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2025/04/16(水)

【川畑のぶこ】Q.自宅を手放したことを後悔しています

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.自宅を手放したことを後悔しています

川畑さま、いつもコンテンツ拝見しています。
この度初めてご相談させていただきます。

私はこれまで家族と20数年住んでいた
東京の自宅を売却し、
賃貸マンションに引越したことを
とても後悔しています。

ローンを完済し、
今後は修繕費等の出費だけで
住んでいられたマンションでした。

主人は長期海外赴任、子供たちの独立。
これから私一人で住むには広いこと、
私がマンション内でのコミュニティに
上手く溶け込めていないと感じること等あり
売却価格を考えると
このタイミングが良いのかもと
夫婦で話し合った末の決断でしたが、
最終的に私の強い希望に
家族が合わせてくれた感じでした。

思っていたより売却から引越しまでの
期間が短く、
引越し先を熟考出来なかった事で
引越し先の環境にも満足出来ず
当たり前ですが
お金が思ったよりかかっています。

私が我慢してあのまま住み続けていれば
素晴らしい環境の中で
余裕のある暮らしが出来ていた、
古くなった不満だった事も
リフォームで対処できたはず、
なぜパートをやめてまで
遠方に引越してしまったのか。

思い通りになったにもかかわらず
今更ながら少し立ち止まって
冷静に考えられなかった自分の考えの甘さと
浅はかさで家族を巻き込んで
大切な実家だった場所を手放してしまったと
後悔ばかりしています。

昔から衝動的に物事を決めがち、
躁鬱気質です。

今更過去は変えられない現実と
向き合っていかなければと
頭ではわかっているのですが、
なかなか前に進めず鬱々としています。

気持ちをコントロールし
前向きに進めるよう
アドバイスいただければありがたいです。

【まりも・50代・女性・無職・埼玉県】

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20年慣れ親しんだ家を手放して
引越しをされたのですね。

人生には、離れてみて初めて分かる
価値というものがありますが、
まりもさんは長年ご自身や家族の生活を
支えてくれた家やコミュニティを離れて
初めてその良さに気づかれたのですね。

引越しは人生でも比較的おおきな決断ですが、
そのような決断には多かれ少なかれ
後悔は伴うものです。

また、
何かを得るためには何かを手放さなければ
いけないときがあります。

そのようなときは、ある程度の痛みは
潔く受け入れる必要があるでしょう。

もし、
まりもさんが昔の家に住み続けたなら、
やはり、
「あのとき引越していれば良かった!」
と後悔するのではないでしょうか?

「あー、やはりあのときが
 売りどきだったのに」とか、
「古いから修繕費がバカにならない!」とか、
「ひとりでは広くて不便で寂しいのに」とか、
「もっと馴染めるコミュニティが
 あるかもしれないのに」とかとか…

どうでしょう?

対象の内容をどんなに変えてみても、
対象との関わり方が変わらない限り、
後悔は湧いてきます。

すなわち、
対象の良いところに注意を向けず、
ネガティブな部分ばかりに目を向けたなら、
そして、それらがすべてなくならない限り、
私の人生は機能しないという姿勢が、
今手にしていないものへの執着を
生み出してしまいます。

20年住み慣れた家の価値は、
離れてみないことには分かりませんでした。

そのまま、30年、40年住み続けたなら
=それがまりもさんが手にしているものなら、
それ以外のものが理想の人生のための
解決になると信じてしまうのです。

物事にはポジティブな側面も
ネガティブな側面もあります。

それでも、まりもさんはその時点での
最善の選択をしています。

そうであれば、
それはそれでご縁と割り切り、
このご縁から何を学べるかを
考えてみてください。

それでも今の住まいがどうしても嫌なら、
そこを終の住処にする必要もなく、
また引っ越したっていいのですし、
賃貸ですからむしろ手軽なはずです。

やはり賃貸は損と思ったなら、
次の住まいは家の売却益で
ダウンサイズの物件を
熟考して購入したっていいわけです。

今の住まいはそのための繋ぎと
考えることもできますね。

未来に今回の物件と
また離れるときが来るなら、
そのときに後悔しないよう十全に
今から良さを見つけて満喫してください。

新たなコミュニティも、
待ちの姿勢でなく、
自ら切り開いていくことを意識することで、
思いがけない素敵なご縁に
恵まれるかもしれませんね。

ー川畑のぶこ

★人生を前向きに切り開くサイモントンメソッド
川畑のぶこ講師 詳細は以下URLをクリック

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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