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2024/03/06(水)

【川畑のぶこ】Q.体臭のことで悩んでいます 第2号

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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本日のご相談は、2月14日配信
「Q.体臭のことで悩んでいます」にて
ぐーさんからご相談いただいた、
過敏性腸炎によるガスで
臭いが気になるという
ご相談に関するものです。

すでに心理面からのアドバイスを
私からお伝えしているものですが、

その後、私の同僚で
腸脳相関分野のエキスパートであり、
医師の城谷昌彦氏から
有用なメッセージを
得ることができましたので、

第二弾として、改めてみなさんに
シェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

ルークス芦屋クリニック
院長 城谷昌彦

私のクリニックには
「おならが臭くて気になる」
「ガス(おなら)が多くて困る」
と受診される患者さんが少なくありません。

おならを構成するガスの成分は、
私たちが飲み込んだ空気が約7割で、
残りの3割は、腸内細菌が
産生したガスといわれています。

ほとんどのガスは腸管に吸収されますが、
吸収されないと、
おならとして体外に出て行きます。

腸内細菌のバランスが乱れたときや、
あまり噛まずに早食いをしたとき、
ガスを発生させやすい食事をしたとき、
無意識に空気を飲んでしまう
「呑気症」などでもおならが増えます。

しかし、実際の臨床現場では、
本当にガスが出ているかどうかの
区別は容易ではないため、
過敏性腸症候群(IBS)のガス型と
自己臭症(自臭症)の鑑別が
難しいことがほとんどです。

また、自己臭症の中にも
腹痛や腹部膨満感、下痢、便秘といった
IBSの症状を併せ持つ人が
半数近くいるという研究もあり、
両者の病態は密接に関係していると
考えられます。

もともとIBSの症状は
ストレスが深く関与していることが
知られていますが、
自己臭症があると、人混みや密室で
「おならが出るのではないか」
という不安や緊張が
腸の蠕動運動に影響し、
より膨満感やガスを増やしてしまう、
という悪循環が起こることがあります。

さらに、IBSには内臓の感覚過敏を
伴うことがあり、通常は腹部の膨満感は
感じないようなガスの量でも
敏感に膨満感として感じてしまう
傾向があります。

最近の研究では、
IBSは腸内細菌のバランスの乱れが
関与していることもわかってきましたが、
これは、私たちが日常的に口にする
食事の内容も大きく関与していることを
示唆しています。

あまり聞き慣れないかもしれませんが、
IBSや自己臭症に関連した疾患概念で
最近注目されているものとして
PATM(パトム:People Allege To Me)
があります。

PATMとは、自分以外の周囲にいる人が
くしゃみやのどの違和感を訴え、
まるで自分がアレルギー症状を
引き起こす原因のようになって
周囲の人に影響を及ぼす
状態のことを指します。

本人が自己臭に敏感になり
分かることもありますが、
本来は自覚症状が乏しいことが多く
周囲の人に指摘されて
気づくこともあります。

皮膚ガステストをして
実際に皮膚から出ているガスを
同定している施設もありますが、
今のところ一般的な検査ではありません。

PATMの原因の一つとして
腸内環境の乱れが指摘されており、
やはりIBSと同じように腸内環境を
整えることが重要と考えられています。

もしこのような症状でお困りであれば、
下記のようなことを
見直してみてはいかがでしょうか。

<食事に関して>
1、食物繊維が多いもの
 本来、食物繊維は腸内環境を整えるために
 重要なものですが、ガスが多すぎて困る人は
 食物繊維をとりすぎていないか
 見直してみましょう。

 食物繊維の量を減らすと
 軽減する場合があります。

2、肉類中心の食事
 戦後日本の食卓にも急激に増えた
 西洋風の食事は、私たち日本人にとっては
 動物性のタンパク質や脂質が多く
 腸内細菌のバランスを乱す原因となりやすく、
 おならが臭くなる傾向にあります。
 海に囲まれて暮らしてきた日本人は
 海洋性の食材や野菜を中心とした食事との
 相性がよく、症状が気になるのであれば
 普段の食事を見直してみましょう。

3、精製された糖質を多く含むもの
 お砂糖を多く使ったお菓子や小麦製品、
 人工甘味料を使った食材の過剰摂取は
 カンジダ菌というカビの増殖を
 促進する傾向があります。

 元々カンジダ菌は常在菌ですが、
 異常増殖すると腸内細菌のバランスを
 乱す要因となります。

<普段の生活に関して>
1、ストレス、睡眠不足
 長期にわたるストレスや睡眠不足があると、
 自律神経のバランスが乱れ、
 消化管の蠕動運動を司る
 副交感神経(迷走神経)の働きが低下し、
 ガスが停滞したり膨満感のほか、
 下痢や便秘のような便通異常を
 起こすこともあります。

2、早食い
 よく噛む人は唾液が多く分泌され、
 消化管の蠕動運動や、
 胃液や消化酵素の分泌を促します。

 それに比べて噛む回数が少なく早食いの人は、
 これらの働きが抑制された状態であるため、
 消化吸収の効率を下げてしまいます。

 よく噛むことが消化の第一歩であり、
 早食いの傾向のある人は見直してみましょう。

3、便秘
 食べたものが腸の中に長くとどまれば、
 腸内細菌による腐敗が促進されるため
 ガスが発生しやす くなります。

 水分をしっかり摂ったり
 普段から運動の習慣を持つなどして
 便秘の解消を心がけましょう。

―――――――――――――――――

いかがでしたでしょうか。
私も読み進めながら、
自分の食事やライフスタイルが
腸内細菌のバランスにとって
良いものになるよう
気をつけようと思いました。

改めて、ぐーさん
そしてお腹のケアの課題をお持ちの
みなさまもぜひお役立てください。

ー川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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