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2023/12/11(月)
【やましたひでこ】2023断捨離体験談発表!
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
12月11日、月曜日。
<旧暦神無月二十九日>
今年2023年の
断捨離大賞受賞作品の発表です。
断捨離祭りの壇上で
読み上げさせていただいて。
毎回のことながら、声が震えて、
少しばかり涙が滲んで。
講座の時のような、
やましたひでこではいられないですね。
大賞受賞作 請関ゆりさん
* * *
「出したからこそ流れこんできたこと」
8年前に断捨離を知り、
2年前に断捨離は捨て方の技術を
学ぶことだと大きく勘違いしたまま
リヒトへと足を運びました。
それなりの覚悟があったつもりでいましたが
今思うと恥ずかしい限りです。
独立した主人と共に29年間続けてきた
仕事を手放したい。
そう願うきっかけは、信頼して一緒に働く
息子の口からでた
「いつまで働くつもり?自分が居ないと
会社が回らないとでも思う?」
という言葉。
驚きすぎて最初は無感覚。
やがて怒りで心が煮え、
悲しみに変わっていった。
ここで自分の感情を表に出すことが
出来ていれば楽だったけれど、
出せずに飲み込む癖。
平静を装うことで自分を
保つことに慣れきっていました。
心と頭のアンバランスに身体には
次から次へと不調が現れましたが、
その時の私は身体の訴えに
全く気づくことが出来ず、
やり過ごすことしかできませんでした。
手放したい思いと、
長い時間踏ん張ってきたことを
譲りたくない思いが混じり、未練も加わり
頭と心の空間は汚部屋状態。
主人の助けになりたい、役に立ちたい、
いつも誰かの何かのために役に立たねば
との思いに心は支配されていた。
同時に役に立てている自分に満足し、
喜びも感じていた。
断捨離を実践し、学びながら
私は一体何を怖がり、
恐れているのだろうと考え始めた。
なぜこうも周りの役に立ちたいのか、
役に立たねばならないと思い続けるのか…
45年前の記憶が蘇った。
私の判断、選択ミスで母の人生を
終わらせてしまった事実。
このことを今まで誰にも言わなかった。
話すことは出来なかった。
葬儀の後、
「一緒に居たのに、役にたたんで」
と言われたことを思い出した。
「役に立たない」
この言葉が心の中に沈んでいった。
15歳の私は
「人様に迷惑はかけられん、大丈夫、
心配ないから」と言う母に従い
助けを求めることが出来なかった。
二度と目を覚まさなくなるとは
想像もしていなかった。
二か月前に父も他界したばかりで、
一人になり孤独を味わった。
ここに戻った。
そうか、仕事を手放してしまうと
役立てる私ではなくなる。
存在価値がなくなると思い込んでいたのだ。
また独りになる、淋しくなることを
恐れている自分がいることに気づけた。
ここまで自分のことがわかってくると
随分と楽になり、認めることが
できるようになってきた。
けれど、まだ全部を手放すことが
出来ずにいるもどかしさも感じていた。
そうした中、ひでこ先生の活字の中に
「執着は情熱でもあるのだから」
という言葉を見つけた。
心がスーッと軽くのを感じた。
答えだった。
今まで「執着」は
ネガティブなものとして捉えていた。
「情熱」この一言で解決した。
私の執着は情熱だったと思えると
一気に心の中に風が吹いた。
そう、これまで情熱をもって働いてきた。
・私は本当は仕事が好き
・子どもを育てるように
会社を育ててきたから離れるのが辛い。
本心が湧き出し、感情を味わい、
赦し、認め、受け入れられた。
よく頑張ってきたよ、
もうそろそろいいよと自分に言えた。
自分との関係が良好になっていくのを
感じとれた。
そうして息子の言葉を考えてみた。
本当は私を休ませてあげたい、
楽にさせてあげたいと思い遣って
言ったことと理解できた。
自分の聞きたいように聞いて勝手に激怒し、
傷ついていただけ。
彼の言葉がなかったら、断捨離を学ばず、
自分の人生を脇役で
終わらせるところだった。
感謝を伝えたら笑顔が返ってきた。
「出すこと」が喜びに繋がっていった。
出すことを意識して続けていたら
思わぬことが流れ込んできた。
それは断捨離を知る前に
私には無理だと諦めたこと、
一番やりたかった大好きなこと。
信じられないタイミングに本当に驚いた。
この運ばれてきたギフトの蓋を開けるには
まだまだ学びとトレーニングの時間が
必要だけどしっかり愉しんで
準備をしていこう。
タフになった私は45年前の事を
「最高のクリスマスプレゼントだった、
踏ん張れる自分になれた」
と話すことができる。
断捨離には夢を夢で終わらせない力がある。
地道が一番の近道。
今、この8年は私にとっての
近道だったと思える。
共に学ぶ楽しさ、仲間の大切さ、
考察を深めるためのアドバイス、
一人では気づけなかった視点、
励まし導いてくださったトレーナーの皆様、
ご縁あった方々に心から感謝いたします。
これからも断捨離道を歩み続けます。
* * *
◆準・大賞 2作品
1.「ゴミタワーの女」
キティーさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex84/
2.「“身内断”がくれた 私の本当の夢」
MAKOさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex83/
◆入選作 7作品
1.「私の山は私だけが登れる」
ムーンさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex82/
2.「寿命が伸びる予感…」
ロッキングチェアさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex81/
3.「外面よく、内面もよく」
まこまこさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex80/
4.「母の着物が私の着物になった日」
きみこさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex79/
5.「親の愛情に気がつきました」
織部 玲子さん
https://yamashitahideko.com/experience/ex78/
6.「いつでもお客様を迎えられる家に」
熊野 恵子さん
https://yamashitahideko.com/experience/ex77/
7.「断捨離元年2023」
もじゃぶーさん
https://yamashitahideko.com/experience/ex76/
いかがでしたでしょうか。
あなたのご感想は?
いえ、この感動は、あなた自身でも。
来年は、あなたの断捨離体験をぜひ、
お寄せ下さいますように。
お待ちしております。
断捨離とは空間の調律!
住まいはあなたの人生舞台、
どうか美しい調べに満ちた
空間でありますように。
やましたひでこ
ブログ:https://ameblo.jp/danshariblog/
やましたひでこ Instagram ID:
danshari.hideko
断捨離公式Instagram ID:
danshari_yamashitahideko
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◎編集後記
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たくさんの断捨離体験談が寄せられた中で、
見事表彰された方のストーリーを
全10作ご紹介していただきました!
どの作品も、
この一年の間断捨離に取り組む中で、
自分の人生に大きな変化を起こしてきた
リアルな体験談が綴られています。
きっと、あなたの心にも刺さる
お話があると思います。
ぜひご覧ください!
住田莉良
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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