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2018/08/29(水)

【川畑のぶこ】QA:承認欲求が強い娘との接し方

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:承認欲求が強い娘との接し方

高3の娘がいます。

高2の春から学校に
行けなくなってしまいました。

中学生の頃から、
自律神経失調症の症状が出てしまい
テニス部をやめ、体調面で
不調はありましたが、
学校や塾には楽しく通っていました。

高1の終わりぐらいから、
授業中にトイレに行きたくなり
そのことばかり考えて
授業に集中できなかったり、
食べると気持ちが悪くなり、
もし学校で吐いてしまったらと不安で、
朝食は取らずお弁当も少しにしたりと
本人なりに数ヶ月我慢していた結果、
我慢しきれず爆発し、
ついに学校に行けなくなってしまいました。

精神科で不安障害と言われました。

原因は色々な事が重なっていると思いますが、
今思うと私が小さい頃に娘にきちんと
向き合っていなかった事にも
原因があるのかなと…。

高校には放課後行ったり、
個別に定期試験を受けさせてもらい、
今は大学で勉強してみたい事があるので
前向きに受験の勉強をしています。

今回の事がきっかけで娘と衝突したり
話しあったりしている内に娘が
承認欲求が強いと思うようになりました。

本人もある程度自覚しています。
仲は良いのですが、
娘は私に理想の母親を求めていて、
そうじゃない部分が不満のようです。

(特に整理整頓が下手な事などが
不満の様で本人のストレスになっています。)

威圧的な態度を取られる事もあり、
喧嘩するととことん自分が納得するまで
しつこくなり終わりません。

今は断捨離を心掛けながら
家族や自分の為に日々の生活を
豊かに送る事で娘も気持ちが和らぐのでは
と思ったりもしていますが、
承認欲求の強い娘に具体的これから
どう接して行けばよいの、
どうかご指南下さい。

【アッコ・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

承認欲求の強い娘さんに
どのように接したら良いかわからず
お困りなのですね。

承認欲求を持っている人の
満たし方はシンプルで、その人を
承認することです。

ただ、問題となるのは、相手が
あなたに認めてもらっている
と感じられるように認めるかどうか
ということでしょう。

おそらく、アッコさんは娘さんを
認めていないわけではないのでは
ないでしょうか。

すなわち、アッコさんなりに
娘さんのことを認めている。
けれど、それが娘さんには伝わらない。

私たちは、自分が認めてほしい
かたちで認めてもらってこそ、
相手が真に自分を認めている
ということだと思いがちです。

でも実際は、相手は相手なりに
認めているのですが。

承認欲求の強い人というのは、
基本的に自分の価値を疑っていて、
他人に評価されることでその価値を
確かめようとしがちです。

とくに幼少期に親子関係において
親が自分を認めているのかどうかが
確かでないと、承認欲求は強く
なる傾向があります。

ですので、アッコさんの課題は、
単に娘さんを認めるだけではなく、
娘さんがアッコさんに認められていると
感じられるように認める、という
ことになるでしょう。

そのためにはコミュニケーションを重ねて
いくことが大事なポイントとなりますね。

「私は認めているじゃないの!」という
主張ではなく、どのようにすると
認められたと感じられるのかを
娘さんに確認してみてください。

そこに誤解があれば、その誤解を
解消するようコミュニケーションも
重ねてみてください。

たとえば
「私のことを認めているなら、
(私の価値に沿って)部屋を片付けてよ!」
というような主張があったのなら、
必ずしも誰かの価値にそって生きることが
その相手を認めることではなく、
相手は相手なりの価値判断を持って良い。

そして、私は私なりの価値判断を持ってよい
と認めることが大事なのも理解し、
シェアしてみてはいかがでしょうか。

部屋の片づけに関しては、愛して
いないから散らかしているのではなく、
アッコさんご自身の未解決の課題で、
これから取り組もうと努力していることも
伝えるのが良いのではないでしょうか。

また、娘さんに片づけ方に関して
彼女なりの意見を求めてみるのも
良いでしょうし、相手を認めるひとつの
行為になるのではなるでしょう。

最終的には、娘さんがご自身が自分のことを
認めてあげることが最も重要な課題となりますが、
まずは母親の働きかけとしてできることから
始めてみてください。

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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ちびまる子ちゃんの作者である
さくらももこさんが亡くなられました。

僕は小さいころから
ちびまる子ちゃんを観ていて大好きでした。

1990年1月7日の第一回目の放送を
観ていたのを今でも覚えています。

僕は10才でした。

小さい頃の思い出が
また一つ減ったような感覚になります。
なんとも切ないですね。

ありがとうという気持ちと、
ご冥福をお祈りします。

吉川広典

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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