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2024/12/09(月)
【やましたひでこ】断捨離大賞2024 発表!
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
毎年恒例だった「断捨離祭り」は卒業。
今年からは、zoomでの
「断捨離忘年会」となりまして。
でも、断捨離大賞の選定発表は続きます。
これは、やはり、
やめる訳にはまいりませんね。
たくさんのご応募作、
心より感謝申し上げます。
断捨離が人生を変える。
断捨離で人生が変わる。
「断捨離で」なのか、「断捨離が」なのか。
「変える」のか、「変わる」のか。
寄せられた多くの
「それぞれの断捨離ストーリー」
を読ませていただきながら、
毎度のことながら思う。
けれど、そんなことはどうでもよくて。
ただただ、ひたすらに。
ただただ、あきらめず。
断捨離に取り組み続けたからこそ、
今の自分がここにいる。
さあ、今年令和六年、
2024年の断捨離大賞作、
全文をここに。
どうぞ、お読み下さいね。
◆断捨離大賞
「断捨離と共に生きる」
なみさん
ひでこさんに毎年こうやって
お手紙を書くようになって今回で4回目。
毎年、断捨離祭りに向けて
体験談を書くようになって
今年はこんなことがありました。
さらに次の年には
こんな展開が待ってました。
と報告するようになって
昨年書いたときには
もうこれ以上のことは起きないのでは?
と思っていましたが、そこはさすが断捨離。
想像を超えた世界に
私を連れて行ってくれました。
春先には50年以上の間、
苦しみ、生きづらさを感じていた私の性質を
自分自身で受け入れ
自己開示することができました。
物心をついたときから
記憶の中ではすぐ泣く私。
泣きたいわけではないのに。
まるで条件反射のように涙が出る。
それは大人になってからも同じ。
泣きたくない場面でも
自分の意志とは関係なく出てくる涙。
その度に「泣けばいいと思って」
「これだから女は…。」と言われ続け、
悲しい場面で泣くなら兎も角、
おかしい話をしても出てくる涙。
とにかく人と話すと涙が出てくる。
なんとかしたくていろいろ調べてみても
結局は精神論でしかなく
気持ちの問題と切り捨てられる日々。
「仕方ないのかな。」と、諦めてみても、
人と話すと涙が止まらないのは変わらず。
そのうち如何に誤魔化すか?ばかり考え、
話すときは他人事のように
感情を一切封印して話してみたり
試行錯誤はするが全く効果なし。
そんなとき、
ひでこさんとおのころ心平さんの対談の中で
HSPの話を聞き、それに対してひでこさんが
「それは大変。辛いね。」
の一言にとても救われた気がして、その後、
断捨離トレーナーの方々に
涙の話を聞いてもらう機会があり、
受け入れてもらったら
以前よりも涙が出ることなく、
普通に話すことが少しずつできるように
なっていきました。
あんなに生きづらかった私が
誰にも言えなかった想いを聞いてもらって、
受け入れてもらって
こんなにも楽になれたことがとても嬉しく
今年はこの話をひでこさんに報告しなくちゃ。
と早々と下書きをしていた私。
でも断捨離を続けていると
想像していた以上のことが起きるとは
まさにこのこと。
今度は実家の断捨離について
ある出来事が起こりました。
実家は三人揃ってタメコミアンの
母、兄、弟の三人家族。
何度かトライするも撃沈。
私は実家を出た身。
外部の人間がとやかく言うのは間違い。
何とかさせようと思うことは傲慢。
もちろんそのことは承知の上で、
鬱状態の母、引きこもりの兄、
アスペルガーで眼に障害をもった弟。
全くと言っていいほど会話のない実家。
緊急外科手術が必要な状態が
続いていました。
鬱の母に代わって食事を届けながら
実家に行けば出来ることとして
トイレ掃除、テーブルの上をきれいにする。
玄関の靴を揃える。
そんなことをしながらも虚しさを感じ
実家の断捨離を前向きに諦めたときに
破壊と再生が起こりました。
ときは7月。昨今のゲリラ豪雨により
屋根から水が漏れ部屋が水浸しに。
ごみの山となっている衣類、段ボール、
布団、絨毯、本、CD、家電製品…。
ありとあらゆるものを
廃棄処分せざるをえない状態。
部屋をリフォームするために
全てのモノを運び出さなくてはいけない。
その状況を目の前に
只々呆然と立ち尽くす母と弟を尻目に、
これで片付けられると意気揚々の私。
リフォーム業者にも
無理では?と言われたほどの物々を
3日間で全て外へ出し、
車に乗せて運び出しました。
断捨離を知らない人からは「大変だったね」
ダンシャリアンからは「良かったね」
真逆の声掛けに思わず笑ってしまいましたが
一人黙々と実家で誰も手伝わない中、
楽しく断捨離出来ました。
そんな時、スッキリと片づいた我が家と
私の家族は一番の味方。
実家で疲れ切った私を癒してくれました。
さぁ、これでネタは揃った。
今年の断捨離体験談は「破壊と再生」と
表題まで決めていたのに、
まだ予期せぬことが
私を待ち受けていました。
今度は私自身の生と死。
この断捨離体験談を書く数日前に
私は狭心症になりました。
突然今まで経験したことのない
胸の痛みに息苦しさ。
幸いすぐに収まったのですが
これは明らかにおかしい。
その時、死を意識しました。
その日は土曜日の午後だったこともあり
開いている病院は限られている。
急いでスマホで検索し病院へ。
循環器科と書いてあったので行ってみたら
循環器の先生はいらっしゃらないけど
診てくれるとのこと。
とりあえず診察をお願いし
詳しい検査は休み明けに。
一応薬を出しておきます。
と言われたけれど、
土曜日なので近くの薬局は16時まで。
「きっと間に合う。」そんな予感の中、
薬局についたのが15時57分。さすが私。
その後の週末も、断捨離をしていなかったら
また症状が出るんじゃないか?
