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2024/10/18(金)

【小松易】片づけを成功に導く大切なツールとは

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

片づけをしていると、
「私たちの使う言葉」が、
重要な役割を果たしていることに
気づきます。

たとえば、「捨てる」と「手放す」
という言葉の違いだけで、
感じ方が大きく変わることがあります。

「捨てる」と聞くと、
どこか罪悪感や後ろめたさを
感じることがありますよね。

しかし、「手放す」と表現すると、
それまでの役割を終えた物への感謝や、
次のステージに進むような
前向きな気持ちになれます。

このように、同じ行動でも、
使う言葉ひとつで片づけがスムーズに
進むかどうかが変わってくるのです。

かたづけ士として、これまでずっと
「言葉の力」を大切にしてきました。

そんな私が、仕事で全国各地を
回るたびに楽しみにしていることの一つが
「方言」です。

方言はその土地ならではの
言い回しや、物事をどのように
捉えているかを反映していて、
かたづけのプロとしての
視点から見てもとても面白いのです。

例えば、以前講師で伺った香川県。
さぬき弁で「わや」という言葉があります。

部屋が“わや”になった。

なんとなく意味わかりますよね。

「めちゃくちゃ」です。

じつは私の生まれ故郷
北海道でもよく使う言葉で
おそらく意味もほぼ同じ。

さらに激しくメチャクチャな時は
「わやわや」と(笑)
わやを重ねて使います。

ちなみに伝わりづらいですが、
2つ目の「わや」の方を
強めに発音するのがコツです。

「ゎゃわや」です(笑)

香川県の高松市で
経営者や管理職向けにセミナー
を行ったときのことです。

ある建設系の会社から、
次長と係長の男性二人で
参加いただきました。

係長のAさんのデスクが
自己評価で0点。
つまりデスクが「わや」な状態です。

そこでAさんに1つ質問しました。

「明日から頑張ってデスクを片づけて、
 1ヶ月後、理想の状態になったら、
 Aさんの片づけはそれで終わりですか?」

Aさんは
「いえ、維持が必要です!」
と期待していた通りの答え(笑)。

しかし、セミナー終了後の懇親会で、
上司である次長さんが私にこう言いました。

「明朝やるって言ってたけど、
 Aさんホント片づけるのかな~」
「小松さん、明日Aさんがもし片づけたら、
 どうリアクションしたら良いですか?
 冷静に?大げさに?」

「ぜひ、ほめてあげてください!
 必要なら、すこし大げさに!」

数日後次長さんからメッセージがありました。

「Aさん、今日も片づけてました。」

次長さんが大げさにほめた
効果が出たのでしょうか(笑)。

さらにその後、Aさんや事務の社員も含めて、
書類の片づけミーティングを行い
さまざまな社内の問題を「かたづけ」で
変えていこうと決意したそうです。

「習慣化ができるようにルールを作って、
 働きやすい職場にしたい。
 生産性が上がるようにがんばります!!」

こんな力強い言葉で次長さんの
メッセージは締めくくられていました。

言葉は、私たちの考え方や行動を導く
大切なツールです。

だからこそ、片づけをする際には、
自分の気持ちが軽くなり、
行動が前向きになる言葉を意識して
使うことをおすすめします。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆「ファイル」と「フォルダー」
 その違いは明確ですか?

 そしてそれぞれの適切な対処法は?

 分かってはいるけど、
 ついつい、曖昧にしてきてしまった。

 もしかしたらその曖昧さが、
 今のパソコンの「ゴチャゴチャ」を
 作ったのかもしれません。

 「モノ」の次は「データ(情報)」の片づけ。

 年末に向けて、私(小松)と一緒に
 スッキリ片づけを進めてみませんか?

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◎編集後記
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先日こんな投稿を見ました。

学校の成績について先生に聞くときに
「どうしてテストの成績が良かったのに
 評価が4なんですか」
ではなくて、
「どうすれば5になりますか?」
と聞くのが良いよ、というものです。

どちらも同じ内容を聞いているようですが、
前者はすでに決まった評価について
理由を聞いていて
(あるいは不満を含んだ言い方で)
後者は、今後より良くしていくには
どうすれば良いのか、聞いています。

これは処世術としても有効ですが
未来に目を向けている後者の方が
自分の成長にもつながる
素敵な言い方だなあと思います。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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