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2017/01/25(水)

【川畑のぶこ】 [Q&A]攻撃的な夫の考え方と、子供への影響。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:攻撃的な夫の考え方と、子供への影響。

夫の考え方についてと、
その影響を子どもが受けるのでは?
という悩みです。

私自身、これまで勉強してきましたが、
今一つ確信が持てませんのでご相談します。

夫はボランティアなど「善意」に対して
非常に攻撃的で、敵意とすら感じられる
発言をします。

近々では阪神淡路大震災発生日に
誕生した男性が地震の語り部として
活動しているニュースに
「ばからしい。地震の日に生まれた
くらいで語り部なんてするな」
と発言していました。

これは何か?とずっと考え
「人の善意と、それに基づく行動が
良い変化を起こす可能性を信じて
いないのでは」と思い当たりました。

私の考え方は真逆で、息子にも
人への信頼感と可能性を信じて
ほしいと思っており、しかし
夫を息子の前で批判・非難するのは
父親への信頼を失わせると思いますので
「お父さんはああいう考え方だけれど、
いろんな考え方があるし、
お母さんはこう思っている」
と、夫を貶めるような言い方ではなく
話しておりますが、これでいいのか
どうか迷う気持ちがあります。

夫は在日の方々や韓国人にも攻撃的
な発言が多く、そのたびに息子には
「国でひとくくりにするのではなく、
各個人を見て判断するように」
と言っておりますが、息子が差別的
な人間になるのでは…という心配も
あります。

夫には何回か息子のいないときに
指摘したことがありますが
「それの何が悪い。本当のことだろう」
と言われ、
「彼がここまで培ってきた考え方なのだ」
と納得しました。

長くなってすみませんが、
ご助言いただけるとありがたいです。

【あるまま・52歳・フリーライター】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご主人の言動によって息子さんに
悪影響があるのではないかと心配して
いらっしゃるのですね。

確かに、子どもは親の言動の影響を
大きく受けます。ただし、それは
教師として影響を受けることもあれば、
反面教師として影響を受けることも
あります。

親が常に子どもの模範となるような
言動ができたに越したことは
ありませんが、親も人間ですから、
常にというのは不可能です。

子どもは親である私たちよりも
自然に近いので、何が健全であり
調和的かというのは肌で感じて
いると思います。ですので、
その感性を信頼し、母である、
あるままさんが教師となるよう
模範を示されてはいかがでしょうか。

それと同時に、ご主人が人々の
善意や善行に対して何故そこまで
過剰反応しなければならないの
かも振り返り、理解を深めて
みるのも良いかもしれません。

想定されるものとして、
彼の成育歴で重要な役割を
果たす身近な人物(たとえば親)が
外面ばかり良く、偽善的で、
ご主人を苦しめたり混乱させたり
したことが考えられます。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い心理で
自分を苦しめた偽善者が行っていた
のと同じ行為を目にすると、
条件反射的に苦しみを感じてしまい、
この感覚をもたらす人間は
みんな偽善者だという、歪んだ認知が
形成されていることが考えられます。

人間は皆、自分が価値ある存在だと
信じたいものです。
私たちは不器用なので、自分が正しく
価値ある存在であるためには、
自分を苦しめる相手を否定しなければ
いけないことがあります。

ですので、彼の真意は、善意に
対して敵意を持っているのではなく、
偽善者や偽善的な行為に敵意を
持っているのかもしれません。
ただ、本人に、真の善意と偽善の
区別がつかなくなってしまっている
ことが考えられます。

人種差別も然り、自分の価値を
確認するために、優位でいなければ
いけない。そのために、
相手を見下したり、蔑んだり
しなければいけない不安の心理が
働いていることが考えられます。

この優越感は劣等感が反転
しただけで、本質は自分に対する
「自分は価値のない人間なのでは?」
という自己疑念の裏返しであることが
多いです。

あるままさんには想像できない、
人間が信じられなくなるような
ある意味、人生の事故のような
経験がご主人の過去にあって、
無意識のうちにそのような価値観や
言動パターンが形成されてしまった
のかもしれません。

どうでしょう?

彼には彼の人生の課題があり、
苦しみと向き合っていることを理解し、
あるままさんはあるままさんにとって
大切だと思うものを大切にし続け、
息子さんと豊かに関わり続けたら
良いのではないかと思います。

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◎編集後記
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育った環境、親から受けた影響は、
大人になってもリセットはされない。
でも、支配され続けるかどうかは
自分次第。

、、って思うこと、最近よくあります。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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