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2019/07/03(水)

【川畑のぶこ】Q.娘への心構えと、元夫への嫌悪感の手放し方

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.娘への心構えと、元夫への嫌悪感の手放し方

いつもあたたかく深い
メッセージに癒されています。

娘が小6の終わりから不登校となり、
中二から私立の中学に転校し、
現在五月雨登校中です。

娘が小5のときに私が
娘、息子を連れて離婚しました。

私はフルタイムで帰宅が遅く、
娘は年の離れた弟の面倒を
良くみてくれるよくできた娘でしたが、

不登校がはじまってから、
一日家にこもってスマホ漬けとなり、
時折、理不尽なワガママを言って
暴れたり無視したり暴言を吐いたりするようになり、
ママなんかいらない、死ね、と何度か言われました。

元夫も、
理不尽なワガママを言って暴れたり、
ひきこもったりして、
仕事も家事も育児も私にやらせて、
文句ばかりつけました。

気分障害で入院、通院していますが
医師によると、病気というより
性格の問題が大きいとのことです。

娘も通院してみましたが、
病名がつくほどではないとのことでした。

娘の言動は愛情ほしさの裏返しなのだろう、
と思い、時短勤務に切り替えて、

普段からできるだけ娘の話を聞いたり、
いいところをみつけてほめ、
厳しい家計から私立のお金を出すなど、
私なりに頑張っているつもりです。

娘は元夫程にはひどくありませんが、
ふとしたことで理不尽な
ワガママっぷりを目にすると、

元夫への嫌悪感と重なり、
腹が立ち、娘を育て上げる覚悟がゆらぎます。

どうしたら、元夫への嫌悪感を
手放せるでしょうか?

私は娘に対してどのような
心構えでいたらよいでしょうか?

【Nattsu・40代・会社員】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

長い間、病気の元夫の理不尽さや
ワガママに耐え、フルタイムで仕事を
されながら、一人で家事も育児も
切り盛りされてきたのですね。

簡単なことではありません。

本当はNattsuさんだって、
夫や娘さんのように
崩れてしまいたいところを、
ギリギリ踏ん張ってきてこられたのでは
ないでしょうか。

まずは、よくここまで頑張ってきている
そんなご自身をNattsuさんがきちんと
称えてあげてください。

娘さんの不登校はとても気がかりですね。

小6から中学にかけては、ただでさえ、
ホルモンバランスも乱れ、
感情も不安定になりやすい時期です。

精神科医からはとくに問題ないとのこと、
「死ね」などという言葉は、親として
打ちのめされたような気持ちになることと
思いますが、まさに絵に描いたような
反抗期かもしれません。

壁に穴が空いたら赤飯を炊けなどと
言いますが、これまで「いい子」で
抑圧されてきた娘さんであれば、
その反動も大きいのかもしれません。

母親がいちばんイヤがるであろう、
父親のイヤな面を模倣し見せつけることで、
爆弾をしかけているのかもしれませんね。

誰もが通る、心理的な親殺しのプロセスと、
嵐が去るのを静かに待つのが賢明かも
しれません。

ここで「親の責任」とあたふたしないことです。

Nattsuさんは「育て上げる自信がない」との
ことですが、この時期は「自ら育つ」ことを
信頼して、愛情はかけつつも、

親から見た理想の娘を「つくりあげる」ことは
手放し、娘さんの個性的なプロセスを
見守る時期と切り替えてみてください。

Nattsuさんが娘さんに対して、

「そんな悪態ついていても、
あなたはあなたとしてちゃんと
育つから大丈夫」と、

ゆとりを持って接するコトができれば、
その娘さんへ対する信頼感は
非言語的なメッセージとして伝わるでしょう。

娘さんも「私は私でよい」
と自己受容や自己愛が育みやすく
なることでしょう。

今の娘さんは、自分を受け入れてほしい
反面、こんな自分はいやだという
両価的な苦しみがあることと思います。

そんな苦しみもぜんぶひっくるめて、
それでも大丈夫よ、と優しく包み込む
ゆとりをもてたら関係性は自ずと
穏やかなものに変わってくることと思います。

それをいちいち言う必要はありません。
態度で示せていれば十分です。

罵声を浴びさせられているときに
優しく包み込むのは難しいでしょうが、
娘さんが眠りについたその背中に
向かって包み込むのでもかまいません。

自分がどんな状況にあっても、
母は(母だけは)私の味方でいてくれて、
不器用ながら、見守ってくれている、
ということが伝われば十分です。

もちろん、
私たちは聖人でも観音菩薩でもありませんから、
ウリャー!と叫びたくなるときもありますが、

そのようなときは、
そんな自分を批判せず、
それでも私は私を見捨てずに愛すと、
包み込んであげてください。

私自身を包み込むことと、
私の継続である娘を包み込むことは
同義と受け止めて。

あのころが懐かしいと、
微笑む日がくることをどうか信じて。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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今日7月3日は
「ソフトクリームの日」だそうです。

忙しい時間が続くと、ふと
甘いものに手を伸ばしてしまって
後悔することもしばしばなのですが…

今日は心置きなく、ソフトクリームを
食べちゃおうと思います!

宮永笑子

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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