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2022/03/11(金)
【小松易】話の長い人は片づけ下手?
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
「片づけが苦手な人には、
話の長い人が多い」
こう言われると、
ちょっとドキっとしませんか?
話が長くなってしまうのには、
・話のオチを考えずに話し出してしまう
・聞き手のことを考えていない
・1から10まで全て説明しようとしてしまう
・時間配分ができていない
などさまざまな理由が挙げられます。
かくいう私も以前
こんな失敗がありました。
いまから10年以上前の話。
知人から講演を頼まれました。
通常講演時間は、短くても60分、
その依頼はいつもよりずっと短い「30分」
という時間でしたので、
スクリーンに投影する資料も
完璧に準備して臨みました。
冒頭のアイスブレークで使ったのは、
「スッキリ度チェック」と称する、
片づけ上手度を8つの質問を使って
自分自身を見ていくものでした。
このスッキリ度チェックは
スムーズに進行でき、
お客様の気持ちも乗せることができたので、
調子に乗ってしゃべり続けていました。
ところがふと気がつくと、
終了まであと10分しかありません。
急いで資料を投影しながら、
片づけの効用などは早口で話し、
5分超過したところで、講演は終了。
講師として紹介してくれた知人からは、
冒頭の「スッキリ度チェック」は
余分だったね
と言われてしまいました。
実は、「スッキリ度チェック」は、
しゃべり慣れているところから
スタートしようと思っての、
自信のなさを補うために入れた
ある意味「防御策」だったのです。
この出来事があってから、
スピーチの構成には十分注意を払って、
主催者の希望する「落としどころ」を踏まえ、
いらない項目が入っていないかを
より入念に確認して
講演に臨むようになりました。
冒頭の
「片づけが苦手な人に
話の長い人が多い」
ですが、片づけに通ずるのは
ある1つのゴールや着地点に向けて
予測し、取捨選択するということ。
「余分なことを入れない」
ということがコツなんですね。
いかに、いらないところを
削ぎ落すことができるか。
「決められた時間枠」=「家のスペース」
と考え、無駄なものは持ち込まない
というのが大切なのです。
ベストセラー書籍
『1分で話せ 世界のトップが絶賛した
大事なことだけシンプルに伝える技術』。
著者の伊藤羊一さんは、
「1分でまとまらない話は
何時間かけても伝わらない」
と言います。
もし、つい話が
ダラダラ長くなってしまいがち、
という人は、「1分で話をまとめる練習」
をしてみるというのもいいかもしれません。
次回、人前で話す機会がある時には、
ぜひ意識してみてくださいね。
私も講演では主催者に
「●●は要らなかったね。」
と言われないように
日々進化し続けて行きたいと思います。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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「話が長い人」の
話を聞くのは大変ですよね、、、
私は、
文章を書く仕事をするようになってからは
話す時も構成を意識するようになりましたが、
昔は自分が話したい順番で話していたので、
今思えば、「話の長い人」だったのかも
しれません^^;
あなたは、どうですか??
片づけも、話も、まずは
“ゴール(オチ)を明確にすること”
が成功の秘訣ですね!
ぜひ、意識してみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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