救急車が間に合わなかったらどうしよう。
古くなった下着の処分しなくちゃ。
家族に見られたくないモノの
処分をどうしよう?
来週から入院になったらどうしよう?
そんな恐怖と不安の中にいたと思います。
そう言えば数年前のがん検診で
要精密検査って言われただけで
ドキドキして心配で眠れなかったことを
思い出しました。
でも、断捨離をするようになって5年。
人に見られて困るものはないし、
下着もきれい。
不安は頭の中での妄想。
事実だけを見ればいい。
家の必要な大事な書類等は
全てまとめてある。
息子に大事なものの場所を伝えたら
あとは全く心配なし。
人は、いつかは必ず死ぬもの。
それが早いか、遅いか。ただそれだけ。
今の私に後悔はない。
はっきりそう思えました。
日曜日の夕食は
「最後の晩餐?」
「入院したら好きなもの
食べられないなぁ?」
そんなことを考えても
食べたいものは思い浮かばず、
結局いつも通りの食事に赤ワインを少し。
その後ゆっくりとお風呂に入り、
心配なことと言ったら
「息子はお風呂をちゃんと
洗ってくれるかなぁ?」
そんなことを考えている自分に
断捨離に出会えて、
死を意識したこんな時まで穏やかな気持ちで
いられることに感謝して眠りにつきました。
さて月曜日、なんの不安も恐怖もなく
晴々した気持ちで玄関を出る時
「いってきます。」
と家に挨拶して出かけました。
幸い結果は一時的なもので
「異常なし」の診断をもらい
家に帰ってきて主人に抱きしめられたら
一筋の涙が…。
主人には「怖かったね。」と言われましたが
私の中では恐怖ではなく、
またこうして主人と一緒に居られることの
幸せの涙でした。
主人との仲も最悪だったあの頃。
断捨離のおかげで
気持ちを出せるようになったら
お互いの理解も深まり今が一番仲良しです。
狭心症は私への身体のサイン。
なんでも全力投球してしまう私に
ゆとりは必要だよ。
と教えてくれたんですよね。
自分を労り、自分を大切に、
自分自身と大事に付き合っていこうと
再確認しました。
断捨離をしていると
思いもしない素敵な世界に
連れて行ってくれる。
また、
来年はどんな景色が待っているんだろう。
と、今からとっても愉しみです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
はい、入選作は、以下のとおり。
◆「断捨離を知り、自分を知る」
もじゃぶーさん
◆「自立・自由・自在」
しろさん
◆「空っぽの私の中に流れこんできたこと」
匿名希望
◆「断捨離で流れ込んできた生かせいのち、
かけがえのない時間」
山崎 奈美さん
◆「私は流れの中に生きている」
ゆきさん
◆「断捨離の力を侮っていたわたしが」
みーもの妻 とよちゃんさん
◆「人生の幕開けは何度でも」
しょうこさん
断捨離とは、
問題解決思考とその行動。
どうぞ、日常の生活時間で、
日常の生活空間で、
断捨離に励んで下さいますように。
そう、あなたが、
あなた自身の気力、体力、知力を
より充実させていくために。
有難うございます。
やましたひでこ
ブログ:https://ameblo.jp/danshariblog/
やましたひでこ Instagram ID:
danshari.hideko
断捨離公式Instagram ID:
danshari_yamashitahideko
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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◎編集後記
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断捨離大賞を受賞されたなみさん、
入選されたみなさん、
おめでとうございます!
入選作品については、
断捨離公式サイトにて、
順次掲載させていただきます。
断捨離をすることで、
空間にも、心にも余白があると、
どんな予期せぬことが起きても、
しなやかに、最善の対応ができる。
そのことを再確認し、
改めて、自分にもっと「ゆとり」を
持たせてあげようと感じました。
西 優里花
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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