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2015/08/19(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]家内が老人ホームに入ったのですが…
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・8.19 No.1420
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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」
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水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:家内が老人ホームに入ったのですが…
私は86歳 家内は83歳
家内は2年前からアルツハイマー型認知症と診断され、
次第に家事もできなくなり、
失禁、徘徊ががあらわれるようになりました。
この二年間介護してきましたが、
耐え切れず、有料老人ホームに委託しました。
介護から解放され肉体的にも
心理的にも楽になりましたが、
生き別れの状態では常に家内のことが気になり、
落ち着かないし、自分の生活を
どうしていけばよいか悩んでいます。
家内の病は治る見込みはありませんので、
自然に任せ見守ってやり、
自分は残された人生をゆっくりと
過ごしたいと思いますが、もう一つ納得できません。
【86歳 男性 tomy様】
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tomyさんのように人生の伴侶が認知症を患い、
介護に苦労される方は多くいらっしゃり、
同じような苦しみを抱いていらっしゃいます。
tomyさんが、もう一つ納得が
いかないのは、どこかでまだ罪悪感や
後悔が残るからではないかと察しますが、
人間が断腸の決断をするときは、
どのような選択をしても、少なからず
後悔は伴うものです。
tomyさんが、その時点での、物理的、
精神的、肉体的な限界を尊重し、
散々逡巡した上で下した判断であれば、
それはその時点での最善の選択で
あったということを思い出してみてください。
物理的・肉体的・精神的な限界が
無いのならいくらでも理想を
追い続ければ良いでしょうが、
私たちにはそれぞれの限界があります。
それを素直に受け入れず、
今の自分でない、誰かの限界を採用したり、
限界を知りながらも無視して無理を
し続けたのなら、かならず何れ破綻するでしょう。
奥様との関係性もいよいよ不健全なものに
なるはずです。
tomyさんはその時点でのベストを尽くされたのです。
人生には忍耐を必要とする場面が多々あります。
全体の流れを考慮した結果、
互いにとって健全な判断をするときに、
手放さなければいけないものもあります。
生き別れではなく、心できちんと
繋がっているということを思い出してください。
会いたいときにはいつでも会えるのだと。
物理的にも、肉体的にも、精神的にも
ゆとりがない状態で、質の薄くなって
しまったサポートを日々行うのではなく、
物理的に関わる時間は少なくなったかもしれませんが、
精神的にゆとりをもっているが故、
質のともなった濃い時間を共に
過ごせると考えてみてください。
一緒にいる時間の量よりも、その質が重要です。
奥様と一緒にいられない時間に焦点を
当てるのではなく、一緒にいられる
その瞬間を、より生き生きと
心を込めて関わり合い、愛ある時間を
じっくりと味わうよう心がけてみてください。
奥様にとっても、tomyさんの笑顔が
何よりの薬となるはずです。
PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)
あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
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◎編集後記
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思案中なのですが…
今「断捨離検定」の実施を検討中です。
(あくまで企画段階です)
初めてのことなので、
率直な意見を聞かせていただきたいなと思っています!
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渡辺万里子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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