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2023/05/26(金)

【小松易】汚部屋にリバウンドしないための秘訣

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

Netflixで、
ドラマ「サンクチュアリ-聖域-」が
大人気となっているようです。

日本だけではなく、
グローバルでトップ10入りを
果たすほどの大反響だとか。

日本の大相撲をテーマに、
新人力士の成長の様子を描いた作品ですが、

タイトルになっている
「サンクチュアリ」とは
副題にもあるように「聖域」、
相撲界の中では「土俵」のことを指します。

土俵は神聖な場所とされており、
本場所前や千秋楽の後には
行司が祭主となって厳かに
神事を執り行うしきたりがあります。

ドラマの中では、
最初は角界の伝統やしきたりを
馬鹿にしていた新人力士が、

経験を重ねるにつれて
大相撲の世界にのめり込んでいく姿が
とても印象的でした。

今回は、
このドラマにちなんで片づけにおける
「聖域」のお話をしてみたいと思います。

以前、
某男性向けインテリア雑誌の取材で
こんな質問をいたただきました。

部屋を全部片づけた後、
リバウンドしないために
気をつけることは何ですか?

私の答えは、
「聖域」を決めること。

そして、一旦決めたら、
その「聖域」は絶対にキープすることです。

もちろん、
あらゆる場所がキレイであるのは
理想ですが、

逆に「アレもコレも」と
気が散漫になるので、
まずは「一ケ所キープ」から
スタートします。

では、その場所はどこが適切でしょうか?

それは、
「自己完結エリア」。

「自己完結エリア」とは、文字通り、
自分の力で100%終わらせることが
可能な場所。

あなた以外の人からの
影響を受けない場所です。

ひとり暮らしなら、
自分の部屋全体がそうですが、
その中でもよく使う
テーブルのような場所がおすすめです。

家族と同居なら、
「よく使う作業スペース」。

ダイニングテーブルの一角や、
リビングのコーナーなどでしょうか。

会社に行けば、
多くの方は自分のデスク。

ただ最近はフリーアドレスで
定位置が決まっていない方もいますね。

その場合の「聖域」は、
自分のロッカーや収納棚。

さらにもっと身近な自己完結エリアは、
「カバン」、そして「財布」です。

100%コントロール可能な場所、
「自己完結エリア」をぜひ一ケ所、
「聖域」と定めてください。

たとえば、あなたが
家のダイニングテーブルの一角を
「聖域」と定めたら、
その場所を使い終えた時の
姿を決めます。

「ダイニングテーブルの一角に
 モノが何もなくスッキリ整然とした状態」

使い終わったら、
いつでもすぐにこの状態にすると決めます。

「使い終わったら、いつでもすぐに」

この「タイミング」を
決めることがなにより大切です。

まずは、3週間死守してみましょう。

つい忘れたりして、
無頓着に散らかりを放置することが
もし続いたら、「連敗」からの
脱出方法があります。

私が意識していることですが、
デスクやテーブルを「場所」と
考えるのを一旦止めることです。

ちょっとだけ発想を変えて、
デスクやテーブルは、
自分の仕事や作業を支える「道具」と
捉えてみるのです。

あなたの仕事や生活を楽にする
「道具」です。

例えば、
お皿が今日の料理を支えるように、
今使っているノートパソコンや書類、
雑誌などを支えてくれる道具が、
デスク、テーブルという発想です。

どんな道具も、使い終えたら
一旦リセットして片づける。

それは、明日その道具を使う
自分自身への最高の「エール」なのです。

この週末は「聖域」を一ケ所、
ぜひ設定してみてくださいね。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

P.S.
★パソコンのデスクトップも
「聖域」になりうる場所の1つ。

大切なデジタルデータを扱う
あなたの「クセ」が
視覚化されている場所。

一度スッキリさせれば、
デスクトップをキッカケに
あなたの仕事は各段に生産性が上がります。

分かっていても、
自分ではなかなか始められない。
やってみても何だかうまくいかない。
キープがどうも苦手。。。

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◎編集後記
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私の会社のオフィスでは、
フリーアドレスが
採用されていますが、
なんだかんだ決まった席に
座ることが多いです。

そのため、
仕事に取り掛かる前には必ず机を拭き、
周りを整頓するように心がけています。

「よし、これからやるぞ!」
そんな仕事のやる気スイッチを
入れるための大事なルーティンの
一つです。

住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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