ホーム / 【やましたひでこ】心にとっての滋養となるモノ
2019/05/09(木)
【やましたひでこ】心にとっての滋養となるモノ
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
5月9日、木曜日
<旧暦卯月五日>
そういえば、今年は
「たけのこご飯」を食べ損なったような。
もちろん、私の思うのは、
東京のお料理屋さんで出されるような、
ほんのぽっちりの気取ったそれではなく、
地元のたけのこの里の掘り立てを
大きな御釜で炊き上げた豪快なもの。
うーん、私にしてみれば、
もしかして、満開の桜を見逃すのより残念!?
これから、ふるさと石川の食卓を賑わす
地元の採れたての山菜たち。
たらの芽の天ぷらとか、
かたばみのゴマ炒めとか、
この時ばかりは、東京の
マンション暮らしがうらめしく
田舎に戻りたいと思うのです。
ああ、私、食いしん坊ですね。
ところで、ご承知のように、
「たけのこ」とは「筍」、
「竹かんむり」に「旬」<しゅん>。
この「旬」を愛でる気持ちは、
私たち日本人の気質、
資質と言っていいでしょう。
それは、なにより、
美しい四季に恵まれているからこそですね。
その季節の氣が充満しているもの。
エネルギーが高く生命力に溢れているもの。
それらを、自分自身の
「命」に置き換えていくことに、
とても長けているのが、
私たち日本人なんですね。
それはなにも
「食」に限ったことではなく、
心にとっての滋養となるモノもあるのです。
ところが、残念なことに、
この「旬」に、今の私たちは
どんどんと疎くなっているのです。
冷蔵庫の中を点検してみましょうか。
押入れの中を覗いてみましょうか。
クローゼットの中をあらためてみましょうか。
そうですね、自分に素直になれば、
「旬」から外れたものは
食べたくもないし、
使いたくもないし、
着たくもなくなっているはず。
私たちの「感覚」はとっても敏感です。
私たちの「感性」はとっても正直です。
けれど、私たちの「思考」は
とっても嘘が上手。
自分が
「食べたくない」とも、
「使いたいくない」とも、
「着たくもない」とも、
思い感じているにもかかわらず、
それらを封じ込める理由をいっぱい
探し出してくるのですからね。
おまけに、自分で探し出した、
その「捨てられない」理由に
逆らうことに、とっても
「後ろめたさ」を感じてしまう。
つまり、私たちの思考は
「捏造」(ねつぞう)が得意。
そうやって
「感覚」を麻痺させて、
そうやって
「感性」を鈍化させてしまう。
つまり、自分の内側から湧いてくる
「命の声」=「内在智」を
どんどんと無視し続けるのです。
だから、断捨離は、
まず、自分の目の前のモノと
向かいあうことによって、
自分にとっての
「不要・不適・不快」を
モノを通して自分自身に
問いかけることによって、
そして、それらを
取り除くことによって、
自分自身の素直な
思考・感覚・感性を
取り戻していくのです。
つまり、断捨離とは、
「命の声」=「内在智」のサビ落とし。
だとしたら、
断捨離をしない訳には
いかないですよね。
それでは、今日のあなたも、
断捨離でごきげんな1日を!
やましたひでこ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
今年のお盆は9日間の
大連休になるようです。
GWに続き、
またまたという感じですね。
連休は嬉しいのですが
どこに行っても混むのが辛いところ…
吉川広典
PS
仙台で6年ぶりに断捨離講演会を行います。
断捨離講演会in仙台への
エントリーはこちらから
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/c06m0wdb/297592/22009982?cap=MAIL
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
執筆者一覧
最近の投稿