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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

メンタル疾患の治療法のひとつに
「日記療法」というものがあることを
ご存知ですか？

その日にあったことや、
感じたことを日記に書くことで、
自分の心を内省できたり、
心の毒を排出できたりするんだそうです。

メンタル疾患予防としても
日記に自分の気持ちを吐き出すというのは
ストレス解消になって良さそうですよね。

かたづけ士として片づけの仕事に
携わっていると
しみじみ思うことがあります。

それは、物事が
良い方向に進んでいるときって
「外に出す」がしっかりできているとき
なんだということ。

頭の中で悶々と考えているよりも
紙に書き出したり、人に話したり、
「外に出した」方が、よりよい答えや
解決策が早く導き出されることは
みなさんも一度や二度は
経験があるのではないでしょうか？

以前、片づけコンサルティングで、
あるクライアントさんから
次のような質問をされたことがありました。

「小松さん、“外に出す”は
よく理解できました。
では“すでに外に出ている”場合は
どうしたらいいですか？」

テーブルの上に出しっぱなしになっている
書類や手紙、床の上で山を作っている
衣類など。

“すでに外に出ているモノ”は、
出ているんだからそのまま
次に進んでも良いでしょうか？

私からのアドバイスは、こうです。

“すでに外に出ている”モノは
その場で片づけず、
「別の場所に移動して」片づけましょう。

さらに、移動先は「モノがなにもない」
テーブルや床の上が望ましいです。

そのままの場所で開始してしまうと
周りにある他の山や収納を
片づけ始めてしまったり、
モノの移動に終始してしまったりと
集中できず残念な結果に
終わってしまうことが多いからです。

しっかりとターゲットのモノだけに
向き合える状況をいかに作れるかが、
片づけの成功を左右するのです。

冒頭のクライアントさんが
「なるほど」と満足そうな顔で
最後にこういいました。

「その“外に出す”、実は以前に
やったことがありました。」

「昔、あまりにも片づけが
　うまくいかないときに、半ば勢いで、
　家にあった2つの旅行用トランクに
　書類や紙類をギッシリ詰め込んで、
1人でホテルに泊まりこんで
　一晩片づけしたんです！
家族はちょっとびっくりしてましたけど」

結果、モノとしっかり向き合うことができて
とても良かったそうです。

私たちは普段、無意識に「あれもこれも」
と目移りしてしまう傾向にあります。

片づけにおいてもしかり。
だから、片づける対象にフォーカスする！

「外に出す」でしっかりと
片づけられる環境を準備してみましょう。

いつも、あなたを応援しています！

小松易

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◎編集後記
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昔、洋服を整理しようと
クローゼットを開けて
間引きしていたら、あまり減らず、
スッキリ感もありませんでした。

そこで、一旦全て出してから
お気に入りのものを戻していく
ということをしたら、だいぶスッキリ
としたクローゼットになりました。

今思えば、

・間引きをしている時は
　不要なモノを探す

・全て出した後は、
　必要なモノを探す

という視点の変化が
起きていたんだなと思います。

もし、これまで、
「外に出すのは面倒だな」
と感じていたのなら、
ぜひ、一度試してみてくださいね＾＾

間中亜衣