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2022/06/22(水)

【川畑のぶこ】Q.自己肯定感を上げたい…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.自己肯定感を上げたい…

自己肯定感を上げたいです。

なんでもギリギリで、物事を継続できず、
自己否定のループから抜け出せません。

状況はいくつかあります。

㈰書類仕事に対して。
苦手意識があり、取り掛かりが遅く、
締め切りギリギリか、締め切りを過ぎての
提出になること。

・期日はあらかじめ決まっているため、
 仕事に着手するまでモヤモヤした気持ちで
 毎日を過ごします。一か月前くらいから
 体調が崩れます。自分でストレスを
 かけているのだと、最近自覚しました。

・直前になって、取り掛かればいい、
 取り掛からねばならないとわかっている
 にもかかわらず、食べたり、
 ネットサーフィンに逃げてしまいます。

・参考資料を読み込んで良い書類を
 作りたいと思っているのに、時間が足りず、
 やっつけ仕事になることも多いです。

㈪時間の使い方。
上手になりたいです。

・㈰にあるように、やらねばならないこと
 から逃げるように時間を使います。
 これは、「自分がやりたい」「早起きして
 取り組みたい」に対しても同じです。
 早起きのために早く寝ると決めても、
 いざ夜になると布団に入るのが遅く、
 日付変更線を超えることもあるために、
 出勤に間に合うギリギリまで
 寝ているような状態です。

㈫継続することが苦手です。

・好きなことでも何でも、瞬発力で取り組む
 ことはできても続かず、3日坊主どころか
 1日坊主です。

ここまで書いてきて、
「できないことばかりにフォーカスして
いるな」「動くことしか解決しないよな」
と思いました。

動くことでしか、時間の使い方も
解決しないとも思いますが、最初に動く、
その力を出すための考え方等を
教えていただきたいと思いました。

小さな視点での困りごとですが、
俯瞰した視点での考え方、
よろしくお願いいたします。

【天音(あまね)・50代・女性・地方公務員】

—————————————————

A:FROM 川畑のぶこ

苦手を克服したい天音さんなのですね。

物事の段取りや時間の枠組みに対する
ニーズは人それぞれです。

計画すること自体が好きで、
スケジュール帳も細かく書き込み、
そのとおりに実行することに喜びを感じる、
逆にその通りにしないと気持ち悪い人が
いる一方で、できる限り時間に拘束されず、
フリーでいたい人もいるでしょう。

天音さんは段取りや時間の枠組みに
関するニーズは本来低く、ご自身でも
ご指摘されているように「ねばならない」
対象だと思います。

それを無理やり「したい」にするのは
あまりおすすめできません。

「早起きできる自分になりたい」のはわかり
ますが、喜びとして「早起きしたい♪」は
無理があります。

無意識は「早起きせねば」と
鼓舞する思いなのでしょうから。

では、天音さんはそれら苦手なことが
克服できないかというとそうではありません。

苦手なことを克服するには、心理エネルギー
が充電されている必要があります。

それが枯渇していると、苦手なことに
チャレンジができません。

天音さんがやらねばならないことがあるのに
食べたり、ネットサーフィンしてしまったり
するのは、実は苦手なこと(たとえば
書類仕事)を取り組む前に無意識が
心理エネルギーをチャージしていること
が考えられます。

もし天音さんが対書類の仕事は嫌いだけど、
対人の仕事は好きであるとするなら、
対面の仕事で腰が重くなることは少なく
期限を過ぎるということはあまりない
のではないでしょうか?

苦手なことに取り組むことは
消耗しますから、天音さんの無意識が
その前に、ちょこっとエネルギーを上げて
おいてバランスを取ろうとしていることが
考えられます。

おすすめするのは、
あらかじめネットサーフィンや食べる時間を
予定にしてよいことと許可を与えて、それも
書類仕事と1セットで考えるという方法です。

その際、セルフケアを意識して取り組み、
食べたりネットサーフィンができたら
自分を褒めます。

今の天音さんは、それらを「本来すべきこと
でない!」と禁止事項にしてしまっているの
でストレスがかかり、わかっちゃいるけど
やめられない状態になり、さらに罪悪感に
浸るという悪循環に陥ってしまっていると
思います。

自身を充たすことも仕事の一部として
組み入れてください。

罪悪感を達成感に変えることで、苦手な
仕事を「やりたい!」とまでは行かずとも、
「まあ、別にやってもかまわない」の
抵抗が外れるくらいにはなるはずです。

㈰と㈪は連動していて上記の
アプローチで対処してみてください。

㈫は本当にやりたいことをやっているのか、
それともやはりそれが出来たら良いなという
理想の自分へのこだわりから行っているのか
をもういちど振り返ってみては
いかがでしょうか。

本当に好きなことは
無理をしなくても続くはずです。

「好きな自分になりたい」とか
「好きになるべき」とかと思っているのか、
それとも「純粋に好き」なのかでは
天地の差です。

天音さんが無理をしなくても
続いていることは何ですか?
それらが天音さんが本当に好きなことです。

それらを第三者の価値観で
過小評価することなく、天音さんご自身で
好きでいて良いと評価してあげてください。

また、好きなものは時間の経過とともに
変化するものです。

とくに自由を大切にする人は、
好奇心が旺盛でいろいろなものに
触れることで世界を体験したい
というニーズがあることが考えられます。

そうであれば、「いちど決めたから」という
理由でそれをし続けることは苦行になり、
その人の本性から離れることになります。

ニーズはそれぞれであることを
素直に受け入れて、自分らしさを
大切にしてください。

その結果、苦手なものを「好き」とまで
ならなくとも、無理なく克服できるように
なる可能性はぐんと高まるでしょう。

– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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