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2023/07/21(金)

【小松易】片づけをオートランで進める方法

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

今年の夏休みは
海外に繰り出す日本人が
激増しそうですね。

日本旅行が
「今年行きたい海外旅行先は?」
というアンケート調査を実施していましたが

1位 韓国
2位 台湾
3位 スイス

という結果だったそうです。

円安に負けず、久しぶりの海外旅行を
楽しみたいものですね。

ところで、あなたは

「パスポートを出してください」

と言われてサッと取り出すことが
できますか?

ある片づけコンサルタントは、
クライアントの家に伺うと
真っ先に、こう言うのだそうです。

「ではパスポートを
 出していただけますか」。

中学校のロッカー抜き打ち検査のような
この質問が、その家の
「片づけバロメーター」になるのです。

パスポートは、よほど海外出張が
多いビジネスパーソンでもない限り、
「重要だけど、緊急性は低い」
アイテムのひとつ。

それをチェックすることで
片づけレベルを見るというのが、
質問の狙いです。

パスポート以上に、
いざというときに「超重要」だけれど、
普段は「緊急性が低い」ものがあります。

そのひとつが「遺言」です。

もちろん、書く書かないは
本人の自由ですし、
「なぜいきなり遺言?」と思った
読者も多いと思います。

ここ数年のコロナ禍で、
「死」というものをより身近に感じ、
考える機会にもなったことは否めません。

自分自身の「死」に対して、
より真剣に向き合うようになった方も
少なくないでしょう。

じつは2019年に
『自筆証書遺言制度』という
「遺言の革命」が起きました。

「90分で遺言書」の著者、
塩原匡浩さんが紹介する
法務局のホームページの文書によると、

自筆証書遺言にかかわる遺言書は
自宅で保管されることが多く、
そのために遺言書が紛失・亡失したり、
相続人による遺言書の廃棄、隠匿、
改ざんが行われたり、
相続をめぐる紛争が生じるおそれが
あるのだそうです。

片づけ的な視点で
これらを改善しようとすれば、

冒頭の「パスポート」のように
自分自身が保管場所を家のどこかに作って
「きちんと管理しましょうよ」となります。

ところが、『自筆証書遺言制度』は
公的機関(法務局) が代わりに、
遺言書を保管するというものなのです。

しかも、遺言書の紛失や隠匿等が防止でき、
どこにあるか把握が容易になるという、
一石二鳥の効果があるものなのです。

遺言者本人の最終意思が実現でき、
かつ相続手続の円滑化もできる。

実際の料金負担も数千円程度と
決して高額ではありません。

よりよい人生を生きるためにも
ぜひ私自身も「遺言作成」を
真剣に考えてみようと思いました。

最後に、塩原さんの言葉を
お借りしてこの話を締めたいと思います。

「終活」ブームといわれて久しいが、
「遺言」は高齢者やお金持ちのためだけに
あるのではない。

人生の棚卸しと脳内整理が簡単にでき、
なおかつ法的効力があるのが
「遺言」であるというのが
筆者の持論である。

(中略)

そして遺言は何度でも書き直せて、
最後の日付のものが法的効力を持つ。

法的効力があるということは、
あなたの相続人が争族
(親族間で遺産を巡って争うこと)等の
トラブルに巻き込まれる可能性が
極めて少なくなることを意味する。

つまり、安心な気持ちで
日々過ごせるものだ。

あなたのお守り、もしくは
自分への将来の手紙であるとも
いえるだろう。

あくまで一つの選択肢としての「遺言書」。

さすがに遺言書はちょっと重いという方は、
自分の人生の終末に備えて、

家族や友人に伝えておきたいことや
自分の希望などを書き留めておける
「エンディングノート」を
書いてみるのもおすすめです。

市販品もいろんな種類のものが出ています。

じつは私も、
エンディングノートから始めました。

いつもあなたを応援しています!

小松易

参考:
【ダイヤモンド・オンライン「遺言コラム」
 連載第30回】
コロナ禍における
「自筆証書遺言制度改革」の有効性を
レポートする!
https://03auto.biz/clk/archives/oonenq.html

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

P.S.
あなたのパソコン管理は大丈夫ですか?

古いデータがなかなか捨てられない。
必要なファイルがすぐに見つからない。

ファイルをどこに入れたら良いか分からず、
つい適当に置きっぱなしにしてしまう。

1つでも当てはまる方は、
ぜひ「デジかた」でお待ちしています。

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ご用意いたしました。
ぜひご参加お待ちしております。

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※こちらはスッキリ・ラボ様の主催です

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◎編集後記
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先週体調を崩してしまい、
熱と喉の痛みに1週間ほど苦しみました…

普段あまり体調を崩さないこともあって、
「身体の健康が一番大事だな。」
と、しみじみ感じたのと同時に、
いつ自分の身に何が起こるか
分からないなと改めて実感しました。(泣)

あなたにとって、
重要だけど、緊急性が低いモノは
なんでしょうか?

この機会に、ぜひ考えてみてください。

住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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