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2024/12/14(土)
【おのころ心平】競争やマウンティングと無縁の世界観
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おはようございます。
おのころ心平です。
マウンティングに巻き込まれない
世界観とは…?
↓
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古代インドの精神文化には
2つの面があり、
それは「ヴェーダ」と
「ヨーガ」で表されます。
「ヴェーダ」とは伝統的身分秩序
―バラモン、クシャトリヤ、
ヴァイシヤ、シュードラの
4つの階層から構成される
ヒエラルキーの頂点に位置し、
社会で支配的地位を勝ち得ている
バラモン階級的価値体系です。
※ ※ ※
そして、もう一方に、
社会構造や身分秩序を
度外視したところに成立している
ヨーガ的価値世界があります。
フランスの哲学者
マッソン=ウルセルは、
歴史におけるヨーガの最も古い痕跡を、
紀元前6世紀頃に発生した
「仏教」や「ジャイナ教」の
生活規律にたどり、
それがのちのヒンドゥー教に
受け継がれたと考察しています。
※ ※ ※
仏教やジャイナ教は
バラモン中心の体制や
身分秩序を否定する
反バラモン的な思想宗教運動であった、
とされています。
そしてヨーガは、
起源と本質において
ヴェーダや身分制のような
バラモン教的な規範とは
一線を画すると喝破したのです。
「ヨーガは、
ヴェーダにもカーストにも関心がない。
ヴェーダは知識ではあるが、
ヨーガは知恵である……」。
※ ※ ※
情報社会に無関心でよい
わけではありませんが、
決してヒエラルキーに
取り込まれるわけではなく、
また、
マウンティングゲームに
巻き込まれることなく、
そこからひょいと抜け出して、
解放された大海に
癒しの知恵を見つけながら
自由に生きる。
それが、現代の癒しの生き方
かもしれないと僕は考えています。
※ ※ ※
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ーおのころ心平
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◎編集後記
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有名な芸能人やインフルエンサーが
少しでも楽しそうな写真をあげると
「自慢」と言われてしまう、という状況は
これまでにもありましたが、
最近はそれが一般人の何気ない投稿にまで
広まってしまっているような気がします。
例えば、子育ての悩みの投稿でも
「○人も子どもいる時点で恵まれてる」
とか
「愚痴のフリして夫の年収自慢してるだけ」
とか、もはや目のつけどころに
感動すら覚えてしまうようなコメントが
ついているのを見かけてしまいます。
マウントの取り合いが常態化して、
何もかもが攻撃のように
感じてしまうのでしょうか。
なんだか生きづらそうだなぁと
つい可哀想に思ってしまいます。
西 優里花
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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