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【小松易】かたづけが動かす、チームの空気
2025/06/27(金)
【小松易】かたづけが動かす、チームの空気
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
ある企業で実際にあったお話なのですが、
仕事時間中、管理職の方が、
突然、手を止めて言ったんです。
「……あの棚、今日のうちに片づけよう」
突如その管理職の方は棚に向かい、
棚の書類の整理をはじめたそうです。
その行動をきっかけに、
周囲の空気が変わりました。
同じ部屋にいたメンバーも立ち上がり、
「これも、いらないですよね?」
と声をかけ始めた。
たった一人の行動が、
連鎖反応を起こした瞬間だったと。
口で伝えるより、背中で見せる。
つまり、かたづけは現場を動かす、
一つの方法なんですね。
たとえば…
・書類の山を「必要」と「不要」に分けた
・長年使ってない備品を思い切って処分した
・朝の5分を「今日の机を整える時間」にした
こんな小さな行動が、
部下たちの目にどう映るか。
それは、“本気で変えたい人がいる”という、
無言のメッセージになります。
「かたづけ」とは、自分と向き合うこと。
それは、
「自分を変えることで、周囲を変えること」
でもあります。
特にリーダーが行動することで、
部下たちはその“気配”を敏感に感じ取ります。
・上司の机がすっきりしている
・言葉が端的で明快になった
・やるべきことが見えやすくなった
これらは、すべて「整っている」状態
がもたらす結果です。
あなたの背中は、何を語っていますか?
もしかしたら、最初の一歩は
“机の上の書類を処分すること”かもしれません。
まずはご自身を整えるところから
始めてみてください。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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かつて勤めていた会社の上司は、
まさに「背中」で語るタイプの人でした。
頭脳明晰、仕事もデキて、机の上はいつも
きれい。無駄なモノなどないように見える
のにそれでも時々、引き出しを全部開けて
片っ端から捨てる姿が潔く……。
口数は少ないけれど、とても厳しい人で、
企画書もしょっちゅうNGを出されたけど、
大事なことはぜんぶその上司から教わった
なぁと10年以上経った今も感謝しています。
山本 響子
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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