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2014/07/23(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]もったいないお化けがでます?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・7・23 No.1028
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◆今日の断捨離 「[Q&A]もったいないお化けがでます?」
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水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:ものに責められている気になるんです。
こんにちは
断捨離について。
捨てるものに対して、
どう考えればいいのかわかりません。
私は50代で、
小さな時から祖母・母から、
「物を粗末にするといけない」と
ずっと教え込まれてきました。
使えなくなるまで、
使ってこそ物が成仏する、
なんて考え方でした。
「もったいないお化け」・・・
まさにこんな感じです。
一度、30代の時に物を
大々的に処分しました。
もう使わないブランド物のバック。
買ったけど、続かなかったゴルフセット。
あれやこれやとフリーマーケットで売りました。
ここからが、問題なのですが、
処分したもの達が
追いかけてくるような夢で
うなされてしまったのです。
昔から物に意思があり、
私を責めるような気がして仕方ないのです。
それでどうしても及び腰になり
思いっきり断捨離できません。
自分の問題とわかっていながら、
いい考え方ができないかと
悩むことが多いです。
何かいい方法はないのでしょうか。
【50代 女性 Keiko様】
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FROM 川畑のぶこ
A:
まさに、
「もったいないお化け」世代ですね。
私たちの母親や祖父母は物質に
乏しい時代を過ごしているので、
モノを最後まで大切に使い切る、
また、リユースやリサイクルの精神も
身につけていたことでしょう。
私自身も母の断捨離を手伝った際に
出てきた鉛筆ホルダーに入った
残り1センチほどの鉛筆を手にして、
美しい精神だなと心に染み入りました。
ただし、私の母の場合はそれ以外に
使いかけや新品の鉛筆が何十本も出てきましたが…
皮肉にも、母が生きている
ほんの数十年のあいだに
モノが足りなくて困る時代から
溢れて困る時代に移行してしまいました。
過去の価値観と行動では、
うまく適応ができなかったのです。
先達の知恵、「もったいない精神」は
いつの時代も大切な概念です。
モノを慈しみ、
そのモノの命をまっとうすることで、
無駄使いをする精神を戒める
この概念は、仏教に由来するものです。
さて、
それではKeikoさんが捨てて
夢に出てくるモノたちは、
Keikoさんが捨てずにとっておけば
もったいなくなかったでしょうか?
大事に使い切って、
それらの命は輝き全うされたのでしょうか?
もしKeikoさんの言うように
モノに意識があったとして、
よく考えてみてください。
主から大事に使われているわけではなく、
罪悪感を免れるために漫然と
とっておかれているだけで、
ときにはお蔵入り…、
いったいどんな気持ちになるでしょうか?
Keikoさんが、
特に自分のことを好きな訳ではないし、
むしろ相性は合わないと思われているけれど、
一度縁があったからという理由だけで
義理で年に数回声をかけてくるような
知人がいたなら、どんな気持ちになるでしょうか?
心を偽ってでも関係を
キープしてもらいたいでしょうか?
それともそのような人たちとは
早々に縁を切って、
自分と気の合う人々との時間を
大切にしたいでしょうか?
気に入っていない、
あるいは必要のないモノたちの
いのちが全うすることを優先したことで
Keikoさんのいのちは全うできていますか?
終わっている関係性のモノたちが
ひしめいている空間で、
ろくに使っていないことに罪悪感を
抱きながら暮らし続けたなら、
Keikoさんの人生がもったいなくありませんか?
リサイクルすれば必要とされる人々の
もとへいけたかもしれないモノたちが
必要とされないままKeikoさんの
もとにあることのほうがもったいなくありませんか?
モノは使ってこそ価値が出ます。
モノは人間が使うものであって、
人間がモノに使われては本末転倒です。
生きた関係性は私たちのいのちを輝かせます。
死んだ関係性は私たちのいのちをくすませます。
親たちの世代は、モノがなくて困っていました。
私たちの世代は、モノが溢れて困っているのです。
親や先祖は子孫が豊かに幸せに、
そして賢く生きるために智慧を
携えたかったはずです。
ない時は溜めるのが智慧。
では、溢れた時の智慧は何でしょう。
ぜひKeikoさんのいのちを輝かせる選択は何かを
もう一度問い直してみてください。
PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)
あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
質問はこちらから
↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382
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◎編集後記
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今までの価値観に制限されるのではなく
“自分のいのちを輝かせる選択”を
していきたいですね。
それには、
まず“自分を大切にする”ことが大切です。
川畑さんが自らお伝えする
自分を大切にする方法は
こちらから
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/RJs2doA0/173915/10199574
ー渡辺万里子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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