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2017/05/05(金)

【小松易】女子中学生の笑いのツボ

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易

 

FROM 小松易

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

この時期になると毎年、
準備を開始するのが
某女子中学校の「かたづけ授業」。

お蔭様でこれまで7年間、
この授業が続いています。

やってみて分かったことですが、
中学生に片づけを教えるというのは
思いのほか大変です。
もちろん大変な分、
私自身いろんな意味で
毎回大変勉強になる、
そんな機会なのです。

土曜講座の授業の一つとして、
彼女らは選択して来てくれます。
その点で「よくぞ片づけを!」
という嬉しさがいつもあります。

ところが、授業を進めると、
通常の「大人向け」のセミナーとは
少し違う点がいつも気になって
いました。

それは生徒の反応の薄さでした。

言ってみれば、基本「クール」。
さらに中学1年生から3年生まで
別の学年、別のクラスから
集まっていることもあり、
様子をうかがって
黙っている生徒もいました。

通常、
ここは笑うポイントだと
自信を持って繰り出す話が
みんな滑ります。

毎年20~30人くらい。
基本何を言っても静かに
押し黙っている雰囲気です。

ところがある年に自主的に
取っているアンケートを読んで、
気がついたことがありました。

一見「超クール」に見えた
中2のAさんの感想文に
こう書かれてあったのです。

「第1回から3回まで
 ありがとうございました。
 小松さんのかたづけへの愛が
 とってもよく伝わってきました!
 私はこれからも
 片づけていこうと思います!
 本当にありがとうございました。」
(ビックリマークも原文通りです)

気づいたのは、
アンケートに書かれてある感想と、
授業中の彼女の態度とのギャップです。

もしかしたら、Aさんだけでなく、
他の生徒もこんな感じなのかな、
ふとそんな考えが頭をよぎりました。

翌年、あるセリフを準備していました。

年度が変わり、
クラスが変わったとはいえ、
私の心の中にどうしても言いたいことが
浮かんだからです。

もちろん、過去に使ったことが
ない言葉です。

そのセリフを使うタイミングまで
決めていました。

タイミングは、”ここ笑うポイント”
という話をし終わった、1秒後です。
つまり、「鉄板ネタ」を話した後、
ちょっと間を置いて、
そのセリフを言うと決めていました。

それは、
「はい、みんな心の中では笑ったり、
 大きくうなづいてくれていますよね。」

実際授業で言うと、
それまで真面目な顔をしていた
数名の生徒が思わず、
声に出して笑い出しました。

じつは笑いを狙うというよりも、
正直な自分の気持ちを伝えたい
そんな想いでしたので、
生徒たちが笑い出したのは
正直驚きました。

その後、相変わらず、
女子中学生の笑いのツボは
掴めていませんが、少なくとも
「見える景色」にだけ捉われずに
「見えない景色」もイメージしながら
授業ができるようになってきました。

女子中学生と年に1回、
「かたづけ」を通しての素敵な時間を
持たせていただいています。

相手次第ではなく、
さて自分がどうしたいのか。

そのことに素直になった結果、
相手の心まで動かす結果になった
のかもしれません。

モノの整理も同じように
やはり、「モノがどうか」ではなく、
まずは、「自分がどうか」から。

すなわち、モノ中心の分ける基準で
「使えるか、使えないか」ではなく、

自分中心の基準で、
「使うか、使わないか」が
効果的と言えるでしょう。

ぜひ、ゴールデンウィークの後半は
「私がどうしたいのか」を、
自分自身にまず聴いてみる
ところから、片づけをさらに
前に進めてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

洋服の断捨離では特に、
「まだ着れるよなー…」
「去年買ったばかりだよなー…」
と、気づけばモノ基準で考えてて
ハッとします^^;

「着たいか着たくないか」で、
もう一回見直そう。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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