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2023/03/22(水)

【川畑のぶこ】Q.素の自分を見せることが苦手です

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.素の自分を見せることが苦手です

思春期の頃から、
友達の前でもなかなか自分の素の姿を
出せなくなっていて、
大人になるにつれそれが
どんどん増しているように感じています。

だから友達と会っていても、
疲れてしまうことも少なくありません。

自分自身は人と話すときには、
自分のことを話すよりも、
そこにいる人がまんべんなく話を
できるように努めているのですが、

結局人の話を聞いているばかりで、
本当は話を聞いてもらいたいのに、
聞き役になることも多いです。

どこか自分の中で、
聞かれもしないのに話してはいけないと
思ってしまう部分があるんだと思います。

また聞かれないのは自分への関心が
あまりないからなのかなと思ってしまい、
そう思うと余計に
話し出せなくなってしまいます。

もう少し楽に、
人と接することができるために、
アドバイスいただけますでしょうか。

【ハナ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ハナさんに限らず、
思春期というのは他人の目や
評価をことさら気にし始める時期であり、
それ故に社会性を確立する
大切な時期でもあります。

大人への以降の時期ですが、
「大人の対応」といえば、
「我を殺す」ことができると
いえるのではないでしょうか。

社会的な生き物である私達が、
いつでもどこでも
好き勝手に振る舞っていたら
社会は無秩序になり混沌としてきます。

相手に配慮したり、
協調したりすることは
大切な社会的スキルです。

ところが、
この配慮や協調も、いつでもどこでも、
そればかりしているとバランスを
欠いて生きづらい人生になってしまいます。

とくにプライベートでは、
息を抜ける場=ある程度ハナさんが
我を出しても受け入れられる場が必要です。

ハナさんにそのような場がない場合、
おそらく
「素を出したら受け入れてもらえない」
という無意識で非合理的な
思い込みがあるのではないでしょうか。

幼少期にいい子でいることで、
親や周囲から評価を受けたという
インパクトある成功体験があったり、

逆に、そうしなかったことで
痛い目にあったなどといった
インパクトある失敗体験があると、
私たちは周囲に過渡に合わせることで
うまくやり過ごすことを
身に着けるようになる傾向があります。

また、
親がさまざまな理由からゆとりがなく、
子どもに多くの時間を割けなかったり、
十分に関与できなかった場合に

「自分は関心を持ってもらえない
 人間なのだ」
という心理的な刷り込みがされてしまい、

「どうせ私の話など
 誰も興味を持ってくれない」
と決めつけてしまうことがあります。

この刷り込みの解除をするのに、
ハナさんの心の中に
いまだに住み続けている、
子どものハナさんに
向き合ってみるのは大切かもしれません。

「そっか、あのとき
 そんなふうに思っちゃったんだね」

「そりゃそうだよね」

って、
いつもハナさんが
他の人の話に耳を傾けてあげるように
心の中の小さな自分に
丁寧に耳を傾けてあげてください。

そして、

「周りがどうであれ、
 私はあなたのことにとても関心があるし、
 あなたの話を聞きたいよ」
と伝えてあげてください。

また、
小さなころのハナさんに
インパクトを与えた親や大切な人も、
実はハナさんに関心が
なかったのではなくて、

「もしかしたら、
 愛情や関心を表現するゆとりが
 なかっただけなのかもしれないね」

って、
小さなハナさんと一緒に
振り返ってみてあげてください。

ハナさんの心の中の
リトルハナさんが受け入れられ、
ハナさん自身と良き友になれたのなら、
自然と周囲の人とハナさんとの関わりに
変容が訪れるかもしれません。

どうか、
愛ある姿勢でご自身と
接してあげてください。

– 川畑のぶこ

P.S.
今週末です!
自分自身と丁寧に向き合う
マインドフルネスin九州

川畑のぶこ・ファシリテーター
梅田陽子・ボディーワーク

詳細・お申込み

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※こちらはNPOハートシェアリング
 ネットワーク様の主催です
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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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