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2024/01/29(月)
【やましたひでこ】モノの溜め込みよりも残念なこと
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
1月29日、月曜日。
<旧暦師走十九日>
衝撃の元日から始まった令和六年、
一月もお終いの週に。
能登半島を襲った大地震、
石川加賀地区にある我が家
「こまつ町家」にも、それなりの
損傷があったことが判明。
伝統的在来工法で再生した「こまつ町家」、
調査してくれた地元の工務店さん、
左官屋さんによると、
漆喰仕様の白壁<外壁>20面以上に
ひび割れが見つかり
全面補修が必要とのこと。
夥しい数の能登の倒壊した家屋から思えば、
「こまつ町家」の損傷など
微々たる被害と見做すべきではあるけれど、
補修は大変な費用になることは
覚悟しなくてはなりません。
で、だからこそ思うことはこれ。
なんであれ、所有するということは、
それを維持管理するための
役目が伴うということ。
修理
補修
修繕
自然災害もあれば、経年劣化もある。
どんなに設計が素晴らしくても、
どんなに施工がしっかりしていても、
維持管理を怠れば、
無残な有様となり寿命は縮む。
そうですね、
断捨離の現場に赴くたびに
感じることはこれ。
モノの溜め込みによる澱み荒んだ居住環境に
心が痛むこともさることながら、
維持管理が放棄された
居住空間の有様に驚くばかり。
ホコリの付着
カビの発生
油汚染
カーテンは入居当時から何年にも渡り
同じモノがぶら下げられたまま。
洗われることもなく、
取り変えられることもなく。
当然、日焼けによる劣化も目立つ。
壁紙も張り替えられこともなく
薄汚れ破れている。
普段、身の回りのモノたちの
手入れを怠っているならば、更に、
家全体の手入れにかけるエネルギーなど
湧いてはこないのも無理からぬこと。
しかも、費用が嵩むそれらの修繕が
後回しになってしまうのも
仕方のないことなのかもしれません。
よく、買う時に
「捨てる時のことまで考えて」と
言われることがあるけれど。
それよりもなによりも、
私はこう申し上げたい。
手に入れる時は、
その後の手入れも受け入れて!
手に入れた限りは、
その後の手入れに勤しんで!
しかも、こまめな手入れと、
その都度修理は、結果、
寿命を延ばし費用も抑えることが
できるのですから。
そして、
もっともっと言いたいことは、
これ。
手入れを怠るくらいならば、
それらは速やかに処分、
そう始末をつけて!
なぜなら、放置、放棄、無視ほど、
悲しい現実はないのだから。
モノにとっても、家にとっても、
身体にとっても、心にとっても、
人間関係にとっても!
断捨離とは、
問題解決思考とその行動。
どうぞ、日常の生活時間で、
日常の生活空間で、
断捨離に励んで下さいますように。
そう、あなたが、
あなた自身の気力、体力、知力を
より充実させていくために。
有難うございます。
やましたひでこ
ブログ:https://ameblo.jp/danshariblog/
やましたひでこ Instagram ID:
danshari.hideko
断捨離公式Instagram ID:
danshari_yamashitahideko
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◎編集後記
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断捨離を通して
“手入れ”の基準を知ったことで、
無駄な買い物が少なくなった気がします。
確かにモノが増えることよりも、
手入れする手間や負担が増える方が
嫌だな…と実感できたからだと思います。
住田莉良
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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