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2020/10/07(水)

【川畑のぶこ】Q.不倫をした夫について

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.不倫をした夫について

主人が6年前に不倫をして、
3年前から実家で姑と暮らすようになり
家に戻りません。

子供は4人おり、
毎週一度自宅に主人が来て
家族そろっての夕食を共にしております。

不倫発覚当初より、
不倫関係の解消を求めても
全く取り合ってもらえず、
関係継続するのに私が耐えられなくなり、
3年前に主人に話し合いの土俵に
上がってもらいたくて、相手を調べて
慰謝料請求の内容証明郵便を送りました。

相手は経済的弱者なので
請求を取り下げるよう主人に求められて、
お金が目的ではなかったので、
慰謝料請求は取り下げました。
代わりに相手に主人に会わないで欲しい
とお願いの手紙を送りました。

相手からは謝罪と会わない
という内容の返事をいただきましたが、
主人は私がしたことに怒り、家を出ました。
アパートを借りるつもりだったようですが、
姑と説得して、実家で暮らすことになりました。

主人は私のことは
決して許せないと思っているようで、
私はいつでも待っているから
家に戻るように伝えていますが、
私のような者とはやっていけない
と言って、戻ってきません。

このような家族のあり方は私としては悲しくて、
主人の気持ちの変化を待つしかないと思いつつも、
何か私ができることがあれば、
働きかけをするべきなのだろうかと、
悩んでいます。

先生のお考えをお聞かせください。

【のら・50代・福祉施設勤務】

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A:FROM 川畑のぶこ

大変な中、とても忍耐強く過ごされている
のらさんのお姿が浮かびます。

ご主人の不倫に、いわゆる逆ギレ
ご主人が問題をすり替えて
ごまかし、自身の正当化を試みようと
する姿勢が伺えますね。

のらさんは、ご主人への愛はありますか?
それゆえに彼が戻るのを待っていたいと
思っていますか?

それとも、経済的な基盤などを失う
不安や恐れからの執着が強いでしょうか?

裏切りの体験というのは心に深く
傷を残すかもしれませんが、
同時に、夫婦や男女の関係性の
歪さについて教えてくれるサインでも
あります。

その関係が、愛や深い喜びから成り立つ
関係なのか、執着や打算による関係なのか、
静かに問い直す機会でもあるのかもしれません。

どっちが悪いか決着をつけ、
悪い方を責め償わせるのは比較的
簡単なプロセスでしょうが、
真の問題解決には至らないでしょう。

もっとも複雑でチャレンジングなのは、
これを機に、互いを理解するプロセス、
その前提に、自分自身をより深いレベルで
理解するプロセス、それはとりもなおさず、
自己成長を促すプロセスとすることです。

このような姿勢で起こっていることに向き合う
ことができれば、状況は好転するかもしれません。

ただし、決してのらさんの思い描いていた通りに
なるということではありません。

そうなるかもしれませんし、ならないかもしれません。

たとえ思い通りにならなかったとしても、
のらさんにとってもご主人にとっても、
経るべき必要なプロセスを経て得た学びは、
かならず人生に豊かさをもたらすことを
信頼してください。

その過程には、変化を受け入れ手放す
レッスンが含まれることが多いのです。

夫婦の関係において大切なものは
いったい何か、
妻と夫の、また女と男の価値観の差は
いったいどこにあるのか。

理解を試みる努力からはじめると良いと思います。

のらさんの苦しみが、執着からではなく、
純粋にご主人への愛からくるものであれば、
それを率直に伝えることです。

夫の不誠実な態度に自尊心が傷ついたと
嘆くのではなく、
心から愛するあなたを失うのが怖いのだと。

あなたと一緒にいることがこの上ない
幸せなことなのだと、素直に伝えてみることです。

相手をコントロールするために伝えるのではなく、
真に大切なことを伝え、理解を促すための
姿勢でありコミュニケーションです。

私たちは不安や怒りは表現するわりに、
愛の表現は出し惜しみしがちです。

事件や事故でもないかぎり、愛を棚上げ
してしまいします。

不安や怒りはどこからくるのか、
源が愛であれば、ぜひそこから
コミュニケーションをはじめる
努力をしてみてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
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一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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