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2021/01/13(水)

【川畑のぶこ】Q.相手を気にして自分を抑えてしまう…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q相手を気にして自分を抑えてしまう…

主人を気にしている自分を
変えるにはどうしたら良いでしょうか?

いろいろ考えたり断捨離を
少しやってみたりするうちに、
いつも私は主人を怒らせないように
気にしていると改めて思いました。

母も父に対して同じようにしていました。
男性を立てる。
怒らせたら何をするかわからないから、
怒らせないようにいつも配慮した行動をとっていました。

相手を尊重するのは大切ですが、
気にして自分を抑えるのを変えたいです。

【ひよこ・40代・会社員】

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A:FROM 川畑のぶこ

私たちには社会的な調和を
もたらしたいと言うニーズがあります。

相手への心配りや気遣いは
そんなニーズを満たしてくれますし、
それにより、心地よい環境に
身をおくことが可能になります。

ただし、心配りと気遣いは
似ているようでいて非なるものです。

心配りが相手への思いやりからの
行動であるのに対して、
気遣いは不安や恐れから自分を
守るために行われていることが多いです。

ひよこさんの場合、
波風を立てることへの恐怖から、
ご主人に気を遣われていることと思います。

気遣いは度を超えると気疲れになり、
それが慢性的となるとストレスが
蓄積されてしまいますね。

ひよこさんもおっしゃるように、
相手を尊重しつつも、
自己表現をする姿勢を育むことは大切です。

相手を大切にするのと同じように
自分自身も大切にするとコミットすることです。

そして、どんなに気を遣ったり配ったりしたところで、
相手は怒るときには怒るし、不機嫌なときは不機嫌である
ということも受け入れること。

徹底的に自分の感情を押し殺せば、
相手の感情もコントロールできるはずと思いがちですが、
ひよこさんが悪意を持って接するのでない限り、
相手の感情は基本的に相手にしかコントロールできません。

怒らせると何をするかわからないというのは、
脅しであり暴力です。

これに屈してはいけません。

相手を傷つけたり貶めたりする意図でなく、
基本的に相手への敬意や思いやりを大切にしつつ、
自己表現をした結果、ご主人が怒ったのなら、
それはご主人側の問題であって、
ひよこさんにはどうすることもできません。

ひよこさんにはご主人の感情の
責任をとることはできないのです。

なぜなら、感情の大半は
事実をどのように受け止めるかという、
その人の信念や思考に依存するからです。

ものの受け止め方や考え方はそれぞれの課題です。

今のご時世、男女平等と対等なパートナーシップを
育むことが大事と考える人もいれば、
全時代的な感覚で女は常に男を立てるもの
という考え方の人もいることでしょう。

互いに敬意があれば、
このような価値観を話し合うこともできると思います。

まずは、「どうするべきか」ではなく
「どうしたいか」を振り返り、
ひよこさんのしたいこと=ニーズを
明確にしてみてください。

それは、相手を傷つけたり
迷惑をかけたりすることですか?

おそらくそうではないでしょう。

そうであれば、
自分のニーズを満たすための
行動をおこしてみてください。

自分で自分のニーズを満たせるようになり、
エネルギーがチャージされてくると、
相手の機嫌次第で自分を満たしたり枯渇したり
することがなくなってきます。

断捨離で、ぜひ古い過去の
自分の価値観も手放してみてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?

一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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