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2022/03/14(月)

【やましたひでこ】桃李成蹊

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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

3月14日、月曜日
<旧暦如月十二日>

愛用の和暦手帳には、今日は、

一粒万倍日
天恩日
寅の日

とある。

いったい何時、誰が、
どういう謂(いわ)れで決めたのか、
知るよしもないけれど、
きっと素晴らしい日なのでしょうね。

さあ、その蘊蓄(うんちく)は
専門の方にお任せすることにして、
愛用の暦にあるこちらの言葉を
ご紹介しようと思う。

桃李成蹊(とうりせいけい)

司馬遷「史記」の一節

桃李、桃も季(すもも)も
ただ静かに咲いているだけ。
何も言わず、何も誇らず。

成蹊、その美しさと芳しさに
惹かれた人々が寄ってきて、
自然に道ができていく。

つまり、徳のある人のところには
自然と人が集まってきて、そしてまた、
自然に人生の道が拓かれていく。

ということなのですね。

ああ、最近、
場をわきまえないお喋りと、
偉そうな態度、お粗末な振る舞いで、
周囲の顰蹙(ひんしゅく)を買い、
軽蔑の対象になってしまった人を、
目の当たりにしたので。

なおさら、この司馬遷の
「桃李成蹊」が心に届いたのでしょう。

それでも、もっと情けないことは?と、
私自身に問いかけて見れば。

「ジョハリの窓」ではないけれど、

自分の知っている自分。
他者の知っている自分。

その間に大きな乖離があること。

つまり、自分が知らない
「残念な自分」を他者は知っていて、
けれど、そのことに自分は
まったく気づいていないこと。

それでいて、もしも、自分の振る舞いに、
得々としていたり、悦々としていたとしたら。

そんな有様のわたし自身だったとしたら。

こんな恥ずかしいこと、
こんなみっともないこと、
ないですね。

いえいえ、それは、
「滑稽な自分」でしかないでしょう。

だとしたら、どうしていきましょうか。

そう、私は、ただただ断捨離をして、
ひたすら自分の住まいを美しく、
芳しい空間にしていこうと。

なぜなら、これこそが、
自分自身を振り返る過程であり、また、
大きな自戒につながる行為なのだから。

有難うございます。

あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の舞台が
用意されますことを。

やましたひでこ

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◎編集後記
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自分が知らない「残念な自分」を
他者は知っていて、そのことに
自分はまったく気づいていない…

とても恐ろしいですね(⌒-⌒; )

でも、現状認識ができていなかったら、
こういったことが気づかないうちに
起きているのかもしれません。

やはり、モノを通して
自分と向き合える断捨離は、
こういった意味でも、とても大切な
日常の営みなのだと改めて感じました^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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