ホーム / 【小松易】“無駄な動き”が失っているもの
2023/04/21(金)
【小松易】“無駄な動き”が失っているもの
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
昨日、4月20日は
金環皆既日食という
大変珍しい天体ショーが
関東以西の日本の一部地域で
観測できたそうです。
国立天文台によると、
次回日本で日食を観測できるのは
7年後の2030年6月1日なんだとか。
まだ先のことですが、
直近だと2023年5月6日の未明から明け方、
地球の半影に月が隠される半影月食が
見られるそうです。
「ピンクムーン」
「ブルームーン」
「スーパームーン」
など、
月の満ち欠けにはいろんな
名称がありますね。
日本語でも、日ごとに変化する
月の呼び名はとても詩的で風流です。
満月の「十五夜」以降の
変化は特に私のお気に入りです。
「十六夜(いざよい)」。
そして、17日目以降は
「立待月(たちまちづき)」
「居待月(いまちづき)」
「寝待月(ねまちづき)」
と毎日呼び名が変化していきます。
実は、この「月」のように
時間が経つと呼び名が変わるモノが
片づけの分野にもあります。
それは、
身の周りが片づいていない人が
ついやっている「ある動作」です。
はい、そうですね!
モノを「探す」動作です。
「アレない!」「コレない!」
毎日なにか探していませんか?
実は、
この「探す」という動作、
ほとんどのケース、
始めは「探す」ではありません。
別のある動作が、いつのまにか
「探す」に変化しているのです。
「せっかくですから、
名刺交換しませんか?」
セミナーや異業種交流会のようなものに
参加していた時、
不意に目の前の人から
こう言われたとします。
あなたは名刺入れがカバンに
入っていることを思い出し、
「ちょっとお待ちください」と言いながら、
カバンから「取り出そう」とします。
ところが、いくらカバンの中を
ガサゴソやっても、あるはずの
名刺入れが見当たりません。
「すみません。確かに、
あるはずなんですが…汗」
結局出てこなかった名刺入れ。
名刺交換のはずが、一方的に
名刺をいただくことになり、
自分の名刺は後日その方に
郵送する約束をして、
その場を立ち去りました。
スタートは「取り出す」
あるいは、「取りに行く」。
ところが、いつのまにか、
「探している」のです。
「取り出す」→「探す」
いつどのタイミングで
呼び名が変わっているのか?
言い変えると、どこまでが
「取り出す」や「取りに行く」
動作なのでしょうか?
私は「30秒」までが
その時間ではないかと
仮説を立てています。
その時間を越えるとすでに
「探す」に変化しているのです。
ただし、
「名刺交換」などのように
人を待たせている場合は、
「15秒」が限度でしょう。
それを越えると
待たされている方は
ちょっと耐え難い時間を
過ごしているかもしれないと
心に留めておくことです。
大切なことは、
その無駄な動作に
自分で気づいているかどうか?
よくレジで見かけるこんな光景。
「ポイントカードはお持ちですか?」
「えーっと、待ってください。
ゴソゴソ…」
レジに行列ができているにも関わらず
なかなか見つからずにゴソゴソしている人。
オフィスでもこんな光景。
「○○さん、
あの書類ちょっと見せてくれる?」
「あ、はい!お待ちください…
えーっと…ゴソゴソ」
失っているのは時間だけではなく
「信頼」かもしれません。
ぜひ、この1週間は
御自身の「何気ない動作」に
いつもより少し意識を
向けてみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
P.S.
「非常に勉強になり、
心が軽くなりました!」
「デスクトップが一気に片づいて、
すっきりしました。」
いずれも、
デジタルデータかたづけの参加者の
受講後の声です。
かたづけで、
気持ちが変わりスッキリする!
古いデータがなかなか捨てられない。
必要なファイルがすぐに見つからない。
ファイルをどこに入れたら良いか分からず、
つい適当に置きっぱなしにしてしまう。
などのお悩みはありませんか?
「意外と知らない
『デジタルデータかたづけの基本とコツ』
オンラインセミナー」
残席が昼の部のみで、あと数席となりました。
ぜひご参加お待ちしております。
↓
https://sukkirisukkiri.com/202206onlineseminar
※こちらはスッキリ・ラボ様の主催です
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
私は、
ついつい探してしまうモノといえば、
スマホが挙げられます。
家の中でも触った後に、
無意識のうちにどこかへ
置いてけぼりにしてしまい、
「あれ、どこいった?!」と、
探し回ることがよくあります。
(外出先だと、
鞄の中をゴソゴソすることも…汗)
こうした動きはちょっとした
無駄な“時間”を失っていたかもしれないなと
ハッと気づかされました。
住田莉良
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
執筆者一覧
最近の投稿