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2022/11/09(水)

【川畑のぶこ】Q.娘の友人関係が心配です…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.娘の友人関係が心配です…

いつも川畑先生のアドバイスに
たくさんの気付きをいただき
感謝しております。

大学生の娘のことで
ご相談させていただきます。

娘はHSPの気質を持っています。
友達の前ではとても明るく振る舞い
友人の悩みを自分のことのように悩み、
励ましたり支えたり、本当はとても
繊細で優しく人の気持ちに
敏感な心を持っています。

寮生活を共にする友人が親しくなってからは
命令的にこうした方がいい、
そんな事してても駄目、など
テンションを下げる言葉を
毎日言うようになり、
会話の8割くらいがその言葉で、
娘が辛い気持ちを伝えてきます。

娘のことを「操りやすい」と
言ったこともあるそうで心配です。

友人は複雑な環境で育ってきたので、
2割くらい良いことを言ってくれると、
その気持ちを信じて、支えてあげたい
気持ちがあるようですが。

娘に勇気がいることだけど、
自分の辛い気持ちを素直に
相手に話した方がいいと言っても
寮生活も一緒で来年の留学先も
一緒の大学でとても言いにくいようです。

娘もメンタルがかなり辛そうで
留学への準備と不安も重なり
心配しています。

娘にどのような言葉を
かけたら良いのでしょうか?

【しろくまカフェ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

繊細な娘さんを思うしろくまカフェさんの
母心が伝わります。

HSPの人は感受性豊かで人の心にも敏感である
一方で、その共感力の高さが自分自身を
消耗させてしまうことがありますね。

おそらく、娘さんの友人は、娘さんが彼女を
よくわかってくれているという安心感が
得られるのでしょうね。そして、
素の自分を出しても受け入れてくれるだろう
という気持ちがエスカレートして
甘えになっているのではないでしょうか。

もし、支えてあげたい気持ちが
あるのであれば、サポーター自身の
状態が整っていることが優先です。

空腹の人が相手にパンを与えるのは
難しいように、娘さん自身のニーズが
満たされていないのに友人のニーズを
満たすためのをサポートするのは不毛です。

ときには適度な距離をとって、休息したり、
自分自身の時間をもって充電することを
すすめてあげてください。

そして、
相手のよきサポーターであり続けたいなら、
自分自身の限界を尊重して、ときに相手に
NOということも大切なサポートのうちで
あることを伝えてあげてください。

無理は続きませんし、無理をしていると、
徐々に相手に嫌悪感などの悪感情を
抱くようになってしまいます。

そしてそんな自分にも嫌気がさして
罪悪感を抱いてしまうことでしょう。

もしも、逆の立場で、相手が自分に無理に
合わせていたならどうだろうと
考えてみると良いと思います。

「無理してまで合わせなくていいよ」
と娘さんなら思うと思うのです。

この機に、友人に、HSPについて
伝えることも良いと思います。

そのうえで、良好な関係を保つためにも、
できることとできないことがあることを
伝えてみるのは良いかもしれません。

しろくまカフェさんとしては、
娘さんがどんな状態であっても、
大切な娘であることに変わりはない
ということを伝え、くれぐれも
無理をしないように促してあげてください。

どんな自分であっても、
かならずいつも受け入れてくれる存在が
この世に一人でもいたなら、その人は
前進する力を育むことができます。

母親として、娘さんには娘さんなりの
人生の課題があることを受け入れ、
HSPがバネとなって人生を豊かに
切り開くきっかけとなることも知って、
ぜひあたたかい眼差しで
見守り続けてあげてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?

誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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