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【小松易】刑務作業から学ぶ!?片づけの楽しみ方
2025/03/07(金)
【小松易】刑務作業から学ぶ!?片づけの楽しみ方
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
多くの方にとって、片づけは
「楽しい」よりも
「億劫」なものかもしれません。
でも、ほんの少しの工夫をするだけで
「楽しさ」や「達成感」を
感じることができます。
ホリエモンこと堀江貴文さんが以前、
刑務所生活での労働作業について
こんなことを言っていました。
『獄中での刑務作業は多くが「単純労働」だ。
僕にとって、単純労働は苦痛でしかなかった。
東京拘置所での紙袋折り作業では、
1日50個のノルマが課せられた。
当初は簡単だと思ったが、
実際はギリギリ達成できるレベル。
それが悔しくなり、
折り方を工夫しながら試行錯誤した。
結果、3日後には79個を達成。
その瞬間、久しぶりに大きな喜びを感じた。』
プレジデントオンライン記事より要約・抜粋
https://president.jp/articles/-/55170?page=4
刑務所での単純労働でさえも、
工夫次第で楽しくなるのだとしたら
片づけだって必ず
楽しくできると思いませんか?
たとえば、ただ漫然と片づけるのではなく
キッチンタイマーで「15分」と計って
時間を意識して片づけるだけでも
随分作業効率が上がってきます。
工夫の効果で前よりも上手くいくと、
片づけが楽しくなってきます。
楽しくなれば
行動への意欲もわいて続きます。
そして、今度は
「片づけを継続できている自分自身」
がうれしくなって
また片づけようとするわけです。
すると、いつの間にか「片づけの好循環」が
生まれます。
ところが、この好循環に一つの壁があります。
その壁とは、
「迷いの壁」です。
せっかく継続し、習慣化し始めているのに
「これでいいのか?」
「この方法を続けていていいのか?」
と迷い、疑い始めてしまうのです。
では、この「迷いの壁」にはどのように
対処したらよいのでしょうか?
それは、
自分自身にこう質問してみることです。
「何のための片づけか?」
片づけの目的を普通に捉えると
「部屋や職場をキレイにするため」です。
これも一つの目的です。
ところがワタミの会長である渡邉美樹さんは
お店の片づけ、掃除の意味を
あるインタビューで
次のように語っていました。
片づけ、掃除というのは、
従業員に余裕を生み出し、
一つ一つのことに対して「とどめを刺す」
ことを習慣化させるためのもの。
つまり、問題の先送りの体質をなくし、
キチンと約束を守る文化を
お店に作り出す手段だというわけです。
では、私たちが片づける目的は
どこにあるのでしょうか?
たとえば、
・いつも準備できていて、
余裕をもって生活できる人になるため
・探す時間が減って、
ストレスなく快適に暮らすため
・忘れ物や失くしものが減って、
無駄な出費をしない意識を高め、
そこから経済的に豊かな暮らしをするため
などです。
片づけから直接享受できる
「キレイさ」はとても大切です。
そして、片づけという活動を「通じて」、
間接的に享受することは
私たちにとってさらに
意味・意義のあることなのかもしれません。
ぜひ今週は、
自分自身で、そして家族やパートナーと
片づける意味や意義について考え、
話す時間をとってみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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先日、友人の結婚式に着ていくドレスを
ネットショップで購入しました。
早速届いたものを試着すると良い感じ。
ドレス選びを手伝ってくれた別の友人に、
届いたよ!と写真を送りたくて、
鏡の前で自撮りをしたのですが・・・
鏡があまりにも汚い!
今、全身鏡が自宅にないので
浴室の鏡で代用しているのですが、
水垢汚れが目立ってとても人に
見せられるものではなく、
即、ドレスを脱いで鏡を掃除しました。
もし、鏡の掃除をサボっていなければ
届いた時のワクワクをそのまま
友人にも送ることができたはず。
ただキレイにするだけではない、
片づけの意義を発見した出来事でした。
西 優里花
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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