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2015/01/21(水)
【川畑のぶこ】[Q&A] 子育てに後悔しています…
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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2015・1.21 No.1130
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◆今日の断捨離 「[Q&A] 子育てに後悔しています…」
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Q:子育てに後悔しています…
大学院に入学した息子が大学に
行かなくなり1年以上経ちます。
大学に入学して1年ほどしてから
だんだんと暗くなり、
うまくいかないのだろうかと思っていましたが
本人は何も言わない・・
大丈夫を繰り返すだけでした。
今、付き合う友達もなく休学して実家に居ます。
楽しいはずの大学時代が
どうして苦痛になってしまったのか。
毎日ネットで音楽を聴くだけの
日々がいつまで続くのか。
ほとんどバイトもしたこともない子が
就職してこの先生活できるのか。
なによりなぜこんなことになってしまったのか、
親に話せないのは親に原因があるのではないか・・
小さい頃からのことを思い返し、
母親の対応が息子を追い詰めたのではないかと
考え出すと全てが当てはまる気がしてきます。
何よりこれからのことを話し出すと
顔つきが変わり別人のようになり、
何をしたいのかわからないという
息子に何をしてあげればいいのか、
どうすればいいのかわかりません。
ただこうして流れていく日々が本人を
ますます追い詰めるのではないかとも思い・・
何をすれば本人が前向きに
考えられるようになるのかわからず、
自分自身が冷静なのかも
自信がなくなってきてしまいます。
どう進んだらいいのでしょうか。
【50代 パート 匿名希望】
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FROM 川畑のぶこ
A:
愛する息子が大学院に通わず、
引きこもっていることを日々目に
するのは母親にとって辛いことですね。
病気や障害がなく無事生まれてきた
ことに感謝したのもつかの間、
私たちは子どもが理想通りに
―幸せそうに―人生を歩めていないと
不安に陥るものです。
「母親として育て方を間違ったのではないか?」
このような後悔の念がわいてきたときは、
少し言葉を変えてみることをおすすめします。
「どのように関わり方を改善することができるか?」と。
これは、前者が過去に軸をもっているのに対して、
後者は今から未来に向けて軸をもつ姿勢です。
過去がどうであれ、私たちは
自分たちの意識や姿勢次第で
今後の関わり方を改善することは可能です。
親子関係に関しては、まずは、
干渉しすぎないことを意識してみると
良いと思います。
親が子を心配するのは当然のことで
あり仕方ないことでしょう。
ところが過ぎたるは及ばざるがごとし
―母親がナーバスになり過ぎたり、
過干渉になりすぎることが、子どもに
とってはさらなる負担になっている
ケースが多いです。
親が心配すればするほど、子ども側には
「自分は素のままでは受け入れられないのだ」
という心理的刷り込みが強化されていきます。
息子さんがそっとしておいてほしいと
思うのであれば、そうしてあげることです。
これは母親がしてあげたいことでは
ないかもしれません。
ところが、息子さんが
お母様にしてほしいことです。
サポートとは決して自分が出して
ほしい結果へ相手を促すことではなく、
相手が出したい結果を促すことです。
このためには母親が子どもへの執着を
手放す姿勢が必要とされます。
そして、執着を手放すのに大切なのは
信頼感を育むこと。
今、彼は私の好みの通りの生き方を
していないけれども、
彼なりの大切なプロセスにおり、
学びの過程にいると。
これは決して諦めることではありません。
希望はもちつつも、執着を手放す
バランスを意識してみてください。
大学では学ぶことのできない、
人生で大切なものを学んでいると
信頼して、どっしりと見守る勇気を
育んでいただきたいと思います。
「もう一年」ととらえるのか、
「まだ一年」ととらえるのか、
これはその人次第です。
もしこれまで息子さんが頑張って走り続け
(たとえ周りからはそう見えなくとも)
人生に疲れているのなら、数年の
ブランクがあって初めてバランスを
取り戻せるかもしれません。
そんなおおらかな気持ちで見守って
あげてみてはどうでしょうか。
「できることがあればいつでも言ってね」と
「求めたなら母親からの助けは常にある」という
状態だけ提供し、あとは見守る。
「自分がどんな状況でも、
受け入れてくれる人はいるのだ」という
安心感や信頼感を自他に対して
持つことができたのなら、
それは前進の原動力になることでしょう。
大変な時期だとは思いますが、
どうかひと呼吸いれて、ゆったり構えてみてください。
PS
◆希望を持ち執着を手放す〜
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◎編集後記
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先日、ちょっとイライラすることが
あって、腹を立てていたのですが、、、
その日の夜、悪夢を見ました(ToT)
恐い男の人に追いかけられる夢で
寝た心地ではありませんでした。
イライラは睡眠の質をさげますね…
ー渡辺万里子
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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