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2022/01/28(金)
【小松易】「ほどよい間」を意識する
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
日本漢字能力検定協会が発表した
「2021年の漢字」、
第1位は「金」でした。
東京オリンピック・パラリンピックで
過去最多となる「金」メダル獲得。
大谷翔平選手の大リーグMVP受賞。
松山英樹選手の日本人初のマスターズ制覇。
藤井聡太棋士の最年少四冠達成。
こうして振り返ってみると、
コロナ渦という厳しい状況の中で、
日本人選手の活躍には
目覚ましいものがありましたね。
その姿に勇気をもらった、という方も
多いのではないでしょうか。
さて、かたづけ士として、
今日のメルマガでは
この漢字をご紹介したいと思います。
【間】
「間に合う」、「間延び」
そして、「間抜け」
日本語には「間(ま)」
という言葉がよく登場します。
家の中にも、
「お茶の間」や「居間」
がありますよね。
私も、講演会や研修の中で
「間」は意識しています。
話の間が悪いと聴き手も
いつのまにかスマホをイジリだしたり、
あくびが出たり…。
そうならないように
日々努力しています(笑)
片づけが上手い人というのは、
間のとり方が上手い人が多いものです。
特に、「モノ」との間のとり方、
距離感の置き方が絶妙です。
「べったり」ではなく「さらっと」
モノと付き合っています。
「べったり」は、モノと自分の間に
隙間がない状態。
「さらっと」は、モノと自分の間に
ほどよい隙間や間合いを
とっている状態です。
モノを捨てられない人は
モノとベッタリとした関係になっており、
それを「執着」といいます。
執着し、膠着(こうちゃく)すると、
身体だけでなく、
思考もフリーズしてしまいます。
また、捨てられない人は隙間を見ると、
落ち着かなくなるようです。
「空いたスペースがもったいない!」
「何かで埋めなきゃ!」
という考え方のクセがあり、
ついつい隙間を何かで埋めたくなります。
まるで、
「車間距離を空けると、渋滞が起きる」
といつも急いでいるドライバーのようです。
実はそれは間違いで、
前との車間をとるほうが渋滞緩和につながり、
さらに事故リスクも軽減するという、
メリットばかりなのにも関わらず。
「余白の美」
という言葉が私は好きです。
この「余白の美」という考え方は、
日本独特のものなんだそうです。
西洋画と日本画の違いを
思い浮かべてみてください。
モチーフがキャンバスを埋め尽くす西洋画に対して
日本画は、大胆に余白がとられている
構図が多いですよね。
日本人は「余白」にこそ「美」を感じるという
特性があるのです。
では、片づけにおける
「余白の美」とは何でしょう。
空間に余白があることは、
心に余裕がある状態を現します。
心に余裕があれば、
自分自身はもちろんのこと、
周りの人へも気遣いや配慮ができ
人間関係も好転するでしょう。
時間の余裕が生まれ、
さらによい仕事ができるでしょう。
モノとの間をほどよくとって
「べったり」ではなく、
「さらっと」いきたいものですね。
今週は、あなたを取り巻くモノや環境に、
「ほどよい間」を作ってみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
★【しごとの原点は、父】
あまり普段話さない父のこと、
屋号「スッキリ・ラボ」誕生秘話など、
3枚の写真で、この16年間を振り返りました。
ちょっと長めの動画ですので、
ご興味ある個所だけでも
ご覧いただければうれしいです。
JCO版私の履歴書【お正月特番】
038 スッキリ・ラボ 小松 易
https://www.youtube.com/watch?v=sEL5NmZfeBw&t=14s
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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確かに「間」は大事ですよね。
以前、友人の手帳を見せてもらった時、
全ての日にプライベートの予定が
びっしり書き込まれていました。
「こんなに予定を入れて疲れないの?」
と聞くと、
「予定がないと不安でしょうがないの」
といいます。
しかし、予定があれば安心できるのか
といえばそうでもないようで、
忙しさゆえにどこかいつも焦っていて
落ち着きがない様子でした。
ここ数年は、コロナ禍もあり、
以前ほど予定を入れられなくなった
ようなのですが、
意外にも解放感があり、
空いた時間を楽しめるようになったと
言っています。
こんな風に、
「こうしなければいけない」
「これがなくてはいけない」
と思っていることも、一旦手放してみると、
案外、必要がなかったことに
気づけるかもしれません。
ぜひ、自分の生活を
振り返ってみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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