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2022/12/09(金)
【小松易】習慣を変えるコツ
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
今年の3月に引退した
体操の内村航平選手が、
新たな体操イベント
「体操展 ~動く芸術~」を
12月30日に北九州市で
開催することを発表しました。
競技とは違った魅力や楽しさが
伝わる工夫を凝らし、観る人が一体となって
臨場感を味わえるようなイベントだそうです。
ぜひお近くの方は
詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
内村選手といえば、
2012年ロンドンオリンピックという大舞台で、
「跳馬」の種目で完璧な着地を決め
体操個人総合で金メダルをとったことが
印象に残っています。
彼の技の凄さや美しさはもちろんですが、
「最もこだわっているのは着地」
と本人が述べているように、
どんなにひねっても回っても、
微動だにしない着地が
「神業」と称されていました。
演技が終わる0.1秒の瞬間まで
神経を研ぎ澄ませてやりきる、
それが内村選手のすごさ
だったのだと思います。
片づけも「最後の瞬間」まで
気を抜かないことが大事なのですが
片づけが苦手な方ほど
「フィニッシュの状態」を
具体的にイメージすることが
できていません。
以前、スッキリ・ラボで開催した
かたづけ研究会(通称 かたラボ)で、
新しい片づけの習慣行動に
チャレンジした女性が
このように言いました。
「3週間、最初の3日までは連勝、
ところがその後はできたりできなかったり、
最後は5連敗で今日になってしまいました。」
要するに、最初はよかったけれども
途中からなかなか続かなかったと
いうことなのです。
うまくいかなかった原因は
何だったのでしょうか?
「習慣を変えるコツ」は
1.「1つ」に絞って取り組む
2.できるだけカンタンな行動を選ぶ
3.毎日取り組める行動を選ぶ
そして、
4.「タイミング」を明確にする
の4つです。
さらに「習慣を変えるコツ」は
もう1つあります。
それは、
習慣行動の「完了の状態」を
ハッキリさせることです。
たとえば、ただ単に
「帰宅時に、デスクの上を片づけて帰る」
ではなく、もう一歩踏み込んで
どのような状態にして帰るのかを
あえて明確にしてみるのです。
デスクの上を
「パソコンだけ」にするのか?
「パソコンと電話だけ」にするのか?
「パソコンと電話と卓上カレンダーだけ」
にするのか?
ぜひ明確になるように
文章を作ってみてください。
何を持って「完了」とするか?
何が終わったら「できたこと」にするか?
その「完了の状態」を決めておくことで
2つのメリットを得ることになるのです。
(1)行動を開始するのがカンタンになる
(2)行動を継続するのがカンタンになる
ぜひ、今週は内村選手の
美しい着地の瞬間を思い出しながら
「完璧なフィニッシュの状態」を意識して
片づけに取り組んでみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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確かにゴールイメージが明確じゃないと
達成感が味わえず、徐々にやる気を
失ってしまいますよね。
断捨離は加点法。
今日ひとつでもできたことを見つけ
自分で自分を褒めて自信をつける。
そのためにも、
自分なりのゴールを
ぜひ決めてみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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