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2014/04/09(水)

【川畑のぶこ】<Q&A>主人との関係と年下の男

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2014・4・9 No.923

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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」

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Q:主人との関係と年下の男

 

川畑先生 こんにちは。
結婚20年目の主婦です。

 

結婚10年目ぐらいに
主人の浮気が発覚して、
私はこんなショックなことが
あるのか・・と言うほど傷つき、

 

二年間はだれにも言わず
一人で陰で毎日泣き、
子供や主人の前では笑って
明るく過ごしてきました。

 

帰ってきて欲しかったからです。

 

そんな風にしていると
主人は私にきつく当りだして、
今度は言葉でも傷つける
ようなことを言いだし、
私も我慢ができず、

 

浮気をしている事を
知っていたと、言いますと、
はっきりと認めました。

 

それでも謝ることはせず、
私にも向き合ってくれず。

 

今は別居中。

 

私の感では、彼女の影は
今はないようです。

 

そんな中、私に一回りも下の
好きな人が出来、毎日毎日、
ときめき、こんな懐かしい
気持ちを思い出させてくれた人。

 

彼の何を知っているわけでは
ありませんが、パート先に
毎日3分程出入りする営業マンで
バリバリと働く姿や誠実な態度と
空気感が好きで好きで
どうしようもないこの気持ち。

 

私は今まで白黒はっきりとして
生きてきました。私が今、
私の立場もわきまえず、こんな風に
人を好きになってしまうなんて・・
思いもしませんでした。

 

人の気持ちはわからないものですね。

 

この人とどうこうとは思いませんが、
仲良く話し相手になって欲しいな・・
とは思っています。

 

それよりも主人との事を
きっちりとしたいと思っています。

 

今の私を保てているのは、
今の好きな彼の存在。

 

これも依存?

 

その彼とは何通かのメールの
やりとりはあり、私のご飯の
誘いは今の所忙しいと
やんわり断ってきました。

 

メールの返事も来なくなりました。

 

でも毎日顔を合わすので
お互い何もなかったようにしています。

 

お互いに何も知らない仲です。
これからは爽やかに友達として
付き合っていきたい人です。

 

私は罪なことをしていますか?

 

彼を思えばやる気が出るし
笑っていられる・・心の励み。

 

彼と出会えた事と、彼の存在と、
私が彼を思う気持ちは
大切にしていきたいと思っています。

 

【40代 女性 パート 匿名希望】

 

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FROM 川畑のぶこ

 

A:

 

永遠の愛を誓った相手の浮気を知る
というのはとても苦しい出来事ですね。

 

その後の努力も虚しく、
夫の言葉の暴力を受けることになる。

 

なぜ私がこのような対偶を
受けなければいけないのかと
叫びたい思いではないでしょうか。

 

私たちは人生で時として
大きな試練を体験します。

 

病気であったり、事故やけがであったり、
信頼していた相手からの裏切りであったり…

 

誠実に生きることが馬鹿らしく
思えてくるような出来事と
遭遇することがあるものです。

 

ただし、このようなとき、
覚えておいていただきたいのは、
「自分の器以上の問題は入ってこない」
という姿勢を持ってみるということです。

 

そして、起きていることをただ罵る
のではなく、その問題や課題に
きちんと向かい合い、取り組むことで、
私たちのたましいがより成長する
機会が与えられているという視点を
もってみることをおすすめします。

 

信頼という問題に関しては、
「相手が自分の理想通りに生きる」とか、
「予め計画や約束していた通りに誠実に
生きる」と信頼するのではなく、

 

「私の理想通りではないかもしれない
けれど、相手の人生で必要な課題に
直面しながら、相手なりの人生を生きる」

 

と信頼してみると、
狼狽することは減るかもしれません。

 

残念ながら、約束やルールと
いうものは、常に裏切られる
可能性を秘めているものです。

 

そうでなければ、そもそも契約や
ルールをつくる必要がありません。

 

浮気や言葉の暴力というのは
とてもショッキングですし、
注意が偏りがちな出来事ですが、
もしかしたらそれらの事象は
あくまでも表面的なものに過ぎず、
既に互いの中で何か大切な
バランスが崩れていたことの
象徴に過ぎないかもしれません。

 

無論、中には最初から病的で
不誠実な人もいるでしょうが、
稀なケースです。

 

もちろん、相手がもともと病的で
不誠実な人だったのであれば、
そのような相手を選んだこと自体が
間違いであったでしょうし、
離婚の検討は健全でしょう。

 

ショッキングな出来事に先立って、
夫婦関係で違和感を覚えていたけれど、
目をつむってきたことは
無かったでしょうか。

 

意識的に、肯定的に大切な課題に
直面する事を回避してきたのであれば…

 

内なる賢者とも言える、
私たちの潜在意識やたましいが、
無意識的に否定的になってまでも、
今回のような出来事を通じて、
それらに向かい合わざるを得ない状況を
作り出していることも考えられます。

 

大切な課題には、
表面的なことや形式的なことよりも、
より本質的なものを大切にする心を
持つことや、己に素直に正直になる
ことの大切さも含まれるかもしれません。

 

ぜひ、これらの流れから何が学べたか、
どのような姿勢を持てば未来を
豊かに生きることが出来るのか、

 

俯瞰的視野からの今回の
出来事の意味を振り返り、
探求されてみてください。

 

年下の彼に関しても、とても
象徴的な出来事のように思います。

 

実際に彼との恋愛関係がどうこう
ということがポイントではなく、
純粋に

 

「人間の心というのは移ろうもの」

 

であり、どのような
条件下に置かれようが、

 

「人というのは素敵な人に
出会うと魅了されるもの」

 

ということを教えてくれて
いるのではないでしょうか。

 

また、約束や契約で相手を繋ぎとめる
ことよりも、その人そのものが
イキイキと輝きを放っていることで
人間関係は好ましいものになる
ということを学ぶ象徴でも
あるのではないかと思います。

 

そうであれば、イキイキとした相手を
繋ぎとめることで幸福感を得ようと
努めるよりも、自分自身がイキイキと
輝いて生きるにはどうしたらよいか
ということに専念することが
肝要となってくるかと思います。

 

人の内面から放たれる輝き
というものは、どんな契約よりも
強い力をもって、良好な人間関係を
形成させることでしょう。

 

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◎編集後記
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「他人は変えられないけれど、
自分自身は変えられる」

 

なんてよく言われますが、
自分自身が輝くように努める方が、
お互いにとって気持ちいいこと
なのかもしれないですね。

 

―安永周平

 

PS

ちなみに4/28(月)開催の
「夫婦の悩みの断捨離セミナー」は、
今日の内容とも関係しています。

 

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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