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2019/06/19(水)

【川畑のぶこ】Q.子どもに断捨離を伝えるには

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:子どもに断捨離を伝えるには

こんにちは。

先生の断捨離の書籍を拝見し、
自身は実践ができるように
なってきました。

しかし、家にいる3歳、6歳の
子供が家を散らかします。

おもちゃも、私はあまり
買い与えないのですが、

祖母からもらったものや、
今まで作った工作の作品など、
どんどん増えていきます。

私は、子どもがいない時に、
もう遊んでないおもちゃや、
過去の作品などをこっそり
捨ててはいますが、
これもどうなのかなあ。と思います。

以前、先生がメルマガで、
ご自身の息子さんにも
小さいうちから断捨離を教えている
と言われていましたが、

ご自宅・ご家族にどのように
伝えておられるのか、具体的に
教えて頂けると嬉しいです。

どうぞ宜しくお願いします。

【ポララ・30代・主婦】

————————————

A:FROM 川畑のぶこ

ポララさんこんにちは。

日々、断捨離に勤しまれて
いるご様子、何よりです。

そう、自身の断捨離が進むと、
次なる難関は、家族や
同居人のモノなのですよね。

というより、自身の断捨離が
進む前に他人のモノが気になり、

片づかない理由に
していることも多いでしょう(^_^;)

ポララさんのお子さんは
3歳と6歳とのこと。

断捨離を教えるのに
とても良い時期だと思います。

まず、ただ「片づけなさい」とか
「捨てなさい」とかと、
ガミガミ言うのではなく、
本人たちに穏やかに、笑顔で問うてみます。

「お部屋が散らかっているのと、
片づいているのと、
どちらが気持ちいい?」と。

片づいている方が気持ちいいと答えることで、
片づけとは気持ち良い状態を
つくることであると認識してもらいます。

さらに、

「モノが増えて散らかると、
どうなっちゃうかな?」

とクイズっぽく尋ねます。

気持ち悪いということ以外にも、
ホコリやカビやダニなどが増えやすく、
健康に悪い、菌がいっぱいになっちゃうこと、

モノがいっぱいだと、
何がどこにあるのか分からなくなって、
探すのに時間がかかってしまうこと、

すると遊ぶ時間が減ってしまうこと
などを分かってもらえると良いと思います。

災害などで、避難するときに
床にモノがいっぱいだと
逃げ遅れたり危なかったりということに
気づいてもらうのも良いですね。

くれぐれも説教ではなく、
クイズで子どもたち自身に
答えさせてあげてください。

答えがなかなか出てこないときは、
ヒントを与え、
自分たちで発見できるよう
促すと良いと思います。

単に「良い」とか「ダメ」とかと
伝えるのではなく、動機付けが大事です。

言われるからやるのではなく、
積極的な思考をもって、
自分自身がそれを大事だ、
と思うからやるという流れを作ります。

我が子の場合は、実際に
カビやダニの写真などを見せて、

目に見えないところでこういうものたちが
増えちゃうということを具体的に教えました。

「増えちゃうから片づけようね」
と親が結論づけず、

「増えちゃうんだってー!」

一緒に「えーっ!?キモーッ!!」

「どうする、どうする?
どうしたらいいと思う?」

「もうおうちに住むのやめて
外で暮らそうかー!?」

なんて、一緒に驚き
学んでいる感じも大切にしています。

子どもによっては実際の写真は
ショックや恐怖が強すぎるなら、
イラストなどを使うのも良いと思います。

いずれにせよ、片づけが自分のこととして
関連づけられるようにできると良いですね。

おもちゃや作品などは、
うちの場合は総量規制を働かせて、

そのスペース内に収まらない場合は、
ほかの何かを手放すルールを
つくっています。1 in 1 outです。

人生、アレもコレもぜーんぶ、
欲しいものは欲しいと
手に入れるのではなく、

何かを選び取るためには、
何かを諦めなければいけない、
智慧と忍耐のルールも学ぶ機会としています。

この、選び抜く力=選択と集中は、
子どもの将来に役立つと考えています。

作品は学校などで半ば強制的に作らされて、
さほど思い入れのないものも多いでしょうから、

本人や親が気に入っているものと、
そうでないものを取捨選択すると良いでしょう。
写真に収めるのもひとつですね。

取っておいたモノでも、時期が経つと、
「もう要らない」ということもあります。

うちは1ヶ月くらい経つと
大抵のモノは「もう十分」と、
要らないモノに分類されます。

2〜3ヶ月後に軍落ちして
サヨナラするものもあります。

ファーストフードやレストランの
お子さまセットなどについてくる
おもちゃなどは、その日のうちに
サヨナラというものも多いですね。

心が使うもの
(=物理的に使わなくても、それがあることで
心が躍動したり安心したりできるもの)
も含め、

定期的に「まだ使う?」と
尋ねるのも良いでしょう。

モノではなく、体験や思い出そのものを、
イライラではなくごきげんを大切に
日々過ごすことの大切さを、
親子で共有できれば最高ではないでしょうか。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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子どものモノや、家族のモノと
向き合うのは工夫が要りそうですね。

川畑さんのおっしゃるように、
お子さんと、楽しみながら
断捨離できたら素敵ですね!

宮永笑子

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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