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2026/08/13(木)

【やましたひでこ】「離れる」という選択肢

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ごきげんさまです。
断捨離やましたひでこです。

立秋が過ぎて、
今日、8月13日は、獅子座の新月。

立秋が過ぎたとはいえ、
まだ夏の盛り。

暑さの厳しさは、
まったく変わらないけれど、
心なしか、空気の色が少し違うような。

とはいえ、
暑いものは暑い。

まあ、暑さのことは、
嘆いても仕方がないので、
ひとまず横に置いておくとして。

このところ、ずっと考えていることを。

誰かのせい。
何かのせい。

私たちは、
この「せい」にしたがる癖がある。

もちろん、実際に、
「誰か」や「何か」によって、
悩みが続くことはある。

それは、たしかなこと。

たとえば、
「実家の片づけ」問題などは、
まさにそう。

親という「誰か」。
モノの溜め込みという「何か」。

その存在によって、
子の悩みは尽きない。

親が片づけてくれない。
親が捨ててくれない。
親が聞く耳を持ってくれない。
親がモノを溜め込んでいる。

だから、たいていの場合、
子は親の溜め込み癖を
なんとかしたいと考える。

でも、それは、なかなか難しい。
というより、無理と考えた方が賢明。

長い人生の中で培われた溜め込み癖。
モノに執心するモノ軸思考。

それを、
こちらの言葉や説得で変えようとする。

これは、たいてい消耗戦に。

もちろん、言いたいことはある。

片づけてほしい。
捨ててほしい。
安全に暮らしてほしい。
もっと快適に過ごしてほしい。

その思いは、当たり前で。

けれど、親を変えようとするところに、
自分のエネルギーを注ぎ続けると、
こちらが先に疲れ果ててしまう。

ここで、視点を変える必要が出てくる。

親を変えるのではなく、
その環境との関係をどうするのか。

親子という血のつながった関係を、
ひとつの「環境」として捉え直す。

これも、
とても難しいことではありますが。

親は親。
家族は家族。
実家は実家。

情もある。
記憶もある。
責任感もある。
罪悪感もある。

だからこそ、
なかなか距離を取れない。

けれど、これだけは心しておきたい。

たしかに、
悩みの発端は、
「誰か」や「何か」のせいかもしれない。

けれど、
その「せい」にこだわり続けるかぎり、
悩みを抱え込み続けることにもなる。

この夏の暑さを考えてみれば、
少しわかりやすいかもしれません。

暑い。
本当に暑い。

この暑さのせいで、
たしかに私たちは不快を感じます。

けれど、
誰も、夏という季節に向かって
「涼しい季節になりなさい」
とは言わない。

誰も、「どうやって夏そのものを
涼しい季節に変えようか」
とは考えない。

私たちがすることは、
夏を変えることではなく、
自分の環境を整えること。

エアコンをつける。
窓を開ける。
日差しを遮る。

水分を取る。
無理な外出を控える。
涼しい場所へ移動する。

つまり、
暑さそのものを変えるのではなく、
暑さとの関係を変えているのですね。

もっとも得策なのは、
暑い土地を離れて、
涼しい土地へ赴くこと。

つまり、避暑。

これはまさに、断捨離の「離」。

「離」とは、
嫌いになることではなく、
見捨てることでもない。

けれど、
自分を消耗させる環境から、
いったん距離を取ること。

自分では変えられない相手や状況に、
自分の生命力を差し出し続けないこと。

「誰かのせい」
「何かのせい」

そう感じる対象があるならば、

その誰かを変えようとする前に、
その何かを恨み続ける前に、

まず、自分がどう離れるかを考えてみる。

物理的に離れる。
心理的に離れる。
時間的に離れる。

役割から離れる。
期待から離れる。
罪悪感から離れる。

その選択肢を、視野に入れておくこと。

たとえ、すぐにはできなくても。
たとえ、ハードルが高くても。

「離れる」という選択肢が、
視野にあるのか、ないのか。

それだけで、進む方向は
まったく違ってくるのですから。

断捨離とは、

関係を見直すこと。
環境を見直すこと。
自分の立ち位置を見直すこと。

そして、
自分を苦しめ続けるものから、
少しずつ離れていくこと。

誰かのせい。
何かのせい。

そう言いたくなる時ほど、
問うてみたいのです。

私は、そこに
居続ける必要があるのか。

私は、その関係に
巻き込まれ続ける必要があるのか。

私は、その環境に
自分を置き続けていいのか。

夏を変えることはできない。
けれど、
涼しい環境をつくることはできる。

相手を変えることはできない。
けれど、
自分の距離を変えることはできる。

ここに、
断捨離の「離」があるのです。

有難うございます。

やましたひでこ

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
親子関係を「環境」として捉え直すというの
は、じつに独特! やましたさんならでは! 
とても断捨離的な視点ですね。

お盆で帰省中のご実家やご家族での旅行先
などで、今日のメルマガを読んでくださって
いる方も多いかもしれません。
ぜひ「実家の断捨離」を考える、話し合う、
キッカケにしてくださいねϵ( ‘Θ’ )϶

山本 響子<断捨離事務局>

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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