断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

11月6日、月曜日。
＜旧暦長月二十三日＞

なんだか押し迫ったような気持ち。

まだ、11月の初めだけど。
いえ、もう11月も初めだからか。

そうですね、私たちは、
それぞれの意識で、「まだ」と「もう」を
行ったり来たりするもの。

さてさて、このところ、
徹底的に断捨離を進めているので。

時々、
いっそ全部捨ててしまいたいような
気に駆られてしまう。

そうすれば、どんなに清清することか。
＜ああ、根っこの性分が
　過激なのでしょうね、きっと。＞

でも、それは何故かといえば
訪れる断捨離現場で、毎度、
こんな光景に立ち会っているから
なのですね。

モノに魅入られている姿
モノに囲われている姿
モノに絡め取られている姿

それが、とても痛々しく映るから。

でも別に、

モノに魅了されるのも、
モノに囲まれて過ごすのも、

当人がそれでよければ、
私がとやくかく言うことでもなく。

けれど、モノに絡め取られながら、

なんだかモヤモヤしているんです…
いつもモンモンとしているんです…
ずっとウツウツとしているんです…

でも、捨てたいのに捨てられないんです…

といった訴えをいつも伺っていると、
私たちはどこまでも
不合理に出来ているものなのかと、
訝(いぶか)しさばかりが募る。

そのモヤモヤも、
そのモンモンも、
そのウツウツも、

意味もなく留め置かれた沢山のモノたちが、
部屋の中のいたるところに
堆積してからに違いなく。

そんな環境にいるからに違いなく。

ならば、自分を
モヤモヤ、モンモン、ウツウツとさせる
それらモノたちを始末していけば
いいだけのこと。

でも、その始末が出来ないと嘆き続ける。

自分の気持ちよりもモノを優先させる。
自分の価値よりもモノを高みに上げる。
自分の生命よりもモノが重要だとする。

こんな理不尽なことはないですね。

だから、私は、こう問いかける。

あなたが
「捨てたいのに捨てられない」
と逡巡するモノたちは、

不測の事態に見舞われて、
いち早く避難しなければならない時に、
持って逃げるかしら？

答えは、もちろん「いいえ」。

はい、それ以外の答えを
聞いたことはありません。

断捨離とは空間の調律！

住まいはあなたの人生舞台、
どうか美しい調べに満ちた
空間でありますように。

やましたひでこ

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◎編集後記
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気がつけば、2023年も残り2ヶ月ほど。

「捨てられない…」と思うモノ達とは、
今年のうちにオサラバして、
新しい年にモヤモヤした気持ちを
引きずらないようにしたいものですね。

“やろう！”と思ったその瞬間が
きっとベストタイミング。

今週も断捨離を進めます＾＾

住田莉良