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2023/02/01(水)

【川畑のぶこ】Q.義父に対して嫌悪感を抱いてしまいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.義父に対して嫌悪感を抱いてしまいます

初めまして。
悩みは、義理の父のことです。

結婚して14年になります。
義理の父は、とてもお元気で活動的ですが、
自分の思い通りにいかないと、
周りに当たり散らします。

暴言を吐く行為や、不機嫌になります。

私は会う時は、
できるだけ不機嫌にならないようにと、
色々なことを共感する!という姿勢で
会いますが、長い時間一緒にいると、
とても疲労感があります。

年末年始の海外旅行も、
毎回成田空港に到着すると、
「もうこれで最後!
 2度と旅行には行かない!」と
 心に決めます。

でも、旅行に一緒に行くことは、
自分が決めたこと。
「行きません。」と言えれば
このような気持ちにはならないのに、
毎年、声をかけられると、
「一緒にいきましょう。」
と言ってしまいます。

帰宅後は、思い出しては、
義父に対する嫌悪感がでてきます。

朝のお弁当作りもいつもイライラしながら
作っていることに気づき、落ち込みます。

そんな自分が嫌になります。

結局、義父の問題ではなく、
私の心の中の問題なのではないか?
と感じています。

実際、義父は私に対して嫁としてアレやれ、
コレやれ、は言わないです。

もしかしたら世間的にみても、
言われてないと思います。

このように、
ある対象者を思い出すと出てくる感情には、
どのように向き合ったら良いのでしょうか?

アドバイス頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

【アイ・40代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

アイさんのお義父様に対する
複雑な気持ちが伝わってきます。

アイさんにとって、
大切な家族なので波風立てずに
うまくやっていきたいからと、
ご自身の気持ちを抑えてきた結果、
心の中は荒波になってしまったのですね。

己の不機嫌を周囲にぶちまけ、
暴言を吐く人に対して、
嫌悪感や疲労感を覚えるのは
自然のことと思います。

このような精神的暴力に
耐え続けることは不健全ですし、
アイさんの心身を蝕むことに
なってしまいますので、
耐える必要はないということを
覚えておいてください。

私たちは、
ときに思いやりや慈しみを
甘やかしと混同してしまいます。

相手の暴力を肯定したり
うやむやにすることは
優しさのようでいて、実は怠慢です。

違うことを「違う」と
伝える努力を怠った結果、
相手の暴言は許され続け、
改善や更生の機会を失ってしまうのです。

また、
相手の不機嫌や暴言を受け入れ続けることは
アイさんがご自身を大切にすることも
怠っています。

このように
自他を大切にすることから
離れてしまうのです。

我慢して言葉を飲み込み、
心を抑圧していると、
やがて圧力を増した心は耐えられなくなり、
どこかで爆発してしまうでしょう。

顔も見たくなくなるのも当然ですが、
そうなる前に、
飲み込んだ言葉を健全な形で
出してみてください。

もちろん、
相手を罵る必要も蔑む必要もありません。

「いまのような言葉(または振舞い)に
 私は傷ついてしまいました。」
と率直に伝えて良いのです。

「あなたはダメだ」と伝える必要はなく、
「私がどうなのか」という “I” を
主語にしたメッセージで
伝えてみてください。

また、
お義父さんが大切な家族なので
良い時間を過ごしたいと思っているけれど、
現状アイさんにとって
苦痛になってしまうことも
伝えると良いと思います。

もし、ご主人が協力的なら、
ご主人からみてアイさんの
心の負担になってしまっているようなので
改善を求めるのも良いと思います。

このとき、
「アイさんが言っていた」と伝えると
三角コミュニケーションで
関係性を拗らせてしまう
可能性がありますから、

あくまでも
ご主人からそう見えること、
やはりご主人も”I”を主語に
伝えることが大事です。

このようなやり取りに
憤慨するようであれば、
それを理由にある程度の距離を
取ることになるかもしれませんが、
そうであればそれは願ったり叶ったりでは
ないでしょうか。

その場合、
健全な関係性を維持するために、
今、お互いに必要な距離感と
受け止めてください。

アイさんが
優しくも毅然とした態度で臨むことで、
暴言を吐きにくくなるはずです。

NOにはNOと言う。
暴力は許さない。

このような態度を育むことで、
アイさんの奪われたエネルギーを
取り戻せることと思います。

勇気のいることですが、
大切な変化を起こすときには、
ときに勇気を振り絞る決断が
必要だということを覚えておいてください。

応援しています!

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
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ラクになることもあります。

お寄せいただいた
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川畑のぶこがお答えします。
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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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