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2024/04/19(金)

【小松易】究極のかたづけとは

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

昨年〜今年にかけて、
映画が豊作の年だなと感じます。

数字で見ても、
2023年の興行収入は2214億8200万円で、
前年比103.9%となり、
2000年の興行収入発表以降で
5番目の好成績となったようです。

映画ファンの私としては毎回、
どの映画を見に行こうか迷ってしまいます。

映画はオープニングの10分間が大切と
いわれていますが、
講演も最初のツカミが肝心です。

講演会に来てくれた会場のみなさんが
グッと私の方に意識を向けてくれる
とっておきのネタがあります。

その話のひと言目は
こんな質問から始まります。

「『究極のかたづけ』ってご存知ですか?」

読者のみなさん、
『究極のかたづけ』って
何だと思いますか?

以前、ある講演でこの質問をしたところ、
50代くらいの女性が
「はい、わかりました!」
と手を挙げて
「私が死ぬことです!」
と勢いよく言いました。

「それこそ究極ですね」

と私が言うと、会場がドッと
笑いに包まれたのですが
今日はその手前のお話です(笑)。

私が用意した答えはこうです。

「究極のかたづけとは、
 “からだ”のかたづけ」

この答えに至ったのは
「断食(ファスティング)」体験でした。

今から約10年前のこと。
8月のお盆に妻と2人、
自宅で「6日間の断食」
を行いました。

主な動機は、デトックスで体質改善。
オマケで少し(?)気になっていた
体重を減らすこと。

実は、一番体調的にも、
心理的にもきつかったのは
初日の夜でした。

意外なことに、2日目以降はだんだんと
空腹の感覚も上手く「やり過ごす」コツを
身につけて、順調にいきました。

さらに、断食体験は私に未知の気づきを
もたらしてくれました。

その1つが、普段の「飲む」「食べる」
といった
「何かを口から入れる行為」に対して
いかに無頓着だったのかということでした。

3日目の午後、
気がついたら、机の引き出しに
しまっていた「おせんべい」の袋を
開けようとしている自分に気がつきました。

街を歩けば、たくさんのコンビニ、
カフェ、そして、ファーストフード店、
小腹が空くたびに何かを買って
何気なく口に運んでいたそれまでの自分に
気がつきました。

断食の機会を通して
心理的な変化も訪れました。

最初は、食べないことが
不安、イライラ、恐怖に繋がっていたのに、
段々とこの時間そのものが
なんて贅沢で有難い時間なのかと
空腹でお腹が「グーグー」鳴るたびに
感じるようになってきました。

5日目にこんな体験もありました。
それは夕方5時頃からパソコンに向かって
仕事を始めたところ、
気がついた時には夜の10時。
かつてない集中力で仕事をしている
自分に気がつきました。

空腹であることで、
普段は消化で胃に費やすエネルギーを、
脳へ十二分に使うことができたのだと、
ある方から教えていただきました。

何かを手放せば、何かを得る。

どこかで聞いたような話ですよね(笑)。

そして、翌々日の7日目の朝を迎え、
プラス3日間の回復食期間を経て、
初断食を無事終了することができました。

ここまでが、部屋の片づけでいうと
「リセットのかたづけ」
つまり、理想の状態のゴールです。

そして、ここからが第2部、
「習慣化のかたづけ」。

つまり、
理想の状態を維持するかたづけです。

おかげさまで、10年たった今でも
当時の体重を保っています。

その秘訣は、習慣を変えること。
つまり、「飲む」「食べる」の
習慣行動を変えることです。

この部分は私の力だけでは無理でした。

先ほどの「何気なく口に入れる習慣」
を変えたことに加えて、
パートナーの妻が「マクロビ食」の調理を
習得し、日々その食事ができたことに
大いに助けられています。

モノの片づけも
理想の状態に到達できたら、次は

「どのようにして、その状態を
 維持することができるのか」。

今日は、私が体験した
「“からだ”のかたづけ」
を通して、
“部屋”のかたづけを
お伝えしました。

ぜひ「リセット」と「習慣化」
2つの観点をイメージして
家や部屋の片づけをさらに
進めてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

▼YouTubeチャンネルに
 動画をアップしました。

私が考える、
職場の片づけの“究極”の目的は、
効率化だけではなく、
「コミュニケーションが活性化」すること。

「『かたづけ』を通じて
 はたらく人と企業の未来を共創する」

ぜひご覧いただければうれしい限りです。

動画の視聴はこちら

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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おととい、会社の同期と夕食に行きました。

今、何が食べたい?
ここはちょっと遠い?
こっちのメニューはどう?
などと吟味してお店を決め、
意気揚々と向かいましたが、
その日は貸切営業で入れませんでした……

次の候補も、なんと貸切営業中。

「もうファミレスでいいんじゃない?」
と思う気持ちをぐっと堪えて、
その日行きたかったところと
雰囲気の近そうなお店を探し、
行ってみると、これが大当たり。

皆、大満足でした。

あのときファミレスに行っていたら
味わえなかった満足感・・・
食事ひとつとっても、
妥協はしてはいけないな、したくないな、
と思えた出来事でした。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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