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2023/12/22(金)
【小松易】片づけが得意な人と苦手な人の差をつけているもの
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
今、日本の中小企業では
「事業承継」が大きな課題になっています。
世代交代がうまくいかなかったり
次の後継者が育っていなかったりして
存続が危ぶまれる企業が増えているのです。
中小企業だけではなく、
孫正義さんや、永守重信さんなど
会社を右肩上がりで成長させ続けてきた
カリスマ経営者も
次世代にトップを任せきれずにいます。
優秀な人に限らず、
かく言う私も任せるのはホント苦手です。
以前読んだビジネス書
「一流の仕事の『任せ方』全技術」
守屋智敬著(明日香出版社)は、
元来「任せ下手」な人、
さらに「任せ上手」になりたい人、
どちらにもうってつけの一冊です。
「メンバーの力を引き出した分だけ、
大きな成果につながります!
さぁ、まずはあなたの
『任せ方』の総点検から!」
(裏表紙より)
なるほど!
「任せることに関わる悩みの多くは、
メンバーの側にあるのではなく、
リーダーの側にある」
この一言は、
まさしく心にズドンと響きました。
今日から使えそうなのが、
「求める仕事のクオリティレベルを
言葉にする」
という項目。
つい会社で部下などに、
「●●をお願いしていいかな?」
とお願い事項だけ
伝えることはありませんか?
著者の守屋さんは、
期限(いつまでに)はもちろんのこと、
そのあとにどのくらいのレベル感で
やってほしいのか、
それもしっかりと伝えましょうと言います。
これをスキップして依頼した結果、
「一体、これに何時間かけたの?
まさか残業の理由は、この資料?」
なんてことになってしまうと、
頑張った部下は浮かばれませんね。
その原因がまさに
「求める仕事のクオリティレベル」を
伝えなかったことにあるというのです。
本書は、任せることの意味、
任せることの目的、
そして任せることにひそむ
アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)に
目を向けた、非常に分かりやすい
内容になっています。
全部で55項目の任せ方。
ひとつひとつを点検すれば、
必ずチームが変わる、いや変えられる。
そんなおススメの1冊です。
▼参考書籍
「一流の仕事の『任せ方』全技術」
守屋智敬著(明日香出版社)
https://amzn.asia/d/dhLrviD
家庭でも、
「家族がやってくれないから」と
つい一人で家事や掃除や片づけを
やってしまう「任せ下手」さんは
多いと思います。
「●●までやってくれると嬉しいな!」
と「求めるクオリティレベル」を
家族からきちんと伝えてくれたら、
意外と頑張れるのは私だけでないはず(笑)
任せ上手になれば、
自分だけでなく周りもハッピーに!
さて今年も一年、
私小松易のメルマガに
お付き合いいただき
ありがとうございました。
来たる新しい年もどうか
ステキな一年になりますように。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して
人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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家族といった
身近な人であればあるほど、
お願い事項だけ伝えて、
「やってくれていないじゃん…」と
一人で落ち込んだりすることが
ある気がします。(笑)
伝え方を少し変えるだけで、
自分も相手も
気持ちよくいられる工夫に
つながるということですね^^
住田莉良
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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