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2016/03/01(火)

【千場ひろこ】「幸せになる」決意

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ

 

FROM 千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

読者の皆さんの中で
先週の、山口智子さんの
「産まない人生」というニュースに
いろいろ思いを抱いた方は
少なくないのではないでしょうか。

雑誌『FRaU』に掲載された
インタビューからのニュースでした。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160218-00010000-kjn-ent&p=1

―――以下、引用―――

私は特殊な育ち方をしているので、
血の結びつきを全く信用していない。
私はずっと、『親』というものに
なりたくないと思って育ちました。
私は、『子供のいる人生』とは
違う人生を歩みたいなと。
だからこそ、血の繋がりはなくとも、
伴侶という人生のパートナーを
強く求めていました。
唐沢さんは、夫であり、家族であり、
友であり、恋人であり……。
唐沢さんと一緒に生きることは、
ほんとうに楽しいです。

―――引用終了―――

幼い頃に両親が離婚し、
姉妹がバラバラになってしまった
経験があるという山口さん。

なんという率直な言葉の数々でしょうか。

このインタビューに対しての
女性たちの発言もまた興味深く。
更に考えさせられたのは
千場だけではないはずです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160226-00000003-pseven-ent&p=1

―――以下、引用―――

「7才の娘はこの世で最も愛すべき存在で、
娘のためになら、命だって投げ出せます。
でもどこかで“娘がいなかったら
私はもっと自由だったのかな”と思ってしまうし、
そう思う自分が嫌です。正直、もともと仕事が
好きだったのは確か。山口さんの発言からは、
私が叶えられなかった“もう一つの現実”を
突きつけられた気がしたんです」
(42才・アパレルメーカー勤務)

「息子のお弁当を作るため、毎朝5時に
起きています。仕事から帰ったら、
炊事と洗濯。好きなことをする時間も、
夫と満足に会話する時間もありません。
山口さんの告白を読んで、私の自由は
子供に奪われたのかと
思ってしまいました」(48才・教師)

―――引用終了―――

山口さんと同じように
自分の意志で産まない選択を
してきた女性から
「よく言ってくれた!」という喝采の
声が上がったというのはよくわかりますが。

やりたい仕事をして
夫とも仲睦まじい彼女の様子に
ココロが”ざわついた”女性が少なくない、
というのは大変興味深く…。

主に子どもを生んで育てる人生を歩んできた
女性たちだと言います。

だって、今回の山口さんの発言もそうですが、
上記の2人のお母さんのご意見なども
なかなか口にできなかったことですよねえ?

「子どもがいるのは
ありがたいこと、と思わなきゃ…」

「育児のためなら自分の時間は
削られても仕方ない…」

そうです、そうなんだけども!

千場も気持ち、よくわかります。
好き勝手に一人暮らししてきた時間が
けっこう長かったので。

出産後しばらくは、仕事はもちろん、
買い物、食事、趣味にまつわるいろいろ、
まったく好きにできない日々が続いて
ノイローゼになりそうでした。

「育児って…
自分の時間がないってことなんや!」

「誰か先に教えてくれ!」

「おちおち昼寝もできんやんか!」

やー、極端に言うとそんな感じでしたよ。

いざそうなってみて初めて知りましたもん。
驚いたこと驚いたこと…。

一方で。
千場の周りにいらっしゃる、
私の母世代より上の女性たち(60歳以上)は
女性が育児にエネルギーと時間を捧げるのが
「当たり前」という価値観が主流だったためか、
なんの疑問も持たなかったようです。

だから、その後仕事に出た私に、

「もう〜、千場さん〜。
いまどきのお母さんらしく
お仕事されているけれど。
子どもが小さいうちは、
お母さんが一緒にいるのが一番よ〜」

とアドバイスされることしばしば。

「でも、時代と背景が違うから
一概に言えないですよー」と返す私。

千場に限らず、
自由の甘い汁を吸い、
仕事の愉しさも経験してきた
イマドキのお母さんたち。

それを知らずに
家庭を守る専業主婦として、
生きてきた先輩お母さんたち。

時代も背景もあまりに違い過ぎて
そもそも同列には語れないと思うんですよね。

だから。
私たちのように甘い汁を吸った経験がある分、
少なからず山口さんの生き方を
まばゆく感じてしまう気持ち、
わからなくないです。

仕方ないこととすら思います。
(大きな声では言いづらいけど)

しかも。
山口さんの場合、
絵に描いたような美男美女同士。
ご夫婦どちらも第一線で
活躍され続けている役者さんで。
望んだ暮らしを最大限に実現されている
その、様子。

ちぃ〜、まばゆいぜ!
まばゆすぎるぜい!

と思いました。

でもね。一番素敵だなと思ったのは、
山口さんの「幸せになる」決意のような、
願いのような、強い意志。

山口さんのインタビューから
そういう気迫のようなものを感じました。

その決意、願い。
忙しさ、慌ただしさに流されると
忘れがちになってしまいます。

立場はそれぞれながら、
その姿勢は見習いたいものです。

【先週ダンシャッたモノ】
ヒビが入ってしまったのに、
お気に入りだったため
捨てられなかったガラス食器

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◎編集後記
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山口智子さんの記事、
私も読みました。

そして、昨日の女子会でも
話題にしたところ、友人曰く、

「自分の考えを堂々と
率直に言っている姿勢に
共感した人も多いんじゃない?
潔くてかっこいいよね」

とのこと。
確かにそうだなーと、、

パートナーとの関係も、
家族の形も多様化してきているとはいえ、
自分の考え方や生き方を堂々と
主張するのは勇気がいること。

それを堂々と宣言したところに、
潔さや憧れを感じた、という
私の友人のような人も
たくさんいたのかな、と思います。

特別な生き方でなくても、
「私」という軸をもった生き方、
していきたいですね。

青野慶子

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