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2024/05/31(金)

【小松易】片づけの大敵は密室!

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

大人気ドラマ「古畑任三郎」は、
第1話の放送から今年で
30周年を迎えるそうです。

毎回見どころは、
田村正和さん演じる主人公・古畑任三郎が
いかにして完全犯罪をもくろむ犯人たちの
難解なトリックを解いていくのか?
にあります。

ストーリーの多くは「密室」で
限られた登場人物たちが織りなす
スリリングで時にユーモアを織り交ぜた
その展開に毎回、唸ってしまいます。

脚本家・三谷幸喜さんが描く世界に
いつも引き込まれていました。

「密室」という閉じられた空間は
推理モノやミステリー作品には
欠かせないですが、
舞台を「片づけ」に置き換えると、
要注意な要素になっていきます。

あなたの身近に「密室化」した空間は
ありませんか?

たとえば、クローゼット、押し入れ、
物置き、デスクの引出し、さらには、
“納戸化”した部屋など。

最近では、パソコンの中が
密室化しているケースが散見されます。

密室化の弊害、デメリットは
片づけるテンションが上がらないこと。

では、見えないところの片づけはなぜ、
テンションが上がらないのでしょうか?

1つ目は、
つい「あきらめがち」になるから。

中に何があるか、入っているかが
分からないので、把握しようとする前に
「まぁ、いいか」とあきらめてしまいがち
になるのです。

2つ目は、
変化が分かりづらいから。

モノの片づけの良さはなにより目に見えて
変化があることです。
ビジュアル(視覚)の変化で
やる気になる人は多いです。
他人の片づけのビフォー&アフターでも
なんだか「自分もできそう!」
となるものです。

変化は、片づけをやる気にさせる
とても重要な栄養素。

ある主婦の方はこう嘆きました。

「押入れを片づけても、家族が
 誰も褒めてくれないんです」

そう、3つ目は、
密室というのは
周りの人も変化に気づきづらいのです。
だから、褒めてくれないのです。

わたし自身、
褒められて伸びるタイプなので、
「よくやったね!」
と周りから言われることが
モチベーションの1つです。

そして密室化したスペースが怖いのは、
戸をパタンと閉めた瞬間に、
周りが気づかないばかりか、
片づけた本人も忘れてしまうものなのです。

片づけの基本動作に、
「しまう」というものがあります。

わたしたちはつい、無意識でいるので

「しまう」

「押し込む」

「隠れる」

「忘れる」

となってしまいます。

「忘れる」から、また買ってしまう。
そしてまた、「しまう」、
スペースがないので「押し込む」・・・

これを「しまうの負のスパイラル」
と呼んでいます。

その打開策は実はとてもシンプルです。

まずは、「外に出す」こと。

最初は「点検」という名目で、
出すだけ!

結果、全部戻すことになっても
大丈夫。

外に出せば、何かかが分かる。
分かれば、変わる。

ぜひ「外に出す」から
始めてみてください。

ただし、初回はくれぐれも
出す量・数は控えめに(笑)。

「1日・1か所・15分」を目安に
「密室化」を打開して行きましょう。

いつもあなたを応援しています!
小松易

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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X(旧Twitter)で昔、
お子さんを持つ女性が
こんな内容のことをつぶやいていました。

「うちの子にとって
 いちど視界から消えたモノ、
 いちど手から離れたモノは忘れられて
 もう“ないモノ”と同じになる」

お子さんの持つ特性についての
言及ではありましたが、
実際のところ、その程度が違うだけで、
多くの人に心当たりがあることだと思います。

家の中から「視界から消えたモノ」を
なるべく減らして、
スッキリさせていきたいですね。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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