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2024/07/12(金)

【小松易】仕組みの力で「つい」「楽しく」片づく家に

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

間もなくパリ五輪が始まります。
前回の東京五輪開催からもう3年。
時の流れの早さに驚きを隠せません。

今年もたくさんの選手たちの活躍を
期待したいですね!

1964年の東京オリンピック当時の話ですが、
開催前にJOC(日本オリンピック委員会)
関係者は、「あること」で
とても神経をとがらせ緊張していました。

それは、国旗の掲揚です。

6年前の1958年に東京で開催された
アジア大会で中華民国(台湾)の
青天白日満地紅旗を国立競技場の
メインポールに逆掲揚するという
大失態を演じてしまったからです。

いかにして、
国旗の上下を間違えないようにするか?
試行錯誤の末、掲揚する人を
トレーニングするだけではなく、
ある「仕組み」を取り入れて
解決させたのです。

それは、国旗にある上下のフック
(竿のロープと旗布の留め金)を工夫し、
上部の金具を「金色」、下部の金具を
「銀色」に色分けして、
同色同士で合わせるようにした
ということです。

さらに万が一のことを考え、
間違って金色に銀色を
取り付けようとしても、
構造上、はまらない仕組みを施し、
期間中の掲揚を
滞りなく行うことができたのでした。

さて、片づけが上手くいっている人は
「片づく習慣」を身につけています。

しかし、習慣というのは、
スマホのアプリのようにカンタンに
ダウンロードできるものでは
ありませんよね。

時間、労力、根気など、
さまざまな壁が立ちはだかり、
挫折することのほうが多いことでしょう。

そこで、先の国旗掲揚の例のように
「仕組み」を取り入れると、
習慣化の手助けをしてくれます。

視覚や五感に訴えかけることで
動作・行動のキッカケをつくり、
思わず動きたくなるような工夫、
システムを作るのです。

大きな声で「片づけなさい!」と
言わなくても、
家族や社員が思わず片づけたくなったり、
その辺りにポイポイモノを
散らかさなくなったりするような
表示や標識などもその一つ。

たとえば、愛知県の印刷会社が開発した
靴やスリッパを楽しくそろえるための
足形ステッカー、
「あしあわせステッカー」。

散らかりがちな子どもたちの靴や
トイレのスリッパなどを、
叱ったり怒ったりせず、自主的に
“楽しく幸せに”そろえることができる
アイテムです。
https://www.walkerplus.com/article/1124933/

他にも、仕掛学の専門家である
松村真宏准教授が考案した
「バスケットゴール付きのゴミ箱」

こちらもゴミを捨てるのが楽しくなる
人間の行動心理をついた商品です。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2017/0f9gnv

どちらも「つい」「楽しく」
片づけができてしまう
秀逸なアイデアですよね。

なかなか家族が片づけてくれない、
と悩んでいる方はこのようなグッズを
活用してみるのも手かもしれません。

片づけが苦手な人ほど
「仕組み」の力を活用しましょう。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆参考:ダディの国旗の秘話
「東京オリンピック国旗秘話①」
https://worldflags.jp/blog/3795/

◆この夏、私と一緒に
 デジタルデータの片づけを始めませんか?

 分かってはいるけど、
 パソコンやサーバー内の片づけは
 長年蓋をしてきた。。。

 「モノ」の次は「データ(情報)」の片づけ。

 私(小松)と一緒に、
 スッキリ片づけを始めてみませんか?

 『意外と知らない
 「デジタルデータかたづけ Remix編」
 オンラインセミナー』
https://sukkirisukkiri.com/ddkremix01

各回残席2名となりました。

ご参加お待ちしております!

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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「片づけなさい!」では、
実際、何をすれば「片づけた」なのか、
どの状態になれば完了なのか曖昧ですし、
人によって基準も違うので、

こんなふうに、
・靴を足跡の位置に置く
・ゴミをゴールポストに入れる
と、どう行動すればよいか
わかりやすくなりますね。

仕組みを使って、
「片づけ」をわかりやすく、
楽しくしていきたいですね。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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