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2021/04/16(金)
【小松易】人に優しくできない本当の理由
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
4月は新学期が始まる季節ですが、
小学校のクラス運営も最近は、
なかなか難しいようです。
子どもが先生の指示に従わない、
勝手に教室から出ていってしまうなど、
学級崩壊するケースがあり、
先生方は大変苦労されているようです。
その要因の1つに、
「子どもの自信のなさがある」と、
学級崩壊したクラスを次々と立て直す
凄腕教師の菊池省三さんは言います。
自分に自信が持てない子は、
人の目を気にして攻撃的になります。
心に余裕がないので、
他人に優しくすることができません。
そこで、菊池先生は子どもたちの
いいところをたくさん見つけ、
ほめて、認めて、励ます、ということを
実践されてきたそうです。
帰りの会で行われる
「ほめ言葉のシャワー」では、
1人の児童にクラス全員がほめ言葉をかけ、
それによって子どもたちがどんどん
自信を取り戻していくんだとか。
私もときどき、学校に招かれて
片づけの授業を行うことがあるのですが、
その時には
「片づければ、人に優しくなれる」
という言葉を必ず伝えています。
その理由は、片づけることで
これまであった“ムダな探す時間”などが減り、
時間の余裕ができるからです。
でも、それだけではありません。
実は、片づけという行為そのものが
普段何気なく「当たり前のように」
扱ってきたモノや
「風景のように」見ていたデスクや部屋と
じっくり向き合うキッカケになるのです。
モノを片づけて初めて
「なんでこんな不要なものを
大事に取っていたんだろう」
「机のこんなところに傷があったのか」
など、普段の生活の流れでは
気づかなかったことに気づきます。
そして、片づけで新たな時間が生まれ、
気持ちの余裕ができるのと同時に
生活の場で当たり前のように見てきた
「モノ」や「場所」に気を配る
意識が芽生えると、
今度は周りの「人」へと意識が向かうのです。
すると、いつもと同じ場所で
同じ人に会っているはずなのに
目の前の人の「変化」に気づくようになります。
結果、人に対して気づき、
気を配るという意識がおのずと働くのです。
『人間嫌いを直す簡単な方法は
一つしかない。
相手の長所をみつけることだ。
長所は必ずみつかるものだ』
これは、名著「人を動かす」の作者、
デール・カーネギーの言葉ですが、
菊池省三先生は
「ほめる力とは、観察力である」
と言います。
人の長所を見出すには
表面上のことをほめるだけでなく、
しっかりと相手を観察できていないと
うまく行かない。
だからこそ、日ごろからしっかりと
片づけで時間の余裕を持つようにし、
常に「余裕のまなざし」を
目の前にいる相手にむけられる人に
なりたいものです。
「気づき力」と「かたづけ力」、
どちらも大切にしていきたいですね。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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建設会社勤務の12年間。
頭の固さではだれにも負けなかった(笑)私に
仕事の段取りと片づけ方を
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建設にすこしでも関係のある方、
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◎編集後記
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なるほど!
確かに自分のことばかりで
余裕がない時には、周りのモノや人に
気を配るというのは難しいですもんね。
以前、申し訳なかったなと
思う出来事がありました。
私はよく道を聞かれることがあって、
普段は丁寧にお伝えするのですが、
時間がギリギリで焦っている時に
声をかけられた時は、さすがに
お断りしてしまいました^^;
これも余裕を持って行動できていたら
対応できていたなと。。
何事も普段から余裕を持つことが
大事だなとつくづく思いました^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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