率は
かなり高い私です。
が、ニュースで流れてくるのは
どちらかというとネガティブな情報
ばかり。つけっぱなしにしていると
ちょっと疲れてきたりもします。
テレビ自体を断捨離する、
までいかなくとも、
「意図的に利用する」意識は、
常に持っていたいなと思います。
–青野慶子
PS
今月の断捨離塾は「情報」がテーマ。
川畑さんのアドバイスと合わせて
ぜひご活用ください。
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